夏休みに自然学校に参加した少年少女15人は、海岸沿いの洞窟で出会った謎の男に誘われるがまま無敵の巨大ロボットのパイロットに。
「地球を襲う巨大な敵を倒して地球を守る」という任務に心が躍りはしゃぐ子供たち。
その晩黒い巨大なロボットと敵が出現し、最初の闘いが始まった。
戦闘を重ねるにつれ、子供たちはゲームの真の意味を目の当たりにし、極限状態に直面することとなる。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
巨大ロボットと出会う子供たち
夏休み。中学校の臨海学校で浜辺を訪れた15人の少年少女たち。
海辺で見つけた洞窟に興味本位で入っていくと、中には人が住んでいるような形跡があった。
そこにココペリと名乗る青年が姿を現し、とあるゲームを提案する。

〈ココペリの誘い [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
ゲームの内容は「巨大ロボットを操り、襲い掛かる15体の敵から地球を守る」というもの。
心をくすぐられた子供たちは乗せられるがまま、「選ばれし勇者の契約」を結んでいく。
宇白が妹のカナを仲間外れにしていじめた結果、カナを除く14人が契約をした。

〈妹をいじめるウシロ [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
和久 隆(ワク)、加古 功(カコ)、矢村 大一(ダイチ)、小高 勝(コダマ)、吉川 寛治(カンジ)、門司 邦彦(モジ)、宇白 順(ウシロ)、切江 洋介(キリエ)、半井 摩子(マコ)、徃住 愛子(アンコ)、町 洋子(マチ)、本田 千鶴(チズ)、小茂田 孝美(コモ)、阿野 万記(マキ)の14人。
契約が終わると、ココペリはゲームの開始を告げ、「最初の1体は僕が倒す」といって皆を解散させた。
目を覚ますといつの間にか浜辺に戻っていた子供たち。
あれは夢だったのだろうか。
そう思うまま家に戻ると、地響きが鳴る。
ココペリが操る、黒い巨大ロボットが姿を現したのだった。

〈ロボットが現れる [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
ココペリが操る最初の戦闘
間もなくして、敵の巨大ロボットも姿を現す。
目の前の光景を信じられない子供たちの前に、「コエムシ」という名のマスコットが現れ、ちょっとした解説とともに子供たちをロボットのコックピットへ転送した。

〈サポート役のコエムシ [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
巨大ロボットの出現を受けて自衛隊の戦闘機も出撃するなか、戦闘が始まる。
ココペリは冷静に対処し、敵ロボットを攻撃する。
戦闘機が巻き添えを食って墜落するが、ココペリはこの地球の人ではないことを明かしながら気にする素振りも見せない。
ただ淡々と、ココペリはロボットの操縦や仕組みについて解説しながら、敵ロボットの核を潰して勝利した。

〈解説しながら戦うココペリ [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
「この後は君たちが、この地球を守るんだ」
ココペリの言葉に意気込む子供たちだが、「君達…す…」と言い残してココペリが消える。
これがココペリの最期になるとは、誰もまだ思いもよらないのであった。

〈ココペリの最期 [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
ロボットの名は「ジアース」
興奮しながら戦闘を振り返る子供たち。
大人達には秘密のゲーム。
しかしコモだけはココペリが最後に言いかけた言葉が「すまない」だと推測し、モヤモヤした気持ちを抱えていた。
その夜、巨大ロボットの出現はニュースとして報道され、警察のヘリも出動して騒ぎは収束する気配を見せないなかワクが次のパイロットに指名された。

〈ワクが最初のパイロット [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
コエムシに再びコックピットに転送される子供たち。
コックピットにはそれぞれの記憶に対応した椅子が14つ。
みな和気あいあいとロボットの名前を考え、"the earth"から取って「ジアース」に決まった。

〈ロボットの名前はジアースに [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
最初のパイロットはワク
サッカー部のフォワードとして人気者のワク。
自分の将来について思春期らしい悩みを抱えながらも、「隠されたヒーロー」になるためにパイロットとしての気合は十分。
敵が現れ戦闘が始まると、ワクは思うがままレーザーを発射する。
しかし攻撃は効かず、相手が剣の形に変形して飛行しながらジアースの腕を刺した。
苦戦するワクだが、海中に落ちたジアースの腕をサッカーの要領で敵に蹴り当て、敵の急所を射抜いた。

〈得意のサッカーを活かす [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
無事に勝利を挙げ、ジアースの肩の上に出て喜びに浸る子供たち。
しかし勝利の雄たけびをあげるワクの背中をウシロが小突くと、ワクはそのままジアースの巨体から落下してしまうのだった。

〈ワクがジアースから落下 [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
ワクの死、次はコダマの番
自然学校は途中で閉校され、子供たちはそれぞれの地元へ帰ることに。
ワクは2日後に死体となって見つかったが、冷静沈着なモジの提案により、ウシロが突き落としたことは警察には秘密にした。
後に警察の鑑定でワクは溺死ではなく落下する前に死んでいたことが明らかとなるが、ワクの両親は憔悴し、ウシロも自責の念からかカナへの暴力に逃げている。
そんななか、次のパイロットに選ばれたのはコダマ。
成り上がりの土建屋を父に持ち、世間のことを含めどこか斜に構えるコダカは、2人の優秀な兄とは違って横柄に振る舞える父のことを尊敬している。

〈成金の父を尊敬するコダマ [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
父のような「選ばれた人間」になりたい、そして今、コダマはパイロットになった。
尊敬する父が戦闘の巻き添えに
次の相手が現れ、街中での戦闘に。
家を踏みつぶしながらも気に病む素振りは見せず、逆に人の命を左右する経験に高揚するコダマ。

〈他人を軽視する振舞い [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
しかし敵の触手に投げ飛ばされ、父が乗っていた車を下敷きにしてしまう。
コダマは選ばれた人間である父を死なせてしまったことに動揺するのだった。

〈尊敬する父が巻き添えに [ぼくらの 1巻](c)小学館/鬼頭莫宏〉
【1巻のまとめ】
夏休みの自然学校で出会った15人の少年少女たちはココペリと名乗る男と出会い、「巨大ロボットを操って敵から地球を守るゲーム」に参加することに。
ウシロの妹であるカナ以外全員がパイロットとして契約を済ませ、ゲームが始まる。
コエムシと名乗る口の悪いマスコットにサポートされながら、ココペリは実際に巨大ロボットを操り敵を撃破した。
勝利に興奮する子供たちだが、この後に待つ自分たちの悲痛な運命はまだ知る由もなかった。
最初にパイロットとなったのはいちばん活発なワク、
見事に敵を撃退するが、戦闘の直後に原因不明の死を遂げた。
次にパイロットとなったのは土建屋で成り上がった父を持つコダマ。
成金で横柄な父を尊敬し他人の命を軽視した振舞をみせるが、その父が自分の戦闘の巻き添えとなってしまう。
最も尊敬する父を自分が殺してしまったことにコダマはひどく動揺するのだった。
次巻へ続きます。
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