荒邦は正親から情報を得て3年4組の裏切り者を探り、その中で司令塔の澄彦と、骨子の親友である棘屋を信頼できる仲間として、錚々児捜査団を結成する。
修学旅行では不良高校の鬼怒ヶ島高校と日程が丸かぶりして衝突が発生。
道中で貂礼という学生と荒邦は意気投合するが、貂礼とその連れである豹香は、実は骨子を狙う敵対勢力「尾噛組」からの刺客だった。
それにいち早く気づいた正親は、荒邦に情報提供する代わりに「自分のことを一千万倍好きになれ」と熱烈なキスをする。
だが2人がキスをしているところを骨子に目撃されてしまうのだった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
両思いの2人
荒邦と正親がキスしているところを目撃してしまう骨子。
骨子は正親が荒邦のストーカーだったのだ、と勘違いしてしまう。
骨子にライバル宣言する正親を諫めたい荒邦だが、骨子に告白しかけてやめる。
心中穏やかでない骨子は、棘屋に「荒邦のことが好き」という本心をはっきり語り、自分から荒邦に告白しに行こうとする。
だが荒邦もちょうど澄彦に「錚々児を卒業したら骨子に告白する、本気で好きだから」と宣言しており、骨子はそれを聞いてしまった。
骨子はお互い好きなのに、高校卒業まで付き合えないことに悶々とすることになるのだった。
最強の2人
修学旅行2日目。
荒邦と骨子はお互いを意識して、ギクシャクした関係になっていた。
そこに骨子たちを狙う豹香と貂礼が攻撃を仕掛けてきた。
3年4組が応戦するが、豹香と貂礼の動きと圧倒的なパワーに押されてしまう。
豹香と貂礼は小さい頃から殺しの英才教育を受けてきた、尾噛組の殺し屋集団「猟犬商会」の刺客なのだ。
ついに3年4組は「猟犬商会」の2人にやられてしまう。
そして、そこに現れたのが澄彦。
防戦一方かと思われた澄彦だったが、本気を出すとあっという間に貂礼を上回る。
豹香が貂礼と2人がかりで澄彦を倒しにかかるが、それでも澄彦は本気を解禁し無傷で2人を退けるのだった。
人の命の尊さを説く荒邦
無事に「猟犬商会」を退けた3年4組は骨子たちと合流。
澄彦と湾が「猟犬商会」を拷問していると、荒邦もそこへ合流する。
豹香と貂礼はまだ14歳で、尾噛組に殺し屋として雇われ、荒邦は心を痛め尾噛組に怒りを表す。
荒邦は幼い頃に貂礼と同じ歳の子どもに母を殺された過去を引き合いに出しながら、「もう誰にも大事な人を奪わせないように守り続ける」と決意を新たにするのだった。
骨子&正親大ピンチ
その頃、骨子は今日、荒邦とあまり話せなかったことを悔やみ荒邦を探して歩いていた。
荒邦を鬼怒ヶ島高校の不良たちが誰かを人質を取って荒邦を誘き出そうとしていることを知った骨子は、いてもたってもいられず、1人で鬼怒ヶ島高校の不良たちの後を尾行し始めた。
その頃、骨子の不在に気づいた棘屋たちは荒邦と澄彦に急いで報告し、骨子の捜索が始まる。
鬼怒ヶ島高校の不良たちの後をつけてきた骨子は廃病院で尾行がバレてしまい、大ピンチに。
追い詰められたところへ荒邦が現れ、骨子を助ける。
骨子は荒邦に人質の存在を伝え、助けようと骨子と2人でベッドの下に隠れていると、そこに人質にされていた正親の姿を発見した。
正親は「猟犬商会」の存在を荒邦に伝えようとしたところで、鬼怒ヶ島の不良に連れ去られてしまったのだ。
縄を解かれた正親が荒邦に抱きついているところを見て、嫉妬を隠せない骨子。
正親と荒邦で協力して不良たちを全員倒すことに成功。
荒邦の顔を見た骨子と正親は改めて荒邦に惚れ直し、荒邦を好きな者同士、ライバルとして握手を交わすのだった。
荒邦に敬意を表する「猟犬商会」
