前回の王様ゲームを乗り越え転校してきた伸明。
本田奈津子という少女を中心に温かく迎えられるが、再び王様ゲームの悪夢が始まる。
前回とは違い王様からの命令が怒涛のように来たため、伸明は王様ゲームの経験者としてみんなを守るべくクラスメイトを公園に集めた。
目の前で罰が執行されパニックに陥るなか、伸明あh悪者扱いされ、さらに奈津子も態度を豹変させるのだった。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
伸明の肩をもつ健太
突然の態度の豹変に戸惑う伸明をよそに、奈津子は王様の命令通り輝晃とその場で性交しようとする。
常識を疑って伸明が止めると、邪魔されたことに腹を立てた奈津子は上半身裸の状態でわざと悲鳴をあげ、伸明を悪者に仕立て上げた。
〈伸明をハメる奈津子 [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
クラスメイト達の攻撃の矛先が一気に伸明に向くなか、なぜか王様ゲームについて知る奈津子は伸明を殺す方向に空気を持って行く。
が、そこに正義感に熱い健太が姿を現し、伸明の肩を持った。
〈伸明に味方する健太 [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
奈津子はすかさず美月に対し、伸明と健太に「死ね」というメールを送らせようとする。
奈津子の態度に恐怖を覚えた美月は「人殺しになんかなりたくない」と自分の携帯をその場で折って抵抗した。
〈美月も奈津子に抵抗 [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
美月を守る健太
クラスメイト達から暴行を受けた伸明はその場で力尽き、健太が奈津子に喧嘩を仕掛ける。
力では敵わないため巧みな話術で優位に立とうとする奈津子だが、自分の親が王様ゲームの生き残りであることなどを暴露する形となった。
さらに伸明はただ気を失っているだけで健太が演技をしていたことがわかり、奈津子の正体がクラスメイト達に知れ渡る結果となる。
奈津子が健太もターゲットに加える一方で、王様の罰が別の男子に下り、みんなの目の前で八つ裂きになって死んだ。
恐怖におびえる美月は健太にすがりつき、健太は自らに「雪村美月の命を守る 救う」という命令を下して安心させる。
〈美月を守る [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
その場はお開きとなるが、奈津子と健太との溝はいっそう深まった。
伸明・健太・美月で夜鳴村へ
伸明は味方となった健太・美月に知っていることを明かし、王様ゲームを終わらせるための手掛かりを求めて再び夜鳴村に向かうことを決意する。
健太と美月も伸明に従うのだった。
再度夜鳴村に足を踏み入れる伸明。
〈再び夜鳴村へ [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
「本多」という家を調査すると、そこは智恵美とよく似た女子の家族写真があった。
父親と思わしき男性が書いた手紙も見つかる。
「奈津子 あんな鳥居の下に一人にしてすまない。この災い後より娘を追う。これが父さんにできる唯一の償いだ。今から謝りに行くよ、智恵美。」
と記されていた。
〈智恵美の父の遺書 [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
おそらくこれは遺書で、家に残っていた腐乱死体は父親の遺体だったのだろう。
すなわち、この家は智恵美の父親の実家であり、父親は王様ゲームから娘を救えなかったことを悔いて自殺した、ということだ。
残る謎は手紙にあった「奈津子」と「鳥居」について。
ふと伸明が付近を探すと、そこには不気味で大きな鳥居が立っていた。
〈不気味な鳥居 [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
姿を消した美月
謎を追っている間に、美月の姿が見えなくなった。
携帯は圏外だが、次々と王様から誰かに罰を与えるメールが届く。
焦って必死に美月を探す健太。
林の中で美月を見つけると、美月は泣きながら「お別れを言いにきたの」と告げるのだった。
〈美月の意図とは [王様ゲーム 終極 2巻](c)双葉社/金沢伸明・栗山廉士〉
【2巻のまとめ】
奈津子に煽られ伸明への攻撃をエスカレートさせるクラスメイト達。
そんななか健太は伸明の肩を持ち、「美月を守る」という命令を自分に下した。
伸明・健太・美月の3人は王様ゲームの手がかりを求めて夜鳴村へ向かう。
伸明は本多智恵美の父と思われる人物が残した遺書を発見し、さらに遺書にも記されていた「鳥居」に向かうのだった。
次巻へ続きます。
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