偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
独歩はドリアンの仕込んだ特殊繊維で左手首を切り落とされ、勝負は持ち越しに。
そして復讐に燃える猪狩も用心棒を連れてシコルスキーを拉致するも、復讐は失敗に終わり、返討ちに会った。
一方、花山がスペックと決闘し、重傷を負いながらもスペックを打ち破る。
刃牙は渋川とタッグを組んで戦うが、柳の前にまさかの敗北。取り逃がしてしまう。
刃牙の敗北により重苦しい空気に包まれるご老公と地下格闘士たち。
そこにドリアンが侵入、ご老公邸を爆破し、地下のアジトへ逃げた。
その後を追っていた加藤がアジトを突き止め勝負を挑むも、圧倒的な実力差を前に完敗。
瀕死の重傷を負った加藤の仇をとるべく、神心会が総出でドリアンへの復讐に動くのだった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ドリアンが連行された先は夜の遊園地
運転手が神心会の門下生と知り、命を狙おうとするドリアン。
しかし後続の車列がすべて門下生であることに気付くと攻撃をとりやめ、大人しく目的地への到着を待つ。
着いた先は貸し切り状態の遊園地。
〈夜の遊園地へ [バキ 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
この夜の遊園地でドリアンと神心会が激突することとなる。
末堂 vs ドリアン
ドリアンの前に立ちはだかったのは、加藤と同期の末堂。
〈末堂が勝負を挑む [バキ 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ドリアンはあえて足場の不安定なジェットコースターに末堂を誘い入れ、発進した車上でのバトルが始まった。
空手の型である三戦でバランスをとり戦う末堂に対し、ドリアンはタックルをしかけて2人もろともジェットコースターから落下する。
〈ジェットコースターから落下 [バキ 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
末堂の身体はそのまま地面に叩きつけられたが、ドリアンは予め張っておいた繊維によって落下のスピードを緩和し、軽傷で済ませた。
倒れたままの末堂に勝者の余裕を見せるドリアン。
そこに克己・独歩・烈の3人が現れた。
〈克己・独歩・烈が乗り出す [バキ 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ドリアンは烈の兄弟子だった
烈がまだ海王の称号を得る前、白林寺では烈以上の才覚を発揮した外国人がいた。
欧米人でありながら海王の名を継いだその男こそ、ドリアンだった。
ドリアンが兄弟子だったことを悟った烈は、ドリアンと戦うどころか、「お会いできて光栄です」と口にする。
〈ドリアンは烈の兄弟子だった [バキ 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
克己はまさかの言葉に呆気にとられるのだった。
【8巻のまとめ】
神心会が総出でドリアンを連行し、末堂が挑む。
しかし末堂も敗れ、克己・烈・独歩がドリアンとの勝負に乗り出した。
しかしドリアンが烈と同門の海王であることが判明し、烈は兄弟子に敬意を示すのだった。
次巻へ続きます。
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