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怪人山岡編、堂々の大団円!そして新たな暮らしへ…『ザ・ファブル』22巻(完)【ネタバレ注意】

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~前巻までのあらすじ~

裏稼業専門の組織、通称「ファブル」がしばらく休業を決め、プロの殺し屋であるアキラとヨウコは一般人として世間に溶け込むことに。

組織のボスと付き合いのある大阪の地元ヤクザ・真黒組に面倒を見てもらうこととなり、真黒組の若頭・海老原や構成員のクロ、高橋らが佐藤兄妹と接点を持つように。

近所の女性・ミサキと出会い、その伝手でイラスト制作会社オクトパスでアルバイトをすることとなったアキラ。

海老原の弟分・小島や悪徳ビジネスを企む興信所・宇津帆らのトラブルに巻き込まれながらもプロとして対決を制し、いつしかミサキとアキラの距離が近づいていく。

しかし平穏も束の間。

ファブルと接点を持つためクーデターを企てた真黒組の幹部・砂川は組織のNo.2である山岡と共謀し、裏稼業人のマツとフリーの殺し屋・二郎を雇って浜田組長を毒殺。

恐怖を感じない山岡の目的は砂川のクーデターを利用してドラマチックな展開を楽しむことにあり、唯一正体の掴めない「佐藤アキラ」をラスボスに認定し、シナリオを考え始める。

中国から弟子のアザミとユーカリを呼び寄せ、砂川のクーデターの障害となりそうな真黒組の幹部・水野を脅して傘下に加えた山岡。

ミサキを守る為に正体を現したアキラが山岡・アザミ・ユーカリに立ちはだかり、「暗殺の最高傑作」と評される実力を見せつけるなか、アザミはボスから「山岡を拘束する」という密命を受けていたことを明かし、アキラと協力して山岡を追い詰める。

しかし山岡は傷を負いながらも追跡を逃れ、取り逃がしたアキラたちは結託して誰も死者を出さないよう山岡からの襲撃に備えることに。

海老原も一連の真相を知るなか、山岡は身を潜めながらゲーム感覚で海老原たちに宣戦布告しながら砂川と水野を始末した。

ヨウコとユーカリが山中で山岡を待ち伏せするが、ユーカリが裏切ったことで作戦は失敗。

ボスから「山岡を殺せ」という指示が下るなか、ユーカリ同様に山岡を親のように慕うアザミも山岡側に寝返り、ユーカリは山岡がヨウコの両親を殺した償いとして山岡が二郎に仕掛けたGPSのパスワードをヨウコに教える。

これで恨みっこなしの同門対決の火ぶたが切って落とされた。

海老原が見守るなか、アジトの倉庫でアキラと山岡・アザミ・ユーカリの本気の激突が始まるのだった。

 

