薄幸サラリーマン更科二郎が、ひょんなことからロードレースの特訓をすることになりました。
「更科の妻が失踪している」という深い闇が明かされた一方で、綿谷先生も含めサポートを得ていく更科。
部下の小菅も娘のふくのも手がかかる存在ですが、自転車に乗っているときだけは何もかも忘れられます。
乗鞍岳ヒルクライム本番に向けての最終試練として、晶との本気のバトルが始まりました。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
更科 VS 晶 決着
箕輪が言った「ヒルクライム向きではない」の意味。
ヒルクライムは自分との戦いで、自分の努力がそのままタイムという結果に反映されますが、更科は人との競争で活き活きするタイプ。
つまりタイムは重要ではなく、相手に勝てばいいというロードレース向き、という意味でした。

〈箕輪のアドバイス [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
そして、目の前には本気を出している晶。
箕輪の言葉で更科の闘争心にも火がつきます。
みるみる加速し、晶を追い抜いてゴールする更科。

〈晶を抜く更科 [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
タイムも無事、目標をクリアです。
乗鞍岳に向けて集まるライバルたち
人生修行のため、祖父にもらった形見の自転車で日本10周の旅をしている青年が登場します。
彼の名は車坂弾吉。
旅の途中で弾吉は自転車を倒されたと誤解し、ロードレーサー達に勝負を吹っ掛けます。

〈祖父の形見の自転車で旅をする弾吉 [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
見事に無視されますが、彼らがが乗鞍岳ヒルクライムに出場することを知った弾吉は、自分も出ることを決意します。
強面ながら実はメンタルの弱い桜島も、乗鞍岳に並々ならぬ意気込みを固めています。
ずっと勝てなかったライバルに勝てたら、誘われたプロチームに入る、と決めていました。
姉が入院し、姉とともに叔父の世話になっている桜島は、就職かプロ入りか迷っていたようです。
そして更科を目の敵にする砂場も高額のロードバイクを購入し、出場を決めていました。
更科の部署にコンサルタントが派遣され、さらなる人員削減のプレッシャーがかかります。
目をつけられた更科は、半田との約束で結果を出すためにさらに闘志を燃やします。
レース前夜のドタバタ
レースは泊りがけで行われるため、期間中は更科はふくのを祖母に預ける気でいたのですが、その祖母がぎっくり腰に。
更科は綿谷先生にふくのを預かってもらえないかお願いします。
綿谷先生は家族旅行の予定が入っていましたが、ふくのも連れていくことで了承しました。
そしてレース前日。乗鞍岳に続々と出場者が集まります。
そして砂場は替え玉出場の噂を広め、大会レポーターの益田・プルセギン・ヨーコにも情報が届いてしまいました。

〈替え玉の情報を掴むヨーコ [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
その夜、「ふくのが旅行先で高熱を出して救急搬送された」と綿谷先生から電話が入ります。
更科は泣く泣くレースを諦め、タクシーに乗ってふくののもとへ急ぎます。
が、病院の場所を聞けば、乗鞍岳からすぐ近くの病院でした。
無事、病院についた更科は綿谷先生にレースに出る事情と、自転車に乗ることで娘から解放されていたことを打ち明け、綿谷先生もそんな更科を励まします。
いったんレースを諦めた更科は出場するか迷っていましたが、回復して目を覚ましたふくのがそんな父の背中を押します。
ふくの「おてんしゃ(自転車)乗るのも仕事のうちぞ?パパはかもめぞ?」

〈ふくのなりの後押し [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
ふくののいう「かもめ」は更科の捉えるような”烏合の衆”ではなく、「かもめのジョナサン」からきているもののようで、褒めているのです。
更科は娘の言葉で出場を決め、急いで変装の準備をしながらレース会場に向かいます。
替え玉出場がバレる
レース会場では、半田が周囲から替え玉について問いただされていました。
なぜゼッケンをつけていないのか、なぜ自転車すら持ってきていないのか、なぜ朝食を2杯も食べたのか、など。
適当にシラを切る半田でしたが、その前に変装した更科が登場してしまいます。

〈替え玉出場がバレる [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
半田はとっさにプランを変更し、
「自分に憧れていた弟子の更科が、病気で出られなくなった自分の息子の枠でどうしても走りたいと言いだし、挙句の果てには自分の息子に似せる変装までしてきた」と無理やり誤魔化します。(時間内に完走すれば、という半田との約束は生きたままです)
大会運営にも認めさせ、更科は変装を解いて半田の息子、半田勇二郎の枠で出ることになりました。が、勇二郎の登録は「チャンピオンクラス」。
更科は優勝を目指す猛者たちと同じトップのカテゴリでレースに臨むことになってしまいます。
替え玉は未遂に終わったものの、レポーターのヨーコは出場者のなかから法聖大の南部、稲田、堤の3人に声をかけ、レースを冒涜しようとした更科に嫌がらせをするようけしかけます。

〈更科への嫌がらせを指示するヨーコ [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
乗鞍岳ヒルクライム、スタート
スタート直前。更科は法聖大の3人によってみるみる最前列に押し込まれ、スタートと当時に後ろから大勢に小突かれまくります。

〈嫌がらせを受ける更科 [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
桜島はライバルを視認できず、ライバルに勝つことはできなかったと悟り、プロチーム入りを諦めたままスタートしました。
更科はスタート以降も嫌がらせを受け続け、両脇を後ろを固められて早速身動きが取れなくなってしまいます。
圧力にビビり、落車しないようにするので精いっぱいの更科。
そこに砂場が現れ、嫌がらせに加勢しようとします。
更科の前方を塞ぐ砂場でしたが、更科にとっては僥倖となりました。
砂場が前方で壁となることで空気抵抗が減り、更科は体力を回復。
箕輪の指示で更科は前方に活路を見出し、単独でアタックを仕掛けます。

〈砂場を利用して前方に活路を見出す更科 [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
嫌がらせをしていた稲田と堤は初心者の単独アタックに不意を突かれて反応が遅れ、更科は集団を抜け出しました。
唯一食らいついたのは南部。
ヘアピンカーブにさしかかったところで、箕輪は更科にコース取りを指示します。

〈ヘアピンカーブでのコース取りを指示する箕輪 [かもめ☆チャンス3巻](c)小学館/玉井雪雄〉
練習の時とは違うコース取りですが、箕輪曰く「アタックに喰いついてくる奴を確実に沈めるライン取り」とのこと。
果たしてうまくいくのでしょうか。
【3巻のまとめ】
晶との最終試練も突破し、スタート前夜のドタバタや替え玉出場未遂などをすべて乗り越え、乗鞍岳ヒルクライムがスタートしました。
マークされて嫌がらせを受けつつも単独アタックを仕掛けて抜け出した更科に、法聖大の南部が喰らいつきます。
そしてさしかかるヘアピンカーブ。箕輪の指示したライン取りで南部を沈めることができるでしょうか。
次巻へ続きます。
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