地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになる。
烈が自らを餌として名乗りを上げるも、最後はピクルの突進の前に散り、右脚を失った。
次に刃牙が覚悟が固まらないままピクルと対決し、不覚を取ってしまう。
刃牙は目標とする勇次郎を超えるためにピクルとの再戦に可能性を見出していく。
他方、烈の仇を討つためにピクルとの対戦を熱望する克己は烈や郭海皇のサポートでマッハ突きを進化させた。
神心会の門下生たちに見守られながら、克己がピクルに挑む。
猛攻を仕掛ける克己だがピクルからダウンを奪うが決定的なダメージを与えることはできず、逆に克己の身体が耐え切れずに大きな代償を払うのだった。
17巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ピクル vs 克己 決着
横たわったままのピクル。
右腕を止血し勝利を確信し、大歓声を送る門下生たちに感謝する。
しかしピクルが寝返りをうつ。
ダメージを負って倒れているのではなく、克己にはもはや攻撃力が残されていないことを悟って休んでいるだけだったのである。
〈ピクルにダメージは無かった [範馬刃牙 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
強敵との別れを察して涙しながら休むピクル。
克己は自らが強敵と認められたことに達成感を感じながら、右腕を食われた。
〈右腕を喰われた克己 [範馬刃牙 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクルは倒れ込む克己に感謝するかのように掌を合わせる。
戦いへの満足感が身体を満たし、初めてそれ以上食べることなくピクルは帰路に就くのだった。
刃牙に託されたバトン
克己の敗北を正座して見送る門下生たち。
刃牙や独歩も克己の成長と戦いぶりに言葉が出なかった。
静寂が流れる東京ドームにはただピクルのあげる遠吠えだけが低く響いていた。
一命をとりとめた克己を烈が見舞う。
日中合作をぶつけた、誰もが羨むような試合をしたと感傷に浸る2人の前に刃牙も姿を見せる。
ピクルに勝つという使命は克己から刃牙へと託されるのだった。
〈バトンは刃牙へ [範馬刃牙 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ジャックが立ち上がる
ピクルをイメージしながらシャドーファイトする刃牙。
刃牙の想像力を以てしても底の知れない強さを秘めるピクルに、刃牙は胸を膨らませる。
たまらず部屋を飛び出し、翌日すぐにでもピクルのもとへと出向くことを決めた。
しかしその前にジャックがピクルの前に現れ、刃牙よりも先に勝負を仕掛けるのだった。
〈ジャックが挑む [範馬刃牙 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【17巻のまとめ】
善戦虚しく克己もピクルに敵わず、右腕を失う結果となった。
烈と克己から刃牙へとバトンが託される。
しかしその前にジャックが立ち上がり、ピクルに勝負を挑むのだった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
参考地上最強の親子喧嘩に決着!『範馬刃牙』全37巻+外伝【ネタバレ注意】
続きを見る