ある日「小さな巨人」と呼ばれ躍動する地元・宮城県立烏野高校のエースに心奪われバレーボールを始めた小柄な少年・日向翔陽。
中学時代は環境に恵まれず、3年最後の大会にようやくメンバーを集めて出場するも、「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄擁する強豪・北川第一中に惨敗してしまう。
影山へのリベンジを果たすべく憧れの烏野高校バレーボール部に入部した日向だが、奇しくも影山もチームメイトとなり、他の1年生である月島・山口や主将の澤村、副主将の菅原、2年でムードメーカーの田中らと共に新チームとして始動する。
早速県内の強豪である青葉城西高校との練習試合が実現し、超攻撃的セッターの及川が不在ながらも勝利を挙げた烏野。
迫るインハイ予選に向け、烏野は烏養を新たな指導者に迎え、リベロの西谷とエースの東峰も帰ってきた。
GWの合宿では長年のライバルである東京の古豪・音駒高校との練習試合に完敗したが、烏野は全国の舞台でのリベンジを誓いインハイ予選へ臨む。
そしてインターハイ予選が開幕し、初戦を危なげなく突破した烏野は2回戦で鉄壁のブロックを誇る伊達工業と激突する。
東峰にとっては過去にトラウマになるほど苦しめられた相手だが、日向と影山という新戦力に支えられ、嫌な記憶を払拭しながら烏野がリードする展開。
烏野はリベンジを果たすことができるのか―。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
2回戦:烏野vs伊達工業
一進一退の試合展開となり、第1セットは25-19で烏野が奪った。
しかし日向をマークする青根も徐々に変人速攻に慣れ始めている。
2セット目は青根と日向のマッチアップをズラすためにローテーションを変えて臨む烏野。
〈第2セットへ臨む [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
その分第2セットはマークは東峰に向くこととなるが、日向が前衛に上がってきたところで着実に点を重ねる展開に。
互いに点を重ねながら、24-22で烏野のマッチポイント。
烏野は日向が後衛に回り一時西谷と交代する一方、伊達工業は青根が前衛で最もブロックが強いローテーション。
頼れるのは東峰しかいない場面で、東峰のスパイクは伊達工業のブロックに捕まってしまう。
しかし西谷が咄嗟の反応で見事にフォローし、決まるまで何度でも東峰へボールを集める。
〈西谷のブロックフォロー [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
影山が上げた高めのトスが体勢を整える余裕を生み、東峰が渾身のスパイク。
ボールはブロックに触りながらも伊達工業のコートに落ち、25-22で第2セットも烏野が連取。
〈最後は東峰が決めた [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
烏野が因縁の伊達工業を破り勝ち上がるのだった。
次は青葉城西との対戦へ
烏野の次戦は翌日、相手は青葉城西と大岬の勝者。
青葉城西はセッターの及川が味方の100%の力を引き出すトスで攻撃を牽引し、2セットを連取して危なげなく勝利した。
〈青葉城西との対決へ [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
その他の会場でも白鳥沢が圧勝し、勝ち上がる。
及川との直接対決を前に気負う影山、一方の及川も烏野の試合の分析に余念がないのであった。
3回戦:烏野vs青葉城西
青葉城西との試合、及川がいきなりのツーアタックで先制する。
〈及川のツーアタックで先制 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
対する烏野も変人速攻ですぐさま反撃に出るが運悪くレシーバーの正面。
逆に及川は再びのツーアタックを囮にしながらトスを上げ、2点目も連取。
しかし同じセッターとして負けたくない影山もお返しとばかりにツーアタックを決め、(烏1-2青)とする。
〈負けず嫌いの影山 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
烏野を翻弄したい及川はサーブで西谷を狙うが、西谷は強烈なジャンプサーブを見事にレシーブし、及川の狙いを阻止。
流れを持っていかせない烏野だが、及川も試合の序盤で影山・日向の攻撃パターンを解き明かしてしまうのだった。
〈攻撃パターンに気付いた及川 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
及川に翻弄される烏野
影山がトスを上げる際、日向が「来い」といえば変人速攻、「くれ」といえば普通の速攻というパターンに気付いた及川。
早くもタイムアウトで対策を練り、影山も焦りを感じる。
さらに青葉城西は及川以外のサーブでも影山を狙い、トスを上げさせない作戦で徐々にリードを広げていく。
〈影山へのプレッシャー [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
焦った影山がツーアタックを試みるが、これも読まれて(烏7-12青)まで点差が広がった。
及川はサーブでも田中をロックオンし、強烈なジャンプサーブでムードメーカーを潰す作戦に出る。
〈狙われた田中 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
決してレシーブの得意でない田中が乱され立て続けに失点してしまい、点差は(烏7-15青)まで広がってしまう。
それでもメンタルの強い田中は自力で立ち直り、自らのスパイクで流れを切ってみせるのだった。
〈持ち直した田中 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
影山がベンチに下がる
それでも烏野劣勢の流れは変わらない。
ブロックを躱すために影山のトスは無意識のうちに打ちやすさよりもスピードを求めるようになっていき、タイミングのずれた窮屈な攻撃が続いてしまう。
〈及川に勝てない [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
セッターとしての才能は及川よりも影山の方が勝っているが、試合経験の豊富さと味方を活かす能力は及川の方が上。
点差は(烏11-20青)まで広がり、ここで烏野は流れを変えるために影山を下げ、菅原を投入するのだった。
〈菅原を投入 [ハイキュー!! 6巻](c)集英社/古舘春一〉
【6巻のまとめ】
伊達工業のブロックを破り、3回戦で及川率いる青葉城西と対戦する烏野。
セッター対決に気合の入る影山だが、強烈なジャンプサーブや巧みな試合運びで翻弄され烏野は劣勢に立たされる。
流れを切るため、烏野は影山を一時ベンチに下げ、菅原を投入するのだった。
次巻へ続きます。
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