ある日突然、宇宙から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。
その生物は鼻腔や耳孔から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。
自在に変形する寄生後の頭部は、様々な人間の顔に擬態することができる上に、刃物のように鋭くもなり鞭のようにしなやかにもなり、数名以上の人間を一瞬で切り裂くのだ。
さらに彼ら「寄生生物」は、高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
果たしてこの寄生生物は何のために生まれてきたのか。
そして幸か不幸か寄生生物をその身に宿して共生することとなった主人公・泉新一は愛する人たちや人類を寄生生物の襲撃から守ることはできるのかー。
こちらも併せてどうぞ。
\こちらも併せてチェック!/
\無料体験期間もあります!/
(※2024/07/16現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
\無料体験期間もあります!/
(※2024/07/16現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
\無料体験期間もあります!/
(※2024/07/16現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
登場人物紹介
泉 新一(いずみ しんいち)
本作の主人公。ごく平凡な高校生であったが、右手に宿ったパラサイト「ミギー」により数奇な運命を辿ることになる。
ミギーとの共生は、パラサイトを探知する能力と同時に探知される役目も果たし、このためもあって人間と寄生生物との中間者としてパラサイトに関する一連の事件に巻き込まれる羽目になる。
また自身の安全のみを考えるミギーの意向に逆らうわけにもいかず、家族や親しい友人に己の境遇を明かすことのできないジレンマを抱え、物語の終盤までそれに苦しむことになった。
性格は至って普通の高校生で、ヒロインに片思いをしたり、遠回しなアプローチを送ったり、不良に絡まれたり喧嘩になったりすると震えたりとどこにでもいる普通の少年である。
ミギー
新一に寄生したパラサイト。
ベッドに横たわりヘッドホンで音楽を聴いていた新一の耳から侵入できず、鼻孔から侵入を図るが失敗。
その後、目を覚ました新一の右手に突き刺さるようにして侵入し脳を目指すが、新一が自身の上腕をコードできつく縛り上げ阻止したため、そのまま右腕に寄生した。
寄生当初は他のパラサイトと同じく感情に乏しく、宿主と自分以外の生死には極めて冷淡かつ淡白で、人間を盾にし敵と戦う策を練るなど、人間社会の常識に外れる思考から、新一との間には大きな意識の乖離があった。
泉 一之(いずみ かずゆき)
新一の父。44歳。雑誌記者上がりのフリーライター。
新一の右手がパラサイトであることには気付いていない。
泉 信子(いずみ のぶこ)
新一の母。40歳。専業主婦。新一が小さいころ大やけどを負いそうになるところを庇い、自らが手にやけどを負ってしまう。
この記憶のため新一はその後、特に反抗期もなく育った。
夫である一之曰く、「お嬢様育ち」らしく、臆病で泣き虫な面もあるが、新一を思う気持ちだけは誰よりも強い。
村野 里美(むらの さとみ)
新一と同じ高校に通うガールフレンド。
中学生時代から新一を知っており、高校進学と同時に新一と交際を始めた。
新一が抱えているミギーの秘密や母親の死といった出来事については何も知らされていないが、彼の身に何かが起こって悩み続けていることには気がついている。
変貌していく新一のことを理解できないことに悩み、幾度か新一に対して辛辣な言葉を投げかけて気まずくなることもあったものの、物語の最後まで新一のことを信じて身を案じ続ける。
