20世紀末、イギリス。異教徒から国を守る王立国教騎士団…通称「HELLSING機関」には、吸血鬼を狩る吸血鬼がいた。圧倒的な力を持つ正真正銘の怪物、その名はアーカード。そんな怪物に挑む、ナチスの亡霊・少佐。最凶にして究極の戦いの行く末は…?
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登場人物紹介
<ヘルシング機関(大英帝国王立国教騎士団)>
アーカード
本作の主人公。ヘルシング家に仕える吸血鬼。
性格は傲岸不遜かつ傍若無人で主人であるインテグラにも平然と軽口を叩く。
吸血鬼としても絶大な力を持ち、吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを行い、「化物に対する鬼札(ジョーカー)」と形容される。
その正体は『吸血鬼ドラキュラ』に登場したドラキュラ伯爵その人であり、かつてのワラキア公国の君主。
かつては神キリストを信奉し、十字軍を率いてアラブに侵攻していたが、失敗し、捕虜となって処刑される寸前に人であることを諦めて吸血鬼になったという過去を持つ。
その後現代に至るまで敵兵・領民問わず、その命(血)を吸った結果、数十万、数百万ともつかない数の命を内包する吸血鬼となる。
一般にイメージされる吸血鬼として強靭な肉体、不死性、コウモリや霧に姿を変える変幻性、使い魔の使役などの特徴を持つ。
通常時でも圧倒的な戦闘能力を持つが、それすらも普段は拘束制御術式「クロムウェル」と呼ばれる封印で力を制限された状態であり、敵の強さに応じて部分的に術式の解放を行う。
特に最後の零号を解放することで「死の河」とも呼ばれる今までに吸った命の全てを亡者の群れとして解放することも可能であるが、その際はアーカード本体の命のストックが1つとなり、不死性が失われる。
セラス・ヴィクトリア
アーカードの眷族の女吸血鬼で、本作におけるもう一人の主人公。
元警察官で、アーカードに血を吸われて吸血鬼化し、ヘルシング機関員となる。
アーカードを「マスター」と呼び、基本的にアーカードの従者のような立場にいる。
性格はどこか気弱で、吸血鬼であることに対しての気後れや戸惑いなどが見られる。
幼い頃、警察官だった父親の命を狙った2人組の犯罪者に自宅を襲撃され、目の前で両親を殺された上、自身も瀕死の重傷を負った過去を持つ。
インテグラ・ヘルシング
アーカードの主人。ヘルシング家当主で、大英帝国王立国教騎士団局長。円卓会議の一員。
威圧的で苛烈な言動の女傑だが、非常時などには焦りや弱さを覗かせることもある。
基本は命令する立場だが、自ら長剣や銃器を武器に戦うこともあり、単身で並の吸血鬼を倒す場面もある。
10年前、父アーサーが亡くなった際に彼の遺言で家を継ぐが、それを良く思わない叔父リチャードに命を狙われる。
ヘルシング邸地下に追い詰められ、そこでリチャードに撃たれるが、その際に飛び散った血がアーカードの封印を解き、彼の主人となる。
その場でアーカードが叔父を殺害したことで、名実ともにヘルシング家の当主となったという過去を持つ。
ウォルター・C(クム)・ドルネーズ
ヘルシング家の執事兼戦闘員。69歳。
先代ヘルシング卿の頃よりヘルシング家に仕える老執事。
「死神」の異名を持ち、かつてはヘルシング機関の先兵として吸血鬼狩りを行っていた戦闘員でもある。
現在でこそ老成しているが、少年時代は口が悪く凶暴な性格だった。
55年前の若き日にはアーカードと共にナチスの吸血鬼研究機関を壊滅させており、その際に現在のミレニアムの原型となる少佐の部隊と交戦している。