修学旅行最終日、新幹線に乗り込もうとする荒邦に声をかけたのは「猟犬商会」の豹香。
豹香は荒邦が貂礼に人を殺すことをやめろと叱ったことに礼を言いに来たのだ。
豹香もまた、荒邦が骨子のことを好きなのと同様に、貂礼のことが好きだったのである。
豹香は荒邦の背中にお辞儀をして敬意を表した。
最強の殺し屋
一難去ったかと思われた矢先、「葬儀屋」と名乗る呑頭会の刺客が姿を見せる。
葬儀屋は集団でタイミングよく襲撃をかけ、澄彦は裏切者が裏で糸を引いていることを確信。
3年4組の全員に「戦わずに必ず生きてここから帰ること」を命じる。
だが澄彦の前には葬儀屋の「怪物」紫炎が立ちはだかるのだった。
3年4組の大ピンチと「猟犬商会」の応援
連戦のダメージもあり劣勢に陥る3年4組だが、「猟犬商会」の豹香と貂礼が助けに入る。
骨子は無事に新幹線に乗り込み、あと乗っていないのは荒邦と棘屋と澄彦だけ。
「葬儀屋」たちは既に裏切者を嗅ぎまわっている荒邦、澄彦、棘屋の3人を狙っていたのだ。
それはつまり、「裏切り者」に捜査団のことがバレていることを意味していた。
荒邦は棘屋と共に走っている新幹線の上に飛び乗って逃げようとするが、そこにも「葬儀屋」のリーダーである「社長」が。
棘屋が斬られようとしたところを貂礼が庇って負傷し、豹香が助けに駆け付ける。
そして激闘を繰り広げていた澄彦と紫炎も新幹線の天井を破って出てきた。
紫炎の顔のかすり傷を見た、「社長」は怒り狂いながら荒邦たちの方へ向かってくるが、荒邦は正親が持っていた玩具の手榴弾をブラフに使い、新幹線から飛び降りた社長と紫炎を置き去りにして逃げることに成功。
救急搬送された貂礼は、豹香の顔を見て殺し屋を引退することを決意した。
3年4組の面々はもっと強くある必要を痛感し、澄彦は、3年4組の師匠に会いにいくことを決めるのだった。
裏切り者の正体が明らかに!
3年4組の師匠、それは荒邦の父・丈夫だった。
澄彦は指導を乞うが、澄彦はキッパリと断り、3年4組の面々を甘やかさせた澄彦を強く非難する。
だが3年4組のギャンブラー・孔蘭が皆で強くなって卒業を迎えたいと口火を切り、皆が丈夫に頭を下げる。
丈夫は自分が育てた3年4組の面々がいつか人を殺してしまうのが怖いと躊躇っていたが、荒邦が「あいつらに人を殺させない、親父に恥はかかせない」と約束したことで、丈夫はついに稽古をつけることを決心。
だがそんな折、正親のもとに「裏切者」から新たなメッセージが。
その差出人は、ギャンブラー・首藤孔蘭なのだった。
【3巻のまとめ】
修学旅行で「猟犬商会」と「葬儀屋」という2つの刺客からの襲撃を何とか凌いだ3年4組。
骨子は荒邦と両思いであることがわかり、正親との恋のバトルが始まる一方、3年4組は全員で強くなるために師匠である荒邦の父・丈夫に稽古をつけてもらうことに。
そんな折、正親の元に「裏切者」から新たなメッセージが届く。
その「裏切り者」の正体は、3年4組の「ギャンブラー」首藤孔蘭なのだった。
【3巻の見どころ】
この巻の見どころは、荒邦と骨子の心の葛藤と、強敵「猟犬商会」に立ち向かう3年4組の戦いです。
特に注目すべきシーンは、骨子が荒邦を助けようと命を懸ける場面です。
廃病院で不良たちに追い詰められ、骨子が荒邦の登場で救われる瞬間、二人の絆が深まる様子に胸が熱くなります。
また、修学旅行中に豹香と貂礼の登場で3年4組が壮絶な戦闘に巻き込まれるシーンでは、澄彦の力強さと共に、仲間同士の信頼と絆が描かれています。

次巻へ続きます。
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