加奈(かな)
新一の隣町に住む北高の女生徒で、いわゆるスケバン。
新一の目の中に人間以外のものを感じ、徐々に新一に異性としての興味を抱くようになる。
ミギーと融合する以前の新一の人柄についてはあまり知らず、融合後の彼が垣間見せるようになった凄味や野性味に魅力を感じており、恋敵である里美が新一の変化に戸惑っているのを好機として捉える。
パラサイト同士が存在を確認できる「信号」を感知する特殊な能力を持つが、彼女自身はその能力の意味を正しく理解していない。
光夫(みつお)
“自称”加奈の彼氏。北高の生徒で体が大きく喧嘩も強い。新一たちの通う西高の生徒とよく喧嘩をしている。同級生との喧嘩を見かねて仲裁に入った新一に対して暴力を振るい、結果的に新一と加奈を引き合わせる。
初めは新一を圧倒していたが、新一の変化後は、喧嘩ではまるで歯が立たなくなり、加奈が新一に心変わりしていくのに苛立ち、新一に激しい嫉妬の感情を抱く。
宇田 守(うだ まもる)
パラサイトに寄生されながらも脳が残っている人間。
伊豆のホテルの従業員で、涙もろく温和な性格の、小太りの男性。
かつての離婚が原因で自殺を考え海の見える崖の上で物思いにふけっていたところ、幼生パラサイトの襲撃を受ける。
驚いた拍子に崖から海に転落してしまったものの、寄生を試みたパラサイトがとっさに宿主の生命維持を優先させた結果、脳を奪うタイムリミットを過ぎてしまった為に、辛うじて脳を奪われることなく命を繋いだものの、顔下半分から胸部までが寄生された。
彼に寄生するパラサイト「ジョー」とは友好な関係を築いている。
それまで他のパラサイトと遭遇した経験はなかったが、母を乗っ取ったパラサイトを追って伊豆を訪れた新一と知り合い、脳を乗っ取られずにパラサイトと共存している宿主の境遇を分かち合える唯一の友人として連絡を取り合うようになる。
ジョー
宇田に寄生するパラサイト。幼生時に宇田の体内へ潜り込んだ際、海へと転落した宿主(=宇田)の生命を救うことを優先した結果、脳を奪うことに失敗し、現在は顔下半分から胸部にかけて寄生している。
倉森(くらもり)
興信所の調査員。妻と娘ひとりの冴えない父親であったが、田村玲子から新一の身辺調査を依頼されたことを発端に、数々の数奇な事件に関わってきた新一に好奇心を抱くようになる。
平間(ひらま)
北署に勤務するベテラン刑事で、新一や倉森らが住む地域の担当官としてパラサイト対策特命捜査を指揮する。
認識能力、決断力、思考の柔軟性等で群を抜く優秀な人物。
パラサイトは単なる猛獣ではないと見抜き、実際に関わりを持った人間の生の声を聞いてみることを重要視、思慮深さを発揮した。
山岸(やまぎし)
陸上自衛隊二佐。市役所戦における「内環(掃討部隊)」の指揮官。
パラサイト判別のために市役所中の人間を1階ホールに集めた際、指示に反して他階へ移動した広川市長以下パラサイト一味を駆逐すべく、一部隊を率いて掃討する。
浦上(うらがみ)
人間を惨殺することに快感を覚える殺人鬼。
人間を使って「遊んだ」ため、見ただけでパラサイトを判別することができる能力が自然と身に付いた。
指名手配されて追われている中、パラサイトの存在に気がついて何をするのか興味を抱き、好奇心からリスクを冒して捕食後の現場を見に行くが、「結局自分と同じこと(虐殺や食人行為)をやっているだけ」として失望し興味を失う。
その時の現場に偶然居合わせた警官に逮捕されて収監され、死刑を免れない身だったが、その判別能力を見込まれて捜査活動に利用され、新一と対面した時には、彼をたじろがせるほどの威圧感を見せた。
市役所戦に駆り出された際に後藤の出現による混乱に乗じ、監視役だった若い刑事を銃器によってためらいなく殺害し逃走した。
早瀬 真樹子(はやせ まきこ)
伊豆で民宿を営む家庭の娘で中学生。新一の両親が旅行先でパラサイトに襲われ、父を守って母の仇を討つための旅の途中、高速船の中で出会う。
新一によって同乗船していた生活指導教諭によるトラブルを一部回避できたことから、新一に興味を持つ。
新一が高校生一人のため怪しまれ、新一の父が入院する病院周辺のホテル・旅館に宿泊を断られていた際、偶然にも再会して家族に口添えし、彼に宿を提供することに成功する。
裕子(ゆうこ)
新一の通う高校の美術部員で、島田秀雄の同級生。
兄は犯人の似顔絵描きをする警官で、パラサイト殺人に関する泉一之への事情聴取に同席していた。
兄からの伝聞によってパラサイトの存在を断片的に知っており、島田の無表情さに興味を抱いて観察している内に、島田がそのパラサイトであることに気づく。
思い悩んだ末、言葉が通じるのならばと島田に殺人をやめるよう説得を試みるが、逆に襲い掛かられ、その時に護身用に準備していた強酸入りの瓶を島田に投げつけたことが彼の錯乱を引き起こし、大量殺戮事件の引き金になってしまう。
美津代(みつよ)
田舎に住む老婆。後藤との戦いに敗れてミギーを失い、負傷して逃走し、山中を徘徊していた新一を数日間自宅に匿った。
若い頃には街で水商売をしていたが、夫の要望で田舎に移り住み、夫の死後は一人暮らし。
口は悪いが思いやりのある優しい性格で、半ば死に急ぐような態度で後藤との再戦を決意する新一を懇々と諭した。
彼女から借りた鉈を手に、新一は後藤との最後の戦いに臨み、その間は夫の遺影に新一の無事を祈っていた。
田宮 良子(たみや りょうこ)→田村 玲子(たむら れいこ)
新一の通う高校の代用かつ新任の教師として現れたパラサイト。
数学教師「田宮良子」の名前と社会的立場をそのまま受け継ぎ、パラサイトの中でも特に高い知能を持つ個体。
「A」襲撃事件直後に父親不明の子を妊娠していることが発覚した際、身分を捨てて姿をくらまし、再登場時には名前を「田村玲子」と変え未婚の母となっている。
研究者的な探究心を見せており、パラサイト同士の生殖能力を確認する実験目的で子供を妊娠し、新一とミギーを「貴重なサンプル」として観察を続け、最強のパラサイト集合体である後藤を作り出す。
思考を巡らせる中、徐々に「自分達は何のために生まれてきたのか、どこから来てどこへ行くのか」という考えに行き着く。
その答えを得るため、倉森に新一の身辺調査を依頼し、大学で講義を受けるなど、他のパラサイトと違った立場を取るようになる。
A(エー)
田宮良子が教師として就任していた時期に新一とミギーに紹介したパラサイト。
新一とミギーの存在に強い警戒感を覚え、彼らを抹殺する衝動的な目的で彼の通う高校へ単身乗り込み、生徒や教師に対する無差別殺傷事件を起こす。
身元不明という意味で、死後も世間からは「殺人鬼『A』」と呼ばれることとなった。
島田 秀雄(しまだ ひでお)
新一を観察するために田村玲子が高校に送り込んだパラサイトで、新一より1学年上の3年2組に転入生として転入してくる。
体の操作が上達するという理由でスポーツを好んだ。
後に正体を見破った同級生・裕子が突発的に投げた瓶入りの強酸[注釈 19]を浴びて細胞統制が錯乱した状態に陥り、頭部が変形したまま校内で暴れながら生徒・教師・警官の計17名を殺害した。
最後は屋上に出たところを、新一の身体能力と変形したミギーの連携による遠距離からの石の投擲で胸部を破壊されて絶命する。
その死体は専門機関の手に渡り、それによって頭部を寄生されていない普通の人間との識別方法が解明されるなど、パラサイトの生命構造や特性を知るための重要なサンプルとなった。
広川 剛志(ひろかわ たけし)
パラサイト一味に協力する政治家。
後藤からは「ボス」と呼ばれる場面もある。
パラサイトに寄生されていない生身の人間だが、登場人物たちからはパラサイトの一人と誤認されている。
パラサイトをバケモノとしてではなく、自然の摂理が生み出したバランサーとして見なし、恐怖の色も見せずにパラサイト達を糾合して組織作りを進めるなど極めて理知的かつ行動的な人物である。
同時に地球を汚し他の生物を圧迫する「人間」の無軌道さと傲慢さに強い怒りを感じており、その思想に興味を持った田村玲子が正式に”仲間”と認め、パラサイトの組織の長として担ぎ上げた。
パラサイトの食事を安定供給させる「食堂」を提供し、広川の目的である人口抑制も実現するための組織を結成・運営している。
その活動の一環として田村玲子と共にコロニー計画を作り、東福山市長選に出馬し当選を果たす。
当選後は市長の立場を利用し、パラサイトが人目に付かずに人間を捕食するための「食堂」の管理を組織的に行うことになるが、その企みは倉森の部下の失踪をきっかけに新一を通じて倉森へと伝わり、やがて平間によって警察や自衛隊の知るところとなる。
市役所戦では、その気になれば何事もなく脱出できることを後藤に指摘されながらも市役所に残り、会議場で自衛隊員たちに包囲される中、持論について一席ぶった末にパラサイトと誤認されたまま射殺される。
後藤(ごとう)
田村玲子が作り上げたパラサイト集合体。本作におけるラストボス的な存在。
通常は人間1人の身体に1匹のパラサイトが宿るのに対し、彼の場合は肉体全体に5匹のパラサイトが宿っている
5匹のうち1匹が通常のパラサイト同様頭部に寄生しており、それぞれの寄生部位から複数の触手を同時展開し、自由に変形させる事が出来る。
その際、頭部は全身の制御に専念しなければならないため、自らが変形・攻撃等をしている余裕は無い。
「後藤」というのは、その統率者としての1匹のパラサイトを指す場合もあり、これは別の統率者である「三木」と頭部役を交代することもある。
性格は基本的に冷静沈着で、数々の戦闘技術を的確に使いこなす高い知性も持つ。
一方で田村玲子と同様にパラサイトの中では珍しく感情を獲得しており、新一との戦闘で不覚を取ったことに激怒して咆哮を上げたり、最初に新一と対峙した際にニヤリと笑うような表情を見せたりもしている。
後藤が持つ怒りの感情や戦闘を追求する性質について、その正体はパラサイト5匹分の人間を捕食する本能が1人の体に宿ったことで集合・増幅された結果だろうとミギーは推測している。
三木(みき)
普段は後藤の右腕を構成するパラサイト。
メインの統率者である後藤に代わって統率をこなすことが可能であり、その際は三木が頭部になり、後藤が代わって右腕部を務める。
「後藤」同様にそれぞれの寄生部位から複数の触手を同時展開する事が可能だが、「三木」自身の統率性能が低いため、両腕のみの展開に留まっており、新一に距離を詰められた際には辛うじて頭部を変形させていたが、刃の形成には至らず、かなりもたついていた。その名前は本来の担当部位である「右手」に由来するが[69][70]、新一やミギーと対面して名前の由来に言及した際には頭部となっていたため、新一を困惑させている。
新一・ミギーへの刺客として後藤が推挙されたところに自ら志願し、「強敵との戦い」を目的に彼らの元へ赴く。
パラサイトとしては珍しく表情が豊かな個体であり、普段から陽気で饒舌なお調子者のように振る舞っているが、それはその方が餌にするための人間をナンパする成功率が高いという事を学習し身につけた“他の個体よりも高度な擬態”に過ぎず、実際には人間としての感情を身につけているわけでない。
そのため微妙な機微を察することはできず、作った表情は大げさかつ場違いな場合もあり、人間の表情とは異質なものであることをミギーからも指摘されている。
草野(くさの)
組織の幹部的役割を持つとみられるパラサイト。
組織にとって障害となった新一と倉森の抹殺を企てたものの、その実行者が後先を考えずに倉森の家族のみを殺害し、本来の目的を果たすこと自体には失敗。
さらに報告を受けた際も失敗したことに苛立つばかりでその危険性を全く認識していなかったため、田村玲子に一連の無謀な行動を咎められた。
だが、そのことで彼女を危険視し、抹殺しようと二人の仲間を連れて急襲するも返り討ちにされる。