古代ローマのテルマエ技師ルシウスは、何故か何度も現代日本の様々な風呂に迷い込む。
迷い込むたび文明レベルの差にショックを受けるが、そのアイディアをローマに持ち帰り再現することで、皇帝からも頼りにされるほどの大人気テルマエ技師となっていく。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ルシウス、はじめての金精まつり
エルサレムから戻ると、妻は書置きを残して実家に帰っていた。
長年子どもを作れないルシウスに愛想を尽かしたのだ。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
自暴自棄になるルシウスを、友人マルクスは女祭司のもとへ連れていく。
そこでルシウスは、怪しげな薬に頭から沈められてしまった。
気がつくとルシウスは現代の日本にタイムスリップしており、子宝や豊作を祈る金精まつりの御神体と向き合っていた。
祭りの参加者はルシウスを神様と勘違いし、目の前で儀式を始める。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
その最中に不妊に悩む若い日本人女性の恥じらいなどを見て、ルシウスを悩ませていた男性機能の問題はめでたく解決した。
しかし喜んだのもつかの間、ルシウスは御利益を求める参加者たちにもみくちゃにされてしまう。
そして気がつくと、女祭司の元へ戻ってきていた。
長年の問題を解決し妻とヨリを戻すべく訪ねたルシウスだったが、時すでに遅し。
すでに妻は別の男性と再婚しており、妊娠までしていた。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
ルシウスの努力は無駄に終わったのである。
ルシウスとマナーを知らない客
ルシウスは、父の代から携わっている古いテルマエのメンテナンスをしていた。
そのテルマエはマナーの悪い元奴隷の客によって客足が遠のき、赤字に悩まされていた。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
客たちに注意をしに行ったルシウスだが、殴られて浴槽に倒れこんでしまう。
気がつくとルシウスは、日本の温泉街にある浴場にいた。
そこにローマで出会ったマナーの悪い客にそっくりの男たちが現れ、喧嘩になってしまう。
ルシウスは入浴マナーが図で示された掲示物を指し、男たちにマナーを守った入浴を呼び掛ける。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
ルシウスがなぜ怒っていたのか理解した男たちは、きちんとマナーを守って入浴しルシウスと和解した。
ローマに戻ってきたルシウスは、古いテルマエに「入浴マナーを示した浮き彫り」を設置した。
これによって元奴隷の客もマナーを理解して静かに入浴するようになり、客足も戻ってきた。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
そして、一つのテルマエを救ったルシウスのもとに皇帝が倒れたとの報せが入るのだった。
ルシウスとワニとバナナと
体調不良で倒れた皇帝は、エジプトのナイルを模した別荘で療養していた。
身も心も弱って代替わりを検討する皇帝は、次期皇帝のためにテルマエを設計するようルシウスに依頼する。
ルシウスは次期皇帝ケイオニウスの力量や好色な性格に疑問を抱き、まずは皇帝の元気を取り戻さなければならないと考えた。
どうやら昔ナイルから連れてきたワニもすっかり元気がなくなってしまっており、皇帝は昔ナイルで食べた果物の味と共にナイルに思いを馳せている様子。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
別荘の大浴場をメンテナンスしながら皇帝の愛するナイルを再現する方法を考えるルシウスに、突然注水口からあふれた大量の水が直撃する。
ルシウスが顔を上げると、現代日本にタイムスリップしており、ワニ園の檻の中にいた。
ワニに囲まれたルシウスは大慌てで脱出する。
冷静になって調べてみると、そこでは温泉の熱を利用してワニや南国の植物を育てているようだった。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
係員の男性にバナナを分けてもらったルシウスは、これこそ皇帝がナイルで食べた果物だと確信する。
種子を分けてもらおうと係員を追いかけるルシウスだったが、つまずいて貯水槽に落ちてしまった。
気がついたルシウスは、バナナの皮と実をもって皇帝の別荘に戻ってきていた。
何としても皇帝に元気を取り戻してほしいルシウスは、ナイル風テルマエの設計とバナナの栽培に着手する。
建築中のワニ専用風呂に早まった皇帝が入ってしまうハプニングはあったものの、完成したナイル風テルマエに大満足した皇帝は、無事に元気を取り戻したのだった。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
ルシウス、はじめてのウォータースライダー
皇帝は次期皇帝として、ケイオニウスを養子に迎えた。
ケイオニウスが次期皇帝にふさわしい人間であると民衆に示すため、皇帝はルシウスに「ローマ市民が喜ぶテルマエ」を設計するよう依頼する。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
訪れたテルマエではしゃぎまわる子どもたちを見たルシウスは、今ローマ市民に求められているのは「子どもが楽しめるテルマエ」であると確信した。
しかしその瞬間、飛び込んできた子どもと衝突したルシウスは湯に沈んでしまい、日本にタイムスリップ。
ルシウスが湯から出ると、目の前には温水プールのウォータースライダーがあった。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
子どものための修行と勘違いし体験してみたルシウスは、そのアトラクションの楽しさに魅了され、ウォータースライダーが確実にローマ市民にウケると確信する。
3カ月後、ルシウスはウォータースライダーが設置されたテルマエを完成させた。
しかし子どもより先に大人が熱中してしまったのは、彼の誤算なのだった。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
浴場活性化計画
ルシウスは、皇帝や民衆の求める斬新なテルマエを生み出してきた。
しかしそのせいで、昔からあった古い浴場は消滅の危機に瀕していた。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
ルシウスは、古い浴場にも人を呼び込む方法がないかと閑古鳥の鳴く浴場で考え込む。
その際にうっかり足を滑らせて湯舟に沈んでしまい、また日本にタイムスリップ。
ルシウスがたどり着いたのは、古い銭湯だった。
そこでは子どもが「銭湯巡りのスタンプラリー」を楽しんでいた。
「テルマエ・ロマエ」2巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
スタンプラリーを制覇して喜ぶ子どもを見たルシウスは、神と浴場を組み合わせればローマでもスタンプラリーが可能になると確信する。
ルシウスが持ち帰ったアイディアにより、ローマの古い浴場は再び活気を取り戻した。
しかしそんなルシウスの活躍を疎ましく思う者たちが暗躍し始めるのだった。
【2巻のまとめ】
皇帝お抱えのテルマエ技師となったルシウスだったが、頑張りすぎたことにより各方面で摩擦が生じていた。
誠実に一生懸命仕事をするルシウスが報われる日は来るのか。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考古代ローマと現代日本の“風呂”を巡るタイムスリップ冒険ギャグ漫画『テルマエ・ロマエ』全6巻【ネタバレ注意】
続きを見る
\こちらも併せてチェック!/
\無料体験期間もあります!/
(※2024/08/02現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
\無料体験期間もあります!/
(※2024/08/02現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
\無料体験期間もあります!/
(※2024/08/02現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)