ピップ・ベルナドット
傭兵部隊「ワイルドギース」の隊長。フランス人。
左眼の眼帯と三つ編みにした長い髪がトレードマークの顔立ちの良い青年。
先祖代々傭兵という一族の出で、一見すると軽いノリの性格だが傭兵としては優秀。
危険な状況下でも洒落っ気を忘れず、部下たちからも慕われている。
アーサー・ヘルシング
先代ヘルシング家当主で、インテグラの実父。
吸血鬼の真の恐ろしさを娘に伝えたり、死の間際に弟が家の簒奪を目論むことを憂慮して、間接的にアーカードの解放を彼女に遺言として残す。
アイランズ卿とはオックスフォード大学の同窓生で盟友。
<大英帝国円卓会議>
ヒュー・アイランズ卿
円卓会議議長。
円卓会議の中心人物である老紳士。
先代ヘルシング卿とはオックスフォードからの同窓で、アーサーと呼ぶなど仲が良かったと同時に、彼のあまりに破天荒な性格に苦労していた。
アーサー死去時には、彼の弟が家の簒奪を企むことを危惧し、幼いインテグラを守るようウォルターに警告していた。
シェルビー・M・ペンウッド卿
円卓会議のメンバーの一人。英国海軍中将(英国安全保障特別指導部本営の司令)。
気弱な様子を見せる恰幅の良い初老の軍人。
自他共に「無能」「臆病者」と評され、インテグラら円卓会議の若いメンバーからはミレニアムへの内通者として疑われるものの、彼をよく知るアイランズやウォルシュからは「裏切る前に自殺してしまう」「無能だが男の中の男」と人格を高く評価される。
また、部下たちからも軽口を叩かれながらも慕われていた。
ロブ・ウォルシュ中将
円卓会議参議。
眼光の鋭い初老の軍人。アイランズ、ペンウッドとは共通の友人。
<イスカリオテ機関>
アレクサンド・アンデルセン
イスカリオテ機関に所属する神父。
背が高いがっちりとした体格の中年男性。
人間ながら普段のアーカードに伍する戦闘能力を持ち、「聖堂騎士(パラディン)」「銃剣(バイヨネット)」「天使の塵(エンジェルダスト)」「殺し屋」「首切り判事」「再生者(リジェネレーター)」など数多くの異名を持つ。
普段は温厚な性格で孤児院に勤めているが、その本性は筋金入りの狂信者であり、化物や異端問わず反カトリック的な存在には容赦がない。
作中でアーカードが唯一「宿敵」と呼び実力を認めた「人間」でもある。
生身の人間でありながら生物工学の粋を凝らした「自己再生能力(リジェネレーション)」と「回復法術(ヒーリング)」により、たとえ頭を銃で撃たれても瞬時に回復する。
エンリコ・マクスウェル
イスカリオテ機関の機関長。司教(のち大司教)。
カトリック教会の絶対性を疑わない狂信者で、慇懃無礼で傲慢な性格の少壮の男。
後述の出自から上昇志向が非常に強い野心家でもある。
その出自は妾の子として親に捨てられた孤児で、アンデルセンが勤める孤児院で幼少期を過ごす。
己を疎む全てを憎み、それらを見返すための上昇志向が非常に強い。
ハインケル・ウーフー
イスカリオテ機関に所属する神父。
ショートカットに中性的な顔立ちの性別不詳の人物。
2丁拳銃など銃器の使い手で、高い戦闘力を誇る。
由美江
イスカリオテ機関に所属するシスター。
黒髪で、目が隠れるほどのややウェーブが掛かった長髪の女性。性格は短気で無口。
「島原抜刀流」なる剣術の使い手で長尺の日本刀を得物とする。
<ミレニアム>
少佐
ミレニアムのリーダー。眼鏡をかけた肥満体の男。
作中では「少佐」「総統代行」「大隊指揮官」などの階級や役職名でしか呼ばれず本名は不明。
