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國陵との団体戦決勝!旭と寧々の互いに一歩も譲らぬ激闘の末、代表戦へともつれこむ『あさひなぐ』20巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

二ツ坂高校1年の東島旭は中学まで美術部だったものの、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム」という謳い文句に感激し、薙刀部に入部した。

インターハイ予選ではダークホースである國陵に敗れてしまい、3年生が引退してエースの宮路真春、部長の野上えり、2年の大倉文乃、1年で剣道経験者の八十村将子、初心者だが長身の紺野さくらと共に新たな体制でスタートを切る。

本格的な薙刀の練習が始まり、二ツ坂が薙刀教士・寿慶やその紹介で来た元インカレ優勝者の福留やす子を指導者に迎え、厳しい稽古を乗り越えていく旭たち。

他方、國陵は部内の空中分解の危機を乗り越えながらプレースタイルもガラっと変えた部長の寒河江、熊本からきた孤高のエース寧々、薙刀経験者の的林を主軸に選抜大会の団体戦全国3位を果たし、その他にも巨体の1年生薬師丸擁する聖泉や、個人戦最強の戸井田奈歩率いる絶対王者の熊本東、そしてその熊本東から団体戦で金星を挙げた出雲英豊など、ライバルが続々と登場。

そして旭たちは2年になり、藤ヶ丘高校の監督の娘でサラブレッドの愛知、ボーイッシュで勢いのある等々力、虚弱で存在感のない座敷わらしのような大工原の3人が新たに入部。

実力主義を掲げた愛知の発案で今度のインハイ予選の団体メンバーの座をかけて全員による部内戦が行われることとなり、自分の実力のなさが露呈して精神的に限界を迎えてしまった野上が途中棄権。

見かねた紺野が野上に寄り添い、少しでも負担を軽くするために部長の座を譲り受けることとなる。

全ての部内戦が終わり、インハイ予選団体戦のメンバーが決まった。

自信満々でメンバー入りした愛知だったが、個人戦で母が目をかけている教え子である新田に敗れ、精神的な脆さを露呈してしまう。

母の期待に応えられなかったことに耐えきれず「薙刀を辞めたい」と明かす愛知に旭が再起を促し、心を入れ替えた愛知がチームに溶け込んだ。

個人戦でも真春が個人戦優勝を果たすが、藤ヶ丘との団体戦で相手と交錯して前十字靭帯断裂という選手生命に関わる大ケガを負ってしまう。

真春不在のなか二ツ坂は藤ヶ丘を下して國陵との決勝へ。

先鋒の大倉は自分が勝たなければとプレッシャーを負うこととなるが、結果は引き分け。

大倉から後を託された次鋒の八十村が、國陵の的林に挑むのであった。

 

20巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

八十村vs的林、野上vs寒河江

八十村と的林は新人戦以来の再戦。

八十村はあれから剣道のクセが薄まって強くなり、的林も薙刀経験者として入部しながらも寧々がいたことでエースになれなかったものの、寧々に対するライバル心で強くなった。

互いに駆け引きを仕掛ける緊迫した展開なか、互角の戦いを繰り広げた末に試合は引き分けとなる。

そして真春が出るはずだった中堅は野上、相手は寒河江。

主将として勝つためになりふり構わず汚いプレーも厭わなくなった寒河江に苦戦を強いられる野上。

審判受けの悪いフェイントから柄払いで野上が薙刀を落とされたところで寒河江が先に面一本を奪い、二本目も寒河江が攻める。

気が弱りいつものように野上の逃げ癖が顔を出すも、折れた薙刀の交換のために間を置いた際に野上は再び気を強く持って奮い立った。

寒河江は残り時間を逃げきるために超近距離に間を詰めるが、冷静になった野上はあえて何もせず、審判の「分かれ」の合図を引き出す。

時間は残り2秒、集中を切らさなかった野上は再開の合図と同時に素早く小手を打ち込み、一本を奪い返した。

寒河江がやり返そうにも時間はなく、野上が価千金の引き分けで次につなぐ。

恐怖とプレッシャーから解放された野上は腰が抜ける一方、寒河江は結局寧々頼みになってしまった状況に肩を落とすのだった。

副将の愛知が一本勝ちし、二ツ坂がリード

大将戦は寧々が出てくるとあり、副将の愛知は自分が確実に勝ち星を挙げるために積極的に攻める。

八十村たちベンチも愛知に大声で声援を送り、愛知が一本勝ちを収めた。

試合後、かつての愛知ならすぐに母の姿を探す素振りを見せていたが、今は二ツ坂のベンチへと迎え入れられていく。

母は愛知が自分の居場所を見つけたことを悟り、自分も子離れしなければと思うのであった。

大将戦、旭vs寧々

大将戦は旭と寧々の激突。

初めて会って旭が啖呵を切ってから1年が経った。

コートに足を踏み入れた旭はここまで皆が繋いできた意志や真春の姿を感じ、二ツ坂を背負って堂々と寧々に対峙する。

しかし試合が始まるとチームのためという意識が邪魔して身体が思うように動かず、防戦一方に。

強さを求めて他人との繋がりを断ち切ってきた寧々は、散々自分を否定してかき乱してきた旭と戦ってどちらが正しいか決めることに期待していたが、結局は旭が自分とまともに戦うことができないことに失望。

旭は自分と同じ土俵で戦ってくれるライバルと思っていた寧々は思わず涙ぐみながら一本を奪い、旭に無言で「私を見ろ」とメッセージを送る。

冷静さを取り戻して寧々に集中した旭は二本目からはまるで別人の動きを見せ、切先を合わせて寧々と薙刀で語り合う。

試合終了間際、旭が繰り出した面打ちが決まるも、寧々は同時にスネ打ちを出していた。

審判の判定は相討ち、そのまま時間切れで寧々の一本勝ちとなるが、当の2人は旭の面打ちの方が速かったことを確信していたのだった。

運命の代表戦へ

これで本数でも同数となり、試合は両校からの代表戦に。

國陵では本当は旭に負けていたことを受け入れつつ、「絶対勝つ」と寧々が志願して皆も寧々を信じて送り出す。

他方、二ツ坂ではやす子が皆の意志に任せようとすると、出遅れた愛知以外の全員が手を挙げる。

野上、大倉、八十村が言葉で自分をアピールするなか、試合の興奮冷めやらぬ旭は言葉にならない考えを圧し殺してただ「出たい」と強く宣言。

誰も引かず、部長の紺野は公平なじゃんけんで決めることに。

大倉と野上が負け、残るは旭と八十村。

どうしても勝ちたい旭だったが、じゃんけんで八十村に負けてしまうのだった。

果たして代表戦の行方は―。

【20巻のまとめ】

國陵との決勝戦は互いに一歩も譲らぬ緊迫した展開となる。

副将の愛知が一本勝ちを収めて二ツ坂がリードし、大将戦は旭と寧々が激突。

動きの固い旭は寧々に先に一本を許すも、冷静さを取り戻して反撃へ。

試合終了間際には惜しくも相討ちとの判定になり一本負けを喫し代表戦へともつれこむが、当の2人は旭の一本の方が僅かに速かったことを確信していた。

審判に助けられた寧々は「絶対に勝つ」と國陵を背負って名乗りを挙げる一方、二ツ坂では愛知以外の全員が代表に名乗り出る。

どうしても寧々と戦いたい旭はただ「出たい」と力強くワガママを言いじゃんけんとなるが、旭は八十村に負けてしまった。

果たして國陵との代表戦の行方は―。

次巻へ続きます。

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