偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
克己やビスケット・オリバやジャック、ガイアらも戦い、スペック・ドリアン・ドイル・シコルスキー・柳らに勝利した。
しかし柳の毒手に蝕まれ、衰弱していく刃牙。
刃牙の死を目前にして悲しみに暮れる梢江の前に伝説のボクサー、マホメド・アライの息子が姿を現す。
マホメドJrは父が成しえなかったファイティングスタイルを確立した天才である。
他方、刃牙は飛騨の山中で静養。
しかし状態は良くならず、烈が刃牙を気絶させてヘリでどこかへ搬送するのだった。
20巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
舞台は中国へ
刃牙を乗せたヘリはそのまま中国へ飛ぶ。
目を覚ました刃牙は烈の手ほどきのもと、中国に伝わる薬膳料理で治療にかかる。
さらに烈は中国で100年ぶりに開かれる一大格闘技トーナメント、真の海王を決める大擂台祭に刃牙を推薦した。
〈刃牙を推薦する烈 [バキ 20巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
擂台祭に出場する資格があることを証明するため、刃牙は少林寺の実力者にして次期海王候補の張と立ち会うこととなる。
マホメドJrを試す勇次郎
その頃マホメドJrは勇次郎と対峙していた。
勇次郎は父をも超えるスピードを誇るマホメドJrを試すかのように床に寝そべり、父が猪狩を相手に手も足も出せなかった状況を再現する。
〈アライ・猪狩状態を再現する勇次郎 [バキ 20巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
その勇次郎を相手にマホメドJrは打破を試みることなく、戦わずに部屋を去る。
怒る勇次郎が後を追おうとしたときには、もうマホメドJrの姿は無かった。
擂台祭の出場権を勝ち取る刃牙とマホメドJr
刃牙と張の立ち合い。
少林寺の門下生らが見守る中、刃牙はあっさりと張の攻撃をかわし、実力の差を見せつけた。
〈張を子ども扱いする刃牙 [バキ 20巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
張は潔く負けを認め、刃牙の擂台祭出場が決まった。
擂台祭に出るのは中国全土に散らばる海王たち、そして勇次郎も出場する。
大会の噂を聞きつけたマホメドJrも出場資格を得るために立ち合いを申し出る。
相手がとったのは、まさかのマホメド・猪狩状態。
今度は逃げることは許されないマホメドJrだったが、あっさりとマウントポジションから相手を圧倒し勝利。
〈楽々勝利を挙げるマホメドJr [バキ 20巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
こうして擂台祭の出場者が出そろった。
擂台祭の出場者たち
出場するのは
劉海王(烈の師匠)
烈海王
孫海王
楊海王
陳海王
除海王
毛海王
サムワン海王
李海王
範海王
ドリアン海王
寂海王
郭海皇(140歳、前回大会覇者)
マホメド・アライJr
範馬勇次郎
範馬刃牙
の16人。
中華最強を決めるトーナメントが始まる。
〈擂台祭開幕 [バキ 20巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【20巻のまとめ】
烈に連れられて刃牙は中国へ。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
マホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
次巻へ続きます。
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参考地下格闘士と死刑囚たちとの死闘、そして舞台は中国へ『バキ』全31巻+外伝【ネタバレ注意】
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