かつて第二次世界大戦において、ヒトラーより人工吸血鬼製造の研究を命じられた武装親衛隊(SS)所属の責任者であり、その計画を当時のアーカードとウォルターに潰された過去を持つ。
「目的のためには手段を選ばない」という『君主論』を引き合いに出した上で、「手段のために目的は選ばない」と謳うほどの戦争狂であり、実際にその目的は判然とせず、本来は手段である戦争行為自体を楽しむような言動が多い。
人間を「意思の生き物」だと定義し、血液を介して他者と融合する吸血鬼の本質を憎み、これを否定する。
たとえサイボーグの身体で見た目が「化物」のようであっても確固たる意思を持つ自分は「人間」だとし、逆に吸血鬼(アーカード)を「人間」に見える「化物」と呼ぶ。
かつてのワルシャワでの邂逅以来、人としてアーカードを倒すことを人生の目的とし、一連の事件を引き起こす。
大尉
ミレニアムの幹部でヴェアヴォルフ筆頭。本名不明。
襟を立てた黄色の熱帯用オーバーコートに規格帽という、ナチスドイツ時代の北アフリカ戦線風の軍服を着た軍人。
長身細身の偉丈夫の青年で、無表情でセリフを一言も発することがない。
その正体は吸血鬼ではなく人狼であり、本来「ヴェアヴォルフ」という称号も彼一人のものであったという。
ワルシャワ時代から容姿を変えず、博士と共に少佐に仕える。
博士(ドク)
ミレニアムの幹部で吸血鬼製造研究の責任者。本名不明。
いつも血塗れの白衣と多重レンズ付の眼鏡を身につけた細身の男。
シュレディンガー准尉
ミレニアムの幹部でヴェアヴォルフの1人。
ヒトラーユーゲントの服装をした猫耳の少年。
性格は正しく自由気ままな猫といった感じで、少佐にも平気で憎まれ口を叩く。しかし、大尉にだけは弱い。
「自分自身を認識可能な状態にある限り(どこにでも)存在できる」というヴェアヴォルフの中でも殊更に特異な能力を持ち、遠く離れた場所でも一瞬で移動して神出鬼没に現れ、銃で頭を吹き飛ばされているものの死ぬことは無く、何事も無かったかのように再登場する。
リップヴァーン・ウィンクル中尉
ミレニアムの幹部でヴェアヴォルフの1人。
長髪に眼鏡、そばかすの女吸血鬼。
旧式マスケット銃を武器とし、撃った弾がホーミング能力を持って標的を襲い、さらに対象に命中した後も運動能力を失わず1発で複数の獲物を仕留めることができるという特殊能力を持つ。この能力により、少佐からはウェーバーの歌劇になぞらえた「魔弾の射手」の称号を与えられる。
ゾーリン・ブリッツ中尉
ミレニアムの幹部でヴェアヴォルフの1人。
短髪で、右半身に奇怪な紋様を刻んでおり、右目が斜視気味の女吸血鬼。
死神を連想させるような大鎌を武器にし、また幻術を行使する。
幻覚の発動時には右半身に刻まれた刺青が蠢くような感じとなり、自身が巨大化しているように見せたり怪我を負わせたような感覚を与えたりできる。
さらには相手の記憶を汲み取った幻覚を見せることもできる。
トバルカイン・アルハンブラ
南米で活動していたミレニアムの吸血鬼。中尉。
ペルシャ的な風貌で「伊達男」の異名をとる壮年男性。
無限枚数のトランプ(カード)を武器とする特殊能力を持ち、このカードで傷付けられた傷はアーカードでも容易には修復できない。
ヴァレンタイン兄弟
兄ルークと弟ヤンの吸血鬼兄弟。ルークは准尉。
ルークは白を基調としたスーツを着たジェントルマンの青年で、ヤンは黒を基調としたストリートギャング風の青年。
ヤンは瞬発力以外に目立った能力は見られなかったが、ルークは近距離で銃撃をかわす反射神経と常人の目では捉えられないスピードを持ち、アーカードからA級と評される。