ヒトのなかにはその正体を隠しながらヒトを狩り、その死肉を食べる喰種が潜んでいる。
平凡な大学生カネキはリゼという喰種の臓器を移植されてしまい、ヒトから喰種になってしまった。
ヒトと喰種の違いに苦しむカネキだが、街の喰種たちが運営する喫茶店「あんていく」の助けを借りながら喰種の世界を学び始める。
カネキは「あんていく」で働きながら、店長や店員であるトーカたちから人間社会に溶け込む術を学び始めた。
だが知人の喰種が容赦なく喰種対策局「CCG」の捜査官である真戸に殺され、怒ったトーカが個人的な復讐を断行、結果としてCCG捜査官にマークされることとなる。
トーカの判断は必ずしも正しくないと知りながらも、カネキはトーカの力となるため、自分も喰種としての特殊能力である赫子の使い方を学び強くなろうと決意するのだった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
CCG潜入作戦
ヒナミについての捜査状況を調べながらかく乱するため、トーカとカネキは変装してCCGの20区支部に乗り込んだ。
2人は偶然通りかかった真戸に目をつけられ、カネキは喰種がもつ「Rc細胞」に反応するゲートをくぐらされる。
しかし幸いにも半分ヒトであるカネキにゲートは反応せず、2人は大急ぎで支部を脱出した。
トーカ 対 真戸
トーカが殺した捜査官の記事を読んだヒナミは捜査官が自分を殺しに来ると思い、逃げるために「あんていく」を抜け出し町をさまよっていた。
ヒナミがいないことに気づいたカネキとトーカは急いで探し始める。
トーカはリョーコの腕を抱えたヒナミを見つけるが、それは真戸がヒナミを誘き出すために仕掛けた罠だった。
真戸はヒナミの両親を材料にして作った2つの「クインケ」を操り、トーカを圧倒する。
喰種として生きる苦しみを叫ぶトーカだが、その言葉が真戸に届くことはない。
追いつめられたトーカだったが、そのときヒナミの赫子が覚醒し、真戸を返り討ちにした。
トドメを刺されてもなお、真戸は喰種を悪だと決めつけ罵倒し続けていた。
カネキ 対 亜門
カネキは真戸のもとに加勢しようと向かう亜門と対峙し、足止めしていた。
亜門は仲間を殺された怒りをぶつけ、喰種が世界を歪めていると憤る。
喰種にも感情がありそれぞれ大切な人がいることを知るカネキは「ヒトも喰種も同じ」だと感じるが、それを知るのはヒトから喰種になった自分だけだと気づく。
カネキは「相手のことをよく知らずに間違っていると決めつけるのはおかしい」と言い、それを亜門に分からせると宣言した。
亜門の肉を一口食べて赫子を出したカネキは、特訓を思い出しながら亜門を追いつめていく。
しかし同時に喰種の本能がカネキを侵食し、亜門を殺してしまいそうになる。
本能を抑えなんとか亜門を逃がしたところに四方が現れ、カネキを正気に戻した。
そしてトーカたちと合流し、現場を後にした。
真戸と亜門の過去
亜門は真戸と出会った頃を思い出していた。
頭は切れるが癖のある真戸を理解できず反感を覚えていた当時の亜門だったが、初めての捜査で真戸に助けられてから彼を信頼し、良いパートナー関係を築いてきた。
真戸は熱意ある後輩の亜門を誇りに思っており、亜門もまた真戸を誇りに思っていた。
【3巻のまとめ】
トーカとカネキはヒナミへの捜査をかく乱するためCCGに偽情報を流すが、それを逆手に取った真戸の罠によりヒナミが誘き出されてしまう。
トーカはヒナミと協力して真戸を倒し、カネキは亜門と対峙して足止め。
喰種の本能に抗ってまで亜門を殺したがらないカネキの言葉に、亜門は今まで抱いていた喰種への考えを疑い始めるのだった。
【3巻の見どころ】
この巻の見どころは、喰種とヒトの対立が極限に達しながらも、互いの存在を見つめ直す瞬間が描かれる点です。
真戸の罠にかかり絶体絶命となったトーカが、ヒナミの赫子の覚醒によって逆転する場面は、ヒナミの成長と絆の強さが胸を打ちます。
また、カネキと亜門の戦いでは、喰種とヒトの間にある壁を越えようとするカネキの思いが衝突し、単なるバトルにとどまらない深い対話が展開されます。
真戸と亜門の過去も描かれ、敵としてだけではない複雑な関係性に読者の心も揺さぶられます。

次巻へ続きます。
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