光速の脚を持つセナが、極悪非道のヒル魔に目をつけられて正体不明の選手「アイシールド21」としてアメフトデビュー。
デビュー戦で見事初勝利を飾りましたが、2回戦では王城ホワイトナイツのエースである進にほぼ完全に抑えられて完敗し、春の大会は敗退。
東京地区優勝を果たした王城も、関東大会準決勝では神龍寺ナーガに惨敗。力の差をみせつけられます。
各チームとも秋の大会に向けて再始動し、泥門は新メンバーを加えながら賊学カメレオンズ、太陽スフィンクス、NASAエイリアンズと練習試合を行う中で、少しずつ成長していきます。
NASAエイリアンズに僅差で敗れた泥門デビルバッツはそのままアメリカ合宿で地獄の猛特訓「デス・マーチ」を敢行。どぶろくトレーナーと瀧兄弟も加わり、帰国。
そして秋大会が開幕。泥門は1回戦で網乃サイボーグス、2回戦で夕陽ガッツ、3回戦で独播スコーピオンズを撃破し、ベスト8に進みます。
次の相手は強豪とみられていた柱谷ディアーズが新鋭の巨深ポセイドン。
長身を相手に互角に渡り合う泥門ですが、キックの差で巨深にリードを許します。
試合終了まで残り18秒。
最後にヒル魔はアイシールドのランに賭けます。
果たしてアイシールドはタッチダウンを奪えるか。
15巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
泥門デビルバッツ vs 巨深ポセイドン 決着
泥門の攻撃。命運を託されたアイシールドと筧の一騎打ち。
追い詰められたアイシールドの中で、アメリカ合宿で鍛えられたステップと10年に及ぶパシリで鍛えたスピンを加えた走りが融合し、新たな必殺技「デビルライトハリケーン」を編み出します。
〈デビルライトハリケーンで筧を抜く[アイシールド21 15巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
見事に筧を抜いたアイシールド。
そのままタッチダウンかと思いきや、背後から水町が執念でアイシールドを捕らえます。
〈水町の執念[アイシールド21 15巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
タッチダウンまであと30cm、試合終了まで残り2秒。ヒル魔はタイムアウトで時計を止めます。
逆転のために泥門が選択したのはデビルバットダイブ。
〈ラストプレーはデビルバットダイブ[アイシールド21 15巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
アイシールドの跳躍は水町に叩き落とされますが、水町の懐に飛び込んだ小結が押し倒し、アイシールドが倒れこみながらもタッチダウン。ラストプレーで泥門が逆転を飾りました。(試合終了 泥門18 -17巨深)
泥門の次なる相手が西部ワイルドガンマンズに決定
その他の会場では王城ホワイトナイツが順調に勝利。
また西部ワイルドガンマンズもセナの走り方の師匠であるエースランナー甲斐谷陸(リク)を温存しながらも勝利。
〈セナの兄貴分、甲斐谷リク[アイシールド21 15巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
泥門の準決勝の相手は西部ワイルドガンマンズとなります。
勝敗のカギを握るキッカーの存在
準決勝の前に行われた泥門の体育祭。
西部戦の対策として、キッドのパスを封じるために泥門はバンプの練習を行います。
クオーターバックのヒル魔とキッド、エースランナーのアイシールドとリク、レシーバーのモン太と鉄馬。
戦力の差はキッカーの有無になりそうです。
そして泥門の選手登録にはムサシの名前が。
ムサシの過去と本音
中学で一緒にアメフトを始めたヒル魔・栗田・ムサシは揃って泥門高校に入学し、デビルバッツを創部。
一緒にクリスマスボウルを目指しますが、春大会1回戦の最中にムサシの親父が倒れ、ムサシは家業を継ぐためにアメフトの道を諦めていました。
それを聞いたモン太とセナはムサシを説得を試み、ムサシから「本当は今でも一緒にアメフトをしたい」という本音を引き出します。
〈アメフトに未練を残すムサシ[アイシールド21 15巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
西部ワイルドガンマンズの実力は、泥門が引き分けた太陽スフィンクスを60-0で圧倒するほどのものでした。
ムサシがいなければ勝ち目は限りなく薄いながらも、奇跡を信じる泥門。
ついに泥門と西部の運命の一戦が始まります。
【15巻のまとめ】
泥門と巨深の試合はアイシールドが新しい必殺技「デビルライトハリケーン」を編み出して筧を抜き、最後は水町の執念も振り切って泥門が逆転勝利。
準決勝の相手は西部ワイルドガンマンズに決まります。
勝敗のカギを握るのはキッカーの差。
泥門はムサシが帰ってくるのを信じ、試合に臨むのでした。
次巻へ続きます。
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