地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、ミスター2の存在と強さを目の当たりにする。
「2代目のミスターアンチェイン」として「ミスター2」の異名をとるゲバルの実力は勇次郎とオリバと並び衛星偵察の対象になるほどである。
一方、出所が近づくマイケルの前に「マウス」と呼ばれる3人組の看守が立ちはだかる。
マイケルの復帰後のタイトルマッチを阻止すべく裏取引で雇われた彼らは見事なコンビネーションでマイケルを圧倒していくのだった。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
マウスの前に現れたゲバル
マウスの3人に一方的にやられるマイケル。
マイケルは壁を背にして正面から3人を相手にしようとするも、3人同時の攻撃には敵わず滅多打ちにあう。
二度とボクシングができないようマウスがマイケルの腕の鍵を切ろうとしたとき、ゲバルが姿を現した。
〈ゲバルが前転しながら現れる [範馬刃牙 5巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ゲバル vs マウス
百戦錬磨のマウスが息をのむほどのゲバルの存在感。
ゲバルを取り囲み、必殺のフォーメーションからマウスが仕掛けるが、ゲバルは一瞬で一人を粉砕。
〈一瞬で一人を粉砕 [範馬刃牙 5巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
もう一人があまりの恐怖に逃げ出し残る一人は戦意喪失した。
オリバとゲバルの間に入ることのできない刃牙
意識を取り戻したマイケルは恩人となったゲバルに感謝。
そして刃牙もゲバルに敬意を払い、オリバとの決闘の後に試合を申し込もうとする。
ゲバルは「今、この場でも」と言いかけたとき、そこにオリバもやってきた。
自分のために戦うゲバルと、彼女のために戦うオリバのぶつかり合い。
蚊帳の外に置かれた刃牙が2人に喧嘩を売ると、2人は息を合わせて刃牙を排除する。
〈2人に張り倒される刃牙 [範馬刃牙 5巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
深愛する彼女のハンカチを取り出すオリバに対し、ゲバルは唾をはきかけて挑発。
大事なものを汚されたオリバは大声で泣きわめきながらその場を後にするのだった。
〈嘆き悲しむオリバ [範馬刃牙 5巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【5巻のまとめ】
マイケルが破壊される前にゲバルが現れ、マウスを一蹴。
オリバに続いて折り紙付きの強さを見せるゲバルにも刃牙が決闘を申し込もうとするが、オリバとゲバルの間に割って入ることができない。
オリバとゲバル、2人の激突が近づいていた。
次巻へ続きます。
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