ドラゴンに食べられた妹ファリンを救うため、迷宮に入ったライオス一行。
ドワーフのセンシに調理方法を教わり、魔物を食べながらドラゴンがいる場所を目指し進んでいく。
かつての仲間ナマリとの再会、他のパーティからの追跡もありながら、ライオスたちