全巻まとめ

人間を狩る喰種とそれを殲滅する人間、両者の狭間に立つこととなった青年の運命と苦悩『東京喰種』全14巻【ネタバレ注意】

“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種(グール)」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!

(U-NEXT作品紹介より引用)

\こちらも併せてチェック!/

映画

人の姿をしながら、人を喰らう怪人・喰種(グール)が潜む東京。平凡な大学生・カネキはある日事件にあい、喰種のリゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。苦悩するカネキは、喰種が集まる喫茶店「あんていく」で働き始め、そこで女子高生トーカたちと出会い、喰種にも守るべき家族や友人がいることを知る。一方、喰種を駆逐すべく、人間側の捜査官・亜門、真戸が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていく。 人の命を奪い、喰い、生き永らえる喰種の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界の姿を模索する青年の未来は―

(Amazpn Prime Video作品紹介より引用)

\無料体験期間もあります!/

(※2024/10/23現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)

映画

不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない【喰種】と人間のハーフになってしまったカネキ(窪田正孝)。彼の前に突然現れた男・月山習(松田翔太)により【喰種レストラン】に招待されるのだが、彼は美食家<グルメ>と呼ばれる史上最悪の喰種だった。【半喰種】であるカネキの香りにただならぬ執着を見せる月山の魔の手は、カネキのみならず、次第に周囲の仲間たちへと及び始める。果たして、カネキは最強の喰種・月山に勝つことができるのか?今ここに喰種VS喰種の壮絶なバトルが始まる!

(Amazpn Prime Video作品紹介より引用)

\無料体験期間もあります!/

(※2024/10/23現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)

アニメ

人を喰らう怪人“喰種(グール)”がのさばる東京。日常に隠れて生きる、正体が謎に包まれた“喰種”の脅威に、人々は恐れを感じ始めていた。読書好きの平凡な大学生・金木研(カネキ ケン)は、通いつめる喫茶店「あんていく」にて、自分の好きな作家・高槻泉(タカツキ セン)の小説を愛読する神代利世(カミシロ リゼ)と出会う。それが自らの運命を大きく変えることになるとは知らずに…。人間の命を奪い、喰い、生き永らえる怪人の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する青年の未来は--? (C)石田スイ/集英社・東京喰種製作委員会

(Amazpn Prime Video作品紹介より引用)

\無料体験期間もあります!/

(※2024/10/23現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)

登場人物紹介

金木 研(かねき けん)
本作品の主人公。愛称は「カネキ」。
上井大学の一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしている。
半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同等だが、赫眼は左目だけに現れる。
また、初期は自分の意思で赫眼の発現をコントロールできなかったため、外出時は常に眼帯をつけていた。
正体を隠すためのマスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。
このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。

<カフェ「あんていく」の喰種>

霧嶋 董香(きりしま とうか)
本作品のヒロイン。愛称は「トーカ」。清巳高等学校の二年生。
右眼を前髪で隠している。本人は告げられていないものの、四方の姪にあたる。
「あんていく」でアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。
ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、CCGからは「ラビット」の呼称が付けられている。
男勝りな性格で、他者にぶっきらぼうな言動をとることが多いものの、弱い立場の者にも気遣いを忘れない心優しさを見せる。
その反面、激情に駆られると人間を躊躇なく殺害するなど凶暴な一面を持っており、カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。
平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、半喰種であるカネキに対しては複雑な感情を抱いている。
そのため物語序盤は彼に対して苛烈に振る舞うことが多かったが、次第に仲間として認識するようになる。

芳村 功善(よしむら くぜん)
あんていくの店長である初老の男性喰種。温厚で物腰の柔らかな人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。
半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。
SSSレートと同等の実力を有し、ほぼ完全にその能力をコントロールしている数少ない赫者である。

四方 蓮示(よも れんじ)
大柄な体格に銀髪が特徴の男性喰種。愛称は「ヨモ」。
トーカとアヤトの母親・ヒカリの実弟であり彼ら姉弟にとっては叔父に当たるが、そのことは芳村以外には一切秘している。
過去には店頭に出ていたが、現在は情報収集や自殺者の遺体集めといった任務を担当している。
寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。
トーカやカネキに格闘の手ほどきをするなど蹴り技を始め高い戦闘能力を持ち、作中トップクラスの強敵と何度も交戦しながら生き延びている。

西尾 錦(にしお にしき)
眼鏡をかけた茶髪の青年。愛称は「ニシキ」。上井大学二年生でカネキの大学の先輩。
神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つが、本来は情に厚い。
親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いていた。
喰場に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。
後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。
月山に拉致された恋人の貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。
喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。
以降、口は悪いがカネキとトーカに対し気遣いを見せる。

笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)
あんていくを度々訪れる少女。愛称は「ヒナミ」。
登場以前に父親を殺されており、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。
学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。
11区でのアオギリの騒乱後はカネキについていくことを選び、彼や万丈らと行動を共にしている。
両親を共に喰種捜査官に殺害されたが、憎しみよりも寂しさを強く感じる心優しい性格。
ゆえに本来戦いには向かないが、真戸との戦闘では両親の赫子の優れた部分を受け継いだ「二種持ち」の喰種としての力を見せた。
腕力や身体能力は突出していないが五感が鋭く、特に聴覚と嗅覚に優れる。

古間 円児(こま えんじ)
あんていくの男性従業員。気さくな性格で、コーヒーの淹れ方においてはカネキの師匠格である。
揃いの猿面を付けた「猿」という喰種集団のリーダー「魔猿(まえん)」として各区の優秀な捜査官を殺しまわっていたSSレートの喰種という過去をもつ。

入見 カヤ(いりみ カヤ)
あんていくの女性従業員。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて正確に把握する。
近接戦闘においても応用が利き、敵の行動を察知することで攻撃の回避に役立てることもできる。
かつては、「ブラックドーベル」という喰種集団の首領で「黒狗(くろいぬ)」と呼ばれており、特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。

 

 

<アオギリの樹>

タタラ
アオギリの幹部。SS〜レート。中国出身の男性喰種で、全身白装束に鉄製の赤いマスクを着用している。
隻眼の王の側近で、事実上アオギリの樹を統括するなど、他の幹部よりも中心的な立ち位置にいる。
冷徹な性格で、必要であれば他の幹部すら平気で切り捨てる。

エト
全身に包帯を巻いた外見の小柄な女性。Sレート。

ノロ
アオギリの幹部。SS〜レート。長身の男性喰種で、黒のロングコートに鼻と巨大な口のみ描かれたマスクを着用している。
隻眼の王の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。
捜査官に手出ししないこともあれば獰猛に襲いかかることもある特殊な個体。

霧嶋 絢都(きりしま あやと)
アオギリの幹部。トーカの弟。愛称は「アヤト」。姉とよく似た美形と評されている。
孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。
極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。

瓶兄弟(びんきょうだい)
アオギリに所属する兄弟で、墓盗りの兄貴分。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。
隻眼の王に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。

鯱(しゃち)
元6区のリーダー。本名は「神代 叉栄(かみしろ またさか)」。
23区の喰種収容所に収容されていたSSレートの喰種。
屈強な体格をした硬派な人物で、漢字交じりの独特な口調で話す。青年期から人間の道場で修行を積んだ武道の達人でもある。

<ヤモリ一門>

ヤモリ
アオギリの幹部。Sレート。本名は「大守 八雲(おおもり やくも)」。
拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。
相当数の共喰いを行った結果、半赫者としての覚醒を果たしており、赫子は肥大化し、複数の赫包が発達している。
愛用のホッケーマスクと残虐性、出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。
手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。

ナキ
元13区の喰種。23区の喰種収容所に収容されていたSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。
脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。
涙脆い性格でヤモリを「神兄貴」と呼んで慕っており、喰種収容所に収容されていた理由も彼を庇ったためである。
高い実力を持つ反面で知性が非常に乏しいが、仲間が危機に晒された際は身を挺して守ろうとする真っ直ぐな信念の持ち主でもる。

ガギ、グゲ
ナキに付き従っている巨漢の双子。常にマスクを被っており、素顔は不明。先天的に赫子が出せないため、肉弾戦で戦う。

<道化師(ピエロ)>

ウタ
4区で「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。
マイペースな性格で、ピアスとタトゥーの出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装うが、攻撃的な外見とは裏腹に非常に穏やかな性格であり、カネキを驚かせて喜ぶなど茶目っ気のある一面も存在する。
常に赫眼が発現しているため外出時はサングラスを着用している。
かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた。CCGでの呼称は「ノーフェイス」。
赫子のマスクを自在に形成することができ、相手の親しい人物の顔に擬態して相手の動揺を誘う戦法を取る。

イトリ
14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。
くだけた性格であり巨乳の持ち主。左胸にほくろがある。
広い情報網を持ち、喰種の裏情報に通じている。

ニコ
同性愛者の男性(オカマ)。嗅覚や聴覚が鋭く、バンジョーと同様に自身および他者の肉体回復に特化した赫子を持つ。
ヤモリに惹かれて一時的にアオギリの樹に出入りしていた。

帆糸 ロマ(ほいと ロマ)
あんていくの女性従業員。頻繁に皿を割ったり、喰種の客に人間用の調味料を提供したりとそそっかしい。

ドナート・ポルポラ
壮年の、男性のロシア系喰種。SSレート。呼称はそれぞれピエロ内では「クラウン」、CCGでは「神父」。
大量のロザリオが組合わさったような形状の赫子を持ち、優れた伸縮性を持つ。

<嘉納の関係者>

マダムA
喰種のレストランの会員。本名は「阿倍 麻衣子(あべ まいこ)」。
金髪はウィッグであり、本来はぼさぼさの黒髪。飼いビトのタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。

タロちゃん
喰種レストランでカネキを含む参加者たちの解体を担当した解体屋。マダムAの「飼いビト」。本名不明。
人間を手掴みできる巨体と怪力を有する反面、マダムAを「まま」と呼び、幼児語を用いるなど、知能は低い。

安久 黒奈(やすひさ クロナ)
カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。喰種化後の呼称は「クロ」。双子の姉。
縦縞のマスクに黒いフードという出で立ちをしており、赫眼は左目に現れる。
マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。
妹同様嘉納を「パパ」と呼んで慕っているが、嘉納自身は彼女らに対して愛情は無く、道具としか見ていなかった。
安久七生という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来妹と共に優秀な捜査官になると期待されていた。

安久 奈白(やすひさ ナシロ)
カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。喰種化後の呼称は「シロ」。双子の妹。
横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしており、赫眼は右目に現れる。
マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。
姉同様嘉納を「パパ」と呼んで慕っているが、嘉納自身は彼女らに対して愛情は無く、道具としか見ていなかった。
安久七生という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来姉と共に優秀な捜査官になると期待されていた。

<和修家関係者>

和修 常吉(わしゅう つねよし)
CCG総議長。和修 吉時、和修旧多 宗太の父親、和修 政の祖父。
峻峭な面差しから「鬼ツネ」と呼ばれ、恐れられている。

和修 吉時(わしゅう よしとき)
CCG本局局長。和修 常吉の息子、和修 政の父親。
局長就任の名跡をする以前は「和修 時(ちか)」という名前だった。
丸手と親交がある。温和で親しみやすい性格。

<その他の喰種>

月山 習(つきやま しゅう)
20区に暮らす青年。月山財閥の御曹司で、晴南学院大学四年生。
捕食対象の特定部位を選り好みするなど食事に対する強いこだわりを持っており、CCGからはSレートの喰種「美食家(グルメ)」と呼ばれている。
性格は当初喰種としての性質や、財閥の御曹司という社会的地位の高さから非常に利己的な部分が強く、「美食家」の名の通り、自らが美味を味わうためならどのような行動も厭わない性格であった。
また、ナルシストの一面もあり、普段は気取った言い回しをしているが、感情的な部分も強く、感情が昂ると激情に任せて行動することが多い。
しかし、認めた相手には敬意を払っており、身内である月山家の者たちには親愛を向けている。

万丈 数壱(ばんじょう かずいち)
反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。愛称は「バンジョー」。
屈強な体格をしているが、部下曰く「頑丈さだけが取り柄」で、戦闘能力自体は極めて低い。
赫子は攻撃には使用出来ないものの、自身や他者の肉体回復に特化しており、アヤトやアキラの治療も行っている。

イチミ、ジロ、サンテ
バンジョーの取り巻き。ジロのみ女性。全員常にガスマスクをつけている。
連携を生かした波状攻撃を得意とする。

神代 利世(かみしろ りぜ)
本作品のキーパーソンとなる女性。愛称は「リゼ」。S〜レート。
カネキが喰種の世界に足を踏み入れる原因を作った張本人。
趣味は読書で日頃はお淑やかで理知的に振る舞い、カネキも惚れていたが、本性は奔放かつ貪欲であり、無差別に人を襲って食欲を満たしているためCCGからは「大喰い」と呼ばれており、他の喰種からも恐れられている。
明確な実力は不明だが、彼女の持つ赫子は鱗赫の中でも非常に強力なタイプであるとされており、彼女の赫包を移植された半喰種はいずれも高い実力を持つ。

笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)
ヒナミの母親。本編登場以前に夫を失い、温厚な性格から人を狩ることが出来ず、あんていくから食糧を受け取る生活をしていた。
しかし、芳村の厚意に甘え続けることを良しとせず、自殺の名所を喰場とすることで人を傷つけずに自ら食糧を得る決意をする。

霧嶋 新(きりしま あらた)
トーカとアヤトの父親。温厚な性格の持ち主で、トーカとアヤトに対しては人間との共存を図る生き方を教え諭していたが、その一方で妻のヒカリを殺された復讐として捜査官狩りや多くの共食いを繰り返していた。
人間の死体を拾って喰べることからCCGではSSレート「骸拾い(ムクロひろい)」と呼称されている。

霧嶋 ヒカリ(きりしま ヒカリ)
トーカとアヤトの母親で、ヨモの姉。2人が幼いころに有馬に遭遇、駆逐された。
アラタと結婚するまでは荒れた精神のまま捕食殺人を行っていたという。

ニシキの姉
少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。人間であるアルバイト先の店長と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに発見、駆逐された。
このことがニシキが当初人間を憎悪する要因となった。

ビッグマダム
喰種の富裕層「マダム」の重鎮で、肥満体の男性(ニューハーフ)の喰種。SSレート。

<喰種対策局(CCG)>

有馬 貴将(ありま きしょう)
1区および24区担当の男性捜査官。
総議長に見出された白日庭出身者で、特例でアカデミーを経ずに三等捜査官に就任、異例の早さで特等捜査官まで昇進した逸材。
数多の逸話を持ち、中でも二等捜査官時代に隻眼の梟を単独で撃退、二階級特進を果たしたことでその名を馳せた。
両手でそれぞれ形状や種類の全く異なるクインケを自在に扱い、装備の整わない状態でSSSレート喰種を圧倒するなど、特等捜査官の中で別次元とも言える戦闘能力を有することから「CCGの死神」とも呼ばれる。
また、彼が率いる有馬班に所属していた捜査官も総じて高い能力を持つ。
少年期から捜査官として活躍していた天才肌であるが、平子からは「天然」と評されている。

鈴屋 什造(すずや じゅうぞう)
20区担当の男性捜査官。愛称は「ジューゾー」。
初登場時は三等捜査官で、篠原のパートナー。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任した。
中性的な容姿をしており、カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。
男性としては小柄で華奢な体格であるが極めて高い身体能力と動体視力を持つ。
かつてはビッグマダムの「愛玩動物」および「娘の代用品」として扱われた飼いビト兼解体屋だった。

篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)
20区担当の男性捜査官。ジューゾーの最初のパートナー。
人当たりのよい性格の人物で、ジューゾーの問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。
ジューゾーをパートナーにした当初は彼の奇行に手を焼いていたが、後に互いに信頼関係を築くようになる。
トーカとアヤトの父であるアラタの捕獲や一等捜査官時代にSレート喰種、オニヤマダを駆逐するなど数多の功績を持つ歴戦の捜査官。
真戸呉緒の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。
堅実かつ確実に成果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。

黒磐 巌(くろいわ いわお)
13区担当の男性捜査官。黒磐 武臣の父親。
実戦経験豊富なベテラン捜査官で隻眼の梟と二度交戦、致命傷を負わせた経歴を持つ。
無口で「うむ」が口癖。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。

丸手 斎(まるで いつき)
対策II課所属の男性捜査官。和修 吉時と親交があり、捜査や指揮の勘所は彼から学んだ。
一方、嫌味な性格をしており、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。
クインケを「オモチャ」と称して嫌っているが、喰種にアサルトライフルで正確な射撃を行うなど捜査官としての実力は確かである。

法寺 項介(ほうじ こうすけ)
20区担当の男性捜査官。滝澤のパートナー。第一部時点では准特等捜査官。
目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格だが、時折辛辣になることもある。
13区のピエロマスク掃討戦だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残した実力者であり、武闘派として知られる。
真戸呉緒の二代目パートナーであった。

宇井 郡(うい こおり)
4区担当の男性捜査官。一人称が「私」の中性的な青年。実家は裕福。
勤勉だがやや融通に欠ける性格であり、愛煙家。平子同様に有馬の世間ズレした言動に振り回されていたが、彼に対する信頼の念は深い。
第一部時点では准特等捜査官であり、それながら4区の指揮権と特等会議への参加権を持つ元・有馬班のホープと称される。

田中丸 望元(たなかまる もうがん)
2区担当の男性捜査官。2区の支部長として、捜査官の職務と2区の統括役を兼任している。
実家は寺であり、幼少期から数々の霊体験に見舞われ、それを避けるために捜査官となった異色の経歴を持つ。
親族から住職を引き継ぐよう、口うるさく言われているらしい。
強い霊感を持つ一方で本人には霊的存在への耐性がないらしく、霊体験に見舞われる度に丸手を始めとする他の捜査官に泣きつくこともしばしばである。

安浦 清子(あうら きよこ)
1区担当の女性捜査官。対策I課課長。女性で初めて特等捜査官に就任した人物であるため、多くの同性捜査官からの羨望を集めている。
真戸呉緒の亡き妻、微とは同期であったため、彼女と並んでその優秀さを讃えられることも多い。
分離させた[是毘図]を同時併用する二刀流に長け、その戦法は彼女自身の指導をもって有馬や半井、真戸呉緒に引き継がれている。

灰崎 深目(はいさき しんめ)
対策II課所属の男性捜査官。コクリア現監獄長。
過去にはコクリア尋問官を務めた経歴があり、Vとも何らかの関係があったことが示唆される。

伊庭 藤重(いば ふじしげ)
篠原や真戸、黒磐の元上司で尾赫使いのベテラン捜査官。
過去の梟戦において利き腕を切断されたため、捜査官を引退する。

亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)
20区担当の男性捜査官。 本作品第一部においてCCG側の狂言回しを務める人物。十字架のペンダントを常に身に付けている。
極度の甘党で、辛いものが非常に苦手。真戸呉緒の最後のパートナー。
アカデミーを首席で卒業したエリートで「この世界は間違っており、歪めているのは喰種である」という考えと、それに基づく「この世界を変える」という信念の元に活動している。
基本的に涙脆く正義感に溢れた好青年であるが、直情的な性格や凄絶な使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。

瓜江 幹人(うりえ みきと)
瓜江 久生の父親であり、故人。
黒磐の所属していたS3班の班長を務めていたが、部下たちに撤退を指示し単独で隻眼の梟と対峙した結果、殉職した。

真戸 暁(まど あきら)
20区担当の女性捜査官。真戸 呉緒と真戸 微の娘。愛称は「アキラ」。
初登場時は二等捜査官で当初は有馬班に所属。後に20区に配属され、上等捜査官に昇進した亜門のパートナーとなる。
アカデミーでは滝澤と同期で首席卒業。傲慢とも言える一面を持ち、敬語を用いるのを「時間と体力の浪費」として考え、敬意を表すに値すると判断しない限りは上位捜査官を相手にしても対等に接する。
勘の鋭さや卓越したクインケ操作など、その言動には父親を彷彿とさせるものが多い。
開発局にたびたび出入りしてクインケの設計にも携わっており、アカデミー生時代からクインケをオーダー、使用していた。

千之 睦(ちの むつみ)
23区担当の男性捜査官。眼鏡をかけた中年男性で愛称は「チノムツ」。田井中のパートナーを務める。

鉢川 忠(はちかわ ちゅう)
梟討伐作戦から登場した男性捜査官。眼鏡をかけ、コートの襟で口元を隠している。
喰種との交戦の影響か、唇の肉が無く歯茎がむき出しになっている。
ルールに縛られない自由性と独自の倫理観を持ち、かつその倫理観のまま民間人を平然と戦闘に巻き込むなど周囲を省みない性格をしている。

真戸 呉緒(まど くれお)
20区担当の男性捜査官。真戸 微の夫であり、アキラの父親。亜門のパートナーを務める。
少々不気味な雰囲気を漂わす中年男性で、常に手袋をはめている。喰種の駆逐を使命とし、妻の仇である隻眼の喰種への復讐を目指していた。
風変わりな人物ではあるものの、本質的には礼儀正しく、部下や同僚らへの気遣いと思いやりにも長けており、家族への愛情も非常に深い。
一方で喰種に対しては「クズ」「ゴミ」と揶揄するなど態度は一貫して残虐非道であり、心身に苦痛を与えることを至上とし、例え反社会性の薄い個体であっても容赦なく殺害する。
クインケの収集に執着する反面、数多の功績を挙げながらも昇進の意思がなかったことから職場内でもかなりの変わり者と見られていた。

平子 丈(ひらこ たけ)
21区担当の男性捜査官。家族構成は祖父母と柴犬を飼っている。
無表情と事務的な言動、存在感の薄さが特徴。階級は上等ながら准特等捜査官を凌ぐ戦闘能力を有し、SSレート喰種のカヤを苦戦させるほど。
有馬とコンビを組んでいた時は彼の天才的な能力と言動にかなり振り回されていた。

富良 太志(ふら たいし)
7区担当の男性捜査官。有馬とは高校時代からの友人。妻であるアキとの間に幼い娘がおり、柴犬を飼っている模様。
木犀賞受勲、CCG地区対抗草野球大会で優勝経験あり。

田井中 寛和(たいなか ひろかず)
23区担当の男性捜査官。チノムツのパートナーを務める。

伊東 倉元(いとう くらもと)
梟討伐作戦から登場した男性捜査官。初登場時は二等捜査官。糸目の青年。
平子班の一員。

穂木 あゆむ(ほぎ あゆむ)
梟討伐作戦から登場した女性捜査官。初登場時は一等捜査官。幼い子供のような容姿をしている。
そばかすにコンプレックスを持ち、長く伸ばした頭髪で頭部全体を覆っている。
小柄な体格を活かした俊敏かつ正確な攻撃を得意とし、その機動性は隻眼の梟の攻撃を回避できるほど。

馬淵 活也(まぶち かつや)
対策II課所属の男性捜査官。丸手の部下であるが、軽口を挟んで彼にたしなめられていることが多々ある。
またモニターを見ている時に涎を垂らす癖がある。戦況分析が得意らしく、梟討伐作戦では後方で各部隊の戦力配分の変更などを指示した。

車谷 東吾(くるまたに とうご)
嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。

環 水郎(たまき みずろう)
13区所属の男性捜査官であり、鈴屋班の構成員。明るい性格の青年だが、銀木犀賞を所有する実力者である。
半兵衛とはアカデミー同期であり友人でもあるが、二人共班内で最年少であるためか、半井から辛辣な対応をされることが多い。

滝澤 政道(たきざわ せいどう)
20区担当の男性捜査官。法寺のパートナーで跳ねた前髪が特徴。アカデミーを次席で卒業しており、アキラとは同期。
有馬と亜門に強く憧れており、彼らの関わった事件のスクラップ記事を全て集めている。
局員補佐として働くヒデと親交がある。
首席卒業のアキラや異例のスピードで自身と同じ階級に昇進したジューゾーには劣等感を感じている。

五里 美郷(ごり みさと)
3区担当の女性捜査官。長身と額の中央にあるほくろ、男性的な口調が特徴の無愛想な印象の人物。
料理が非常に不得手であり、彼女の手料理を口にした黒巌以外の捜査官は体調不良に見舞われている。
亜門に憧れているが、彼に対してはその裏返しとして攻撃的に接してしまう。

張間 トウコ(はりま トウコ)
亜門や篠原の回想にのみ登場する女性捜査官。亜門とはアカデミーの同期にして友人であり、24区のモグラ叩きに参加し殉職した。
亜門の回想から彼とは深い親交があったことがうかがえ、彼女の遺品である[ドウジマ1/2]は亜門が所持することとなる。

戸影 豪正(とかげ ごうまさ)
CCG第二アカデミーの教官であり、戦闘訓練を担当している。顔面の広範囲に広がる深い傷が特徴の男性捜査官。
人差し指を親指で押して鳴らす癖があり、後にこの癖はヤモリを通じてカネキ(ハイセ)やナキら白スーツに受け継がれている。
過去にコクリアの尋問官を務めていたが、常軌を逸した嗜虐性から捕獲したヤモリに対して長きに渡る拷問を行っていた。

