赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北は藤真率いる翔陽も破り、決勝リーグへ進出。
決勝リーグ初戦の海南戦。
序盤に海南がペースをつかみ、劣勢の湘北。
海南の高頭監督に花道が初心者であることを見抜き、見事に抑えられる花道。
さらにゴリの負傷交代でピンチに陥った湘北でしたが、流川の大活躍で同点のまま前半を終えます。
後半に復帰したゴリもアドレナリン全開で痛みを感じさせないプレーを見せますが、海南も牧と神のコンビでペースを渡しません。
ほぼ互角の展開が続き、試合は終盤へ。
15巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
湘北vs海南 決着
試合も終盤。スタミナに余力のある海南は牧が個人技でシュートを決め、6点差に広げます。(湘北84 - 90海南)
対する湘北は流川がもうすぐ体力の限界。
時間もなく焦るリョータは三井の3Pに頼りますが決めきれず。
リバウンドを赤木が弾き、コートの外へ転がるボールを花道が身を挺してキープし、パスを受けた流川が最後の力を振り絞って渾身のダンク。流川はここで無念の交代となります。(残り1分20秒 湘北86 - 90海南)
〈流川、無念の交代 [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
代わりに入った小暮は牧が圧力に硬直し、牧にシュートを許しますが、赤木が粘り強いディフェンス。
時間のない湘北ですが、三井もバテバテ。カギは花道と赤木のリバウンドにかかっていました。
気合の入った海南の守備を前になかなか攻め込めない湘北。
残り30秒で三井が強引にシュートを放ち、リバウンド勝負になります。
〈花道とゴリのリバウンドに期待 [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
花道が高砂に競り負けますが、高砂の着地を狙ったリョータがスティール。
花道が土壇場でシュートフェイントで高砂をかわし、牧のディフェンスファウルをものともせずにダンクを決めます。(残り19秒 湘北88 - 90海南)
花道のフリースロー。同点にするにはあえてはずしてリバウンド勝負に持ち込むことが必要です。
花道が放ったフリースローがはずれ、リバウンドを赤木が死守。
外で構えていた三井にパスが渡り、3P。
三井は手ごたえがありましたが、ボールは無情にもリングに嫌われてしまいます。
〈三井の渾身の3Pは入らず [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
リバウンド勝負となり、ここで持ち前のジャンプ力と瞬発力を発揮した花道がボールを奪取。
〈リバウンドを花道がキャッチ [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
残り6秒。
花道はすぐさま赤木へとパスを出しますが、出した先にいたのは高砂。
〈花道、まさかのパスミス [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
花道のまさかのパスミスにより、そのまま時間切れとなってしまいました。(試合終了 湘北88 - 90海南)
悔いの残る敗戦に涙が止まらない花道に「決勝リーグはまだ始まったばかりだ」と赤木が声をかけます。
〈花道を慰めるゴリ [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
敗戦を噛みしめる花道
決勝リーグで早くも崖っぷちに立たされた湘北。
次の武里戦に向け、再び練習に熱が入ります。
しかし敗戦の責任を引きずる花道は傷心から練習を欠席。
そんな花道を夜の部室で見つけた流川。
自分のスタミナ不足が敗因と感じる流川は「てめーのミスは織り込み済みだ。てめーのミスが勝敗を左右することはない」と花道に吐き捨てます。
一夜明け、体育館には気持ちを改めボウズ頭になった花道の姿が。
〈ボウズになった花道 [スラムダンク15巻](c)集英社/井上雄彦〉
武里戦が近づき、1年生vs2・3年生の紅白戦を行います。
ケガをしていた赤木は大事をとって不参加、また三井はハンデとして審判です。
【1年チーム】流川(F)、花道(C)、石井(F)、佐々岡(F)、桑田(G)
【2・3年チーム】リョータ(G)、小暮(F)、角田(C)、潮崎(G)、安田(G)
紅白戦では気合の入った花道が角田を圧倒し、1年チームがリードする展開に。
ここで安西監督の指示のもと、花道のレベルアップのために三井が2・3年チームに加わることとなりました。
【15巻のまとめ】
決勝リーグ初戦の海南戦。
あと一歩のところまで追い詰めながら、最後は花道のパスミスで敗戦。
悔いの残る敗戦を噛みしめる花道はボウズとなり、次の武里戦へ気合を入れます。
湘北の未来は花道のレベルアップに懸かっている。
次巻へ続きます。
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