最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

アキラvs山岡・アザミ・ユーカリ

真っ先に山岡に仕掛け、山岡を盾にしながらアザミの射線を切るアキラ。

ユーカリが山岡の加勢に回るが、2対1でもアキラは一歩も退かない。

〈アキラvs山岡・ユーカリ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

山岡がアザミの射線から離れ、アザミが銃の狙いを定める。

一瞬のうちにアキラはユーカリの足を払いながらアザミの射撃をかわし、ユーカリから奪った銃でアザミを牽制しつつ山岡の両脚を撃ちぬいた。

〈アキラが山岡の両脚を撃つ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

アキラの圧倒的な強さに感動すら覚えつつ膝をつく山岡。

アキラはビリヤード台の死角に隠れユーカリを締め落とす。

さらに残った銃弾でアザミの脇腹を撃ち、お手製の銃で牽制するアキラ。

射撃戦を諦めたアザミは一気に距離を詰め、アキラとの近接戦闘に臨む。

しかしアザミでもアキラには敵わず。

〈アキラが3人を制する [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

山岡たちとの勝負はアキラに軍配が上がるのだった。

山岡の最期

山岡を始末するため、銃を向けながらゆっくりと近づいていくアキラ。

アザミが山岡を殺さないよう懇願するなか、死を受け入れた山岡は「俺を覚えといてくれ」とアキラに遺言を残す。

〈山岡の遺言 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

しかしアキラが引き金に指をかけた際、田高田やミサキの顔、そして両親の死を悼むヨウコの表情が脳裏に蘇り、アキラは殺すのを躊躇ってしまう。

いち早く状況を察知した海老原が高橋に向けて合図を出し、倉庫の外で待機していた高橋が浜田組長の形見である銃を投げ入れた。

〈殺すのを躊躇ったアキラ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

銃を拾いにかけよる海老原、そして海老原を阻止するために近くにあったダーツの矢を投げるユーカリ。

ダーツの矢は海老原の左手の甲に刺さって防がれ、海老原は山岡に向けて銃を連射。

〈海老原が山岡を撃つ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

山岡はアキラ以外の者に手で逝くことを悔いながら息絶えるのだった。

ボスが姿を現す

山岡の死を見届け、倉庫から出ていくアキラ。

外にはいつの間にかキャンピングカーがあり、中でボスが待機していた。

ボスは運転手の男に倉庫の中を送りこみ全員を待機させ、アキラと車内で対話の後自らも現場に姿を現し、場を収めるのだった。

〈ボスが現場に降り立つ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

二郎を仕留める

GPSを追跡し、山中でテントを張る二郎の居場所を特定したヨウコたち。

〈二郎を追い詰めるヨウコたち [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

マツは鈴木も呼び寄せており、挟み撃ちにされた二郎。

何とか抵抗を試みるものの、ヨウコ・鈴木・マツのそれぞれが二郎の動きに反応したのがアダとなり、二郎は致命傷を負ってしまう。

〈誤って二郎に致命傷を負わせてしまう [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

助からないと判断したマツはその場で二郎にトドメを刺すのだった。

ボスと海老原による後始末

ボスと一連の後始末について話し合う海老原。

先代を殺した実行犯の二郎の処分は譲れないところだが、ちょうどそこにヨウコから着信が入り、「二郎を誤って殺してしまった」との報告を受ける。

海老原はボスたちに悟られないよう、その場で「(二郎を)殺せ」という指示を送り、表向きは真黒組が二郎を始末したということにして組のメンツを守った

〈組のメンツを守る海老原 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

アキラがボスに口添えしたことを受け、山岡に加担したアザミとユーカリは殺さないことが決まる。

アキラとヨウコについても、ボスは今後の対応を腹に決めているのだった。

〈ボスが考える落とし前 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

緊張からの解放

二郎を始末し、街に戻るヨウコ・鈴木・マツ。

ヨウコは二郎を殺した銃を鈴木からお守りとして受け取り、帰宅する。

家にはユーカリとアザミもおり、2人は山岡の死に寂しさを感じながら緊張を解いた。

オクトパスに無事に戻ったアキラはミサキにもう安全であることを告げ、また「もう誰も殺したくないと思った」という心境を語る。

〈アキラの想い [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

そしてアキラは田高田に退職を願い出て、街を離れ旅に出る考えを口にするのだった。

組織から離脱を決意

オクトパスでの仕事を終えて帰宅したアキラは、アザミ・ユーカリと今後のことについて考えを話す。

ボスから2人には「アキラの指示に従え」という命令が出ていた。

2人が山岡に加担し殺し合いに発展したことについてアキラは「友達と喧嘩しただけ」と表現して水に流し、自分の代わりとしてアザミに加えユーカリもオクトパスに入るように告げる。

そして自分とヨウコは2人を含めて全員組織を抜けることになったと明かし、本当の普通の生活を始めていくこととなるのだった。

〈本当の普通の暮らしへ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

娘のもとへ帰るマツ

海老原はマツを連れて二郎の遺体処理など、後始末をつける。

山岡が二郎に仕込んでいたGPSは一般には出回っていない超小型のもので、靴などに注射器で入れられるほどバレにくいものだった。

〈二郎に仕掛けられていたGPS [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

海老原は先代殺しに加担したマツに落とし前として銃を向け、引き金を引く。

死を覚悟したマツだが、銃は空砲。

アキラとヨウコからの頼みでもあり、「マツ」という裏稼業人はこれを以て死に、ただの父親として娘のもとへ解放されるのだった。

〈海老原がマツにつけた落とし前 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

ミサキにプロポーズ

アキラのオクトパスでの最終日。

アザミやミサキのいる前で退職し旅に出ることを宣言したアキラは、別れを惜しむミサキに好意を伝え、いきなり指輪を出してプロポーズする。

〈アキラがミサキにプロポーズ [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

立場的に籍を入れることはできないが、ミサキは涙ながらにプロポーズを受け、2人の事実婚が成立。

アキラが純粋にミサキに好意を抱くようになっていたのもあるが、ミサキがアキラの妻になれば組織もそう容易く手が出せなくなることを見越してのことだった。

〈プロポーズの真意 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

新たな人助けの旅へ

山岡を殺さなかったことについてボスからは「プロ失格」と言われながらも、同時に「高まりすぎた殺しのスキルを落とすことに成功した」という評価を与えられたアキラ。

〈ボスからの評価 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

ボスによれば、アキラたちの手に埋め込んだナノテクノロジーのチップでずっと監視・盗聴をしていたようだ。

ボスは「チップをそのままにしても組織からは一切関与しない」と告げ解放する一方、最後の命令としてアキラに「その能力を使って人助けをしろ」と告げる。

〈最後の命令は人助け [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

そして皆に見送られながらヨウコと共に、行き先未定の人助けの旅に出るアキラ。

街に平穏が戻り、アキラの帰りを待つミサキもいつの間にか強い心を手に入れたのだった。

〈人助けの旅 [ザ・ファブル 22巻](c)講談社/南勝久〉

【22巻(完)のまとめ】

山岡・アザミ・ユーカリの3人と正面から渡り合い、3人を制圧したアキラ。

アキラは脳裏にこれまでに出会った人たちの顔が蘇り山岡を殺すのを躊躇い、山岡は海老原に撃たれて命を落とした。

そして二郎もヨウコたちに見つかり仕留められた。

ボスが場を収めるために姿を現し、それぞれの後始末をつける。

山岡に加担したアザミ・ユーカリはアキラの頼みで始末を免れ、組織を抜けることが決まり、アキラの紹介で2人ともオクトパスで働くこととなった。

アキラとヨウコも組織を抜け、アキラはこれからもサキを守り抜くためにプロポーズ、事実婚ではあるがミサキと夫婦として結ばれる。

行き過ぎた殺しのスキルが無事に落とされたアキラは、ボスの最後の命令を受け、その能力を人助けに使うためヨウコと共に旅立つのだった。

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