赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
三井たち不良との揉め事で入院していたリョータ。
実力は折り紙付きです。
傷はすっかり癒えたリョータですが、三井たちとの遺恨は残っているようで…?
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
打ち解けるリョータと花道
バスケ部に復帰したリョータと花道の勝負。
ヒートアップする2人はファウル合戦となり、もはやケンカ状態に。
赤木が2人を止めますが、それからも意地を張り合う2人。
しかし2人が分かりあうまでにそう時間はかかりませんでした。
彩子に片想いするリョータと晴子に片想いする花道は一転して仲良しになります。

〈仲良しになった花道とリョータ [スラムダンク7巻](c)集英社/井上雄彦〉
早速花道はリョータからシュートフェイントを伝授されました。
暴力事件勃発、バスケ部存続の危機
しかしそんなある日、湘北に他校の不良が殴り込みに来ます。
リーダー格である鉄男は三井とつるむ仲で、三井に頼まれてバスケ部を襲いに来ていました。
鉄男はたまたま校門付近を通りがかった野間(花道軍団)に絡み、体育館の場所を吐かせようとしますが、生意気な態度をとる野間をリンチ。
そこに三井が合流し、堀田、高嶋、徳田、西本、竜などの手下たちを連れて体育館へ向かいます。

〈バスケ部に殴りこむ三井たち [スラムダンク7巻](c)集英社/井上雄彦〉
体育館から出てきた水戸(花道軍団)がそこへ出くわし、危険を察知。
水戸は鉄男を止めようとしますが、手下に絡まれてしまいます。
そうこうしているうちに鉄男や三井らが体育館へ乗り込んできました。
赤木は授業中で不在。
体育館に土足で乗り込み、タバコの灰を床に落とす、ボールにタバコの火を押し付けるなどし、はじめは下手に出ていたバスケ部にも緊張が走ります。
最初に沸点に到達したのは流川。
ボールを勢いよく投げつけ、ケンカを買う姿勢を見せます。
またそのころ、鉄男の手下たちを返り討ちにした水戸のもとへ、高宮、大楠、野間ら花道軍団が集結。
一方そのころ、体育館ではバスケ部側が暴力沙汰による出場停止を恐れて強く出られないのをいいことに、三井はリョータに暴行。
さらに暴力はエスカレートし、モップの先の金具で殴り掛かります。
さすがに我慢の限界を迎えた花道が止め、ヒートアップしていきます。
安田が勇気を出して話し合おうとしますが、三井は聞く耳を持たず安田を殴打。

〈三井がヤスを殴打 [スラムダンク7巻](c)集英社/井上雄彦〉
これを見た流川が三井に詰め寄りますが、すかさず竜がモップの先端の金具で流川を殴打。
頭から流血した流川がついにキレ、竜に手を出してしまいます。

〈キレた流川 [スラムダンク7巻](c)集英社/井上雄彦〉
必死に止めようとするリョータも、制止に入った彩子が殴られたことでキレ、これを境に大乱闘へ発展します。
相手の中で別格なのは鉄男。
流川をラリアットで押し倒し、さらにガタイのいい角田もキック1発でKO。
収集がつかないと判断した小暮はひとまず体育館のドアとカーテンをすべて閉めるよう指示を出します。
鉄男はさらに無抵抗の潮崎もKOし、これに怒ったリョータが鉄男に挑みます。
そこに三井と花道も参戦。
花道は三井からモップで殴られ、頭から流血。
花道が三井を、鉄男がリョータを殴り倒し、花道と鉄男のタイマンとなります。
規格外のパワーを誇る2人ですが、やや花道のほうが不利かと思われたとき、花道軍団が到着して加勢。
騒ぎを聞きつけた教師らが体育館のドアを叩くなか、乱闘は最終局面を迎えます。
花道軍団が堀田や竜を抑え、水戸が三井をブン殴ります。
そして邪魔者がいなくなったところで、花道と鉄男の第2ラウンドへ。

〈花道と鉄男のタイマン [スラムダンク7巻](c)集英社/井上雄彦〉
【7巻のまとめ】
すぐに打ち解けたリョータと花道。
バスケ部もこれで安泰かと思われた矢先、事件が起こります。
リョータと遺恨を残す三井が他校の不良を連れてバスケ部に殴り込み。
不良の番町格である鉄男が無抵抗な部員たちをKOしていき、ついにキレたリョータ・花道・流川の3人。
そこに花道軍団も援軍として参戦し、大乱闘に発展。
バスケ部はどうなってしまうのでしょうか。
次巻へ続きます。
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