地行 甲乙(ちぎょう こういつ)
1区のCCGラボラトリー主席研究員であり、ドイツの喰種研究機関・GFGにも一時在籍していた経歴を持つ。
目元を隠すマッシュルームカットが特徴的な男性。
亜門の[ドウジマ]に修繕と強化を施すも、彼に対しては設計を担当したのがアキラであることを伝え、彼女の能力を賞賛している。

<民間人>

嘉納 明博(かのう あきひろ)
嘉納総合病院の院長の息子であり、同院で医師として務める初老の男性。
帝鳳大学医学部を卒業後、ドイツに渡ってGFGにて3年間の下積みを経てCCGへ入局。
解剖医として働いていたが、ある時期を境に突如退局。その後は一般的な医師として活動していた。
リゼの襲撃により瀕死の重傷を負ったカネキに彼女の赫包を移植。
半喰種となった彼を担当医として診察していたが、突然姿を眩ませて東京郊外の地下のラボに潜伏していた。
そこでかつての経歴を活かして回収したリゼを利用し、秘密裏に様々な実験を行っていた。
一見すると穏やかな物腰で患者や同僚からの信頼も篤い人物であったが、その本質はまさしくマッドサイエンティストと呼べる倫理の欠如した性格をしており、己の実験を成功させるためには他者の肉体や精神を蹂躙することも全く厭わない。

永近 英良(ながちか ひでよし)
カネキの親友で彼と同じく上井大学に通う男子学生。愛称は「ヒデ」。
カネキが人間としての感情を持つ主柱となっている人物。
カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広い。
小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで彼と親友となる。
あんていくの常連客であり、トーカに興味を抱いている。陽気で大雑把な性格であるが、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持つ。

小坂 依子(こさか よりこ)
トーカの親友である、清巳高校の女子生徒。
温和な性格で他者への気遣いに長け、彼女のことを常に気にかけているが、その正体には気付いていない。
調理師を目指しており、度々自身の手料理をトーカに食べさせていた。

西野 貴未(にしの きみ)
ニシキの恋人。上井大学医学部医学科二年生。
家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。
ニシキが喰種であることを知っており、必要があれば彼の食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。

高槻 泉(たかつき せん)
小柄な体型ではねた長髪が特徴的な女性。気さくな性格でサービス精神旺盛。
10代でデビューし、処女作「拝啓カフカ」は50万部のベストセラーとなった。
その後の著書もいずれも高い評価を受けており、アキラからは「文壇の逸材」と評される。
カネキ曰く「綺麗な女の人」であり、作品ではなく本人が好きというファンもいるほどの有名人。
サイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教えた。

安久 七生(やすひさ ななお)
クロナとナシロの父親で、貿易会社「スフィンクス社」の社長だった。
表向きは祖父の資産を元手にスフィンクス社は貿易業を営み莫大な富を得たとなっているが、実際は事業に失敗し巨額の借金を抱えていた。

各巻のあらすじ

事故がきっかけで人間を狩る喰種になり、居場所を失った青年
個人的な復讐が捜査官との戦争の火種に
復讐を果たしたトーカとヒナミ、カネキは亜門と対峙して本能が覚醒…
美食家の喰種が主宰する招待制レストランへ
カネキ・トーカvs月山、そしてCCG捜査官たちの増員が迫る…
アオギリの樹に拉致されたカネキ、脱出作戦も失敗…
終わりのない拷問でカネキが覚醒、あんていくの救出作戦とCCGの掃討作戦も重なり大混戦に
店長vsCCG、カネキはアヤトを圧倒!アジトでの戦いは終結するが…?
喰種たちの脱走、CCGの新体制、カネキは嘉納の手がかりを求めマダムAを追う
実験で喰種を作り出していた嘉納を発見!だがアオギリの樹に邪魔され、さらにCCGも迫る…
共食いの代償、力が暴走し自分が何をすべきか見失うカネキ
明かされた店長と四方の過去、カネキは「あんていく」に戻ることを決意
CCGが「あんていく」を包囲、仲間たちのピンチにカネキも参戦
カネキの前に立ちはだかった壁、多数の死傷者を出し敗走するもまだ戦いは終わらない…

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-全巻まとめ

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