大きく重い者が絶対的に有利という相撲界の常識を覆すため、小さな力士の潮 火ノ丸が弱小の大太刀高校(ダチ高)相撲部に入部し、日本一と横綱を目指し歩み始めた。
部長の小関と元番長の五條を加え3人となった相撲部はインターハイの団体戦地区予選に出場するが、火ノ丸以外の2人が足を引っ張って追い込まれてしまう。
しかし火ノ丸は2人にアドバイスを授け、そのおかげで勝ち進んで決勝トーナメント進出を決めた。
トーナメント初戦の相手は中学横綱の沙田擁する強豪・石神高校。
共に「国宝」と称される火ノ丸と沙田の直接対決となるのであった。
火ノ丸は故障を抱えながらも沙田との激闘を制して勝利したが、団体戦では残りの2人が負けて敗退。
次の目標に向けて動き始めるが、学祭の終了までに部員5名に達しなければ廃部と言う条件を突きつけられてしまう。
レスリング国体王者の國崎と、見るからにひ弱な三ツ橋を新たに加え、相撲部は何とか廃部を免れるのであった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
次の目標は関東新人大会
相撲部が5人になって初めての稽古。
即戦力として期待できる國崎は余裕でついてくるが、スポーツ経験のほとんどない三ツ橋は早々に限界の様子である。
しかし火ノ丸は本気で相撲に取り組もうとする三ツ橋に対しても全力で相手をし、三ツ橋も火ノ丸への憧れを胸に必死についていこうとする。
そしてダチ高の次の目標は今年入部した全員に参加資格のある個人戦の関東新人大会。
インターハイ前の貴重な公式戦で自分の技を磨き上げるべく、気合が入るのであった。
これまでの天敵を破る火ノ丸
関東中の新人が一堂に会する新人大会。
負けたら終わりの個人トーナメント戦で全員上位入賞を目指すなか、予選は火ノ丸だけが別会場となった。
國崎がレスリングベースの動きで翻弄し、五條も得意の突き押しで勝ち上がるなか、初戦敗退となった三ツ橋は人の試合を見ながら学ぶこととなる。
一方の火ノ丸は中学時代に3戦全敗と天敵だった下山と対戦。
中学相撲で初めて体格差という越えられない壁にぶち当たるきっかけとなった下山は、相手の嫌がることに長け、真っ向勝負もしてこない。
しかし火ノ丸のこれまでの鍛錬は無駄ではなく、下山を難なく倒して見せるのだった。
火ノ丸vs狩谷 小柄な力士同士の激突
火ノ丸の試合にライバルたちも触発され、中学相撲の軽量級王者である狩谷は体格差を物ともせず、相手の懐に潜り込む戦い方で勝ち上がって同じ小兵の火ノ丸と直接対戦することに。
火ノ丸を相手にしても懐に潜り込んでくる狩谷に対し、火ノ丸は突き起こしで対抗。
久世に追いつき追い越すためにこんなところで負けられないと意気込む狩谷が怒涛の攻めを見せるものの、負けない覚悟は火ノ丸も同じ。
強靭な足腰で狩谷の外掛けにも耐え、そのまま下手櫓「鬼楼」で狩谷を下した。
2人の立ち合いを見ていた久世も血が騒ぎ、父の言いつけを破って今まで棄権してきた大会への出場を決意するのであった。
國崎vs久世
火ノ丸に触発されて公式戦出場を決めた久世は、1回戦はシードとなり2回戦で國崎と対戦することに。
素人目にもわかるほど横綱の風格漂う久世の姿にさすがの國崎も警戒。
國崎が持ち前の素早い立ち回りで攻めるものの、奇策も力技も隠し球も全て久世には通用せず、圧倒的な力の差の前に完敗してしまう。
会場の視線が久世に集まっていくのであった。
今度は五條が久世に挑む
別会場では火ノ丸が順調に勝ち上がるなか、五條は決勝トーナメント進出をかけて久世と対戦することに。
決勝トーナメントで火ノ丸と倒すことを目標にする五條は、相撲で自信を取り戻すために最強の国宝に挑むのであった。
【3巻のまとめ】
次の目標の舞台は関東新人大会の個人戦。
火ノ丸が中学時代の天敵や同じ小柄な力士の狩谷との激闘を制すると、それに触発された元横綱の息子・久世も大会出場を決意する。
まず國崎がレスリング特有の変則的な動きで挑むも、久世の横綱相撲を打ち破るには至らず。
その後決勝トーナメント進出をかけて今度は五條が久世に挑むことになるのであった。
次巻へ続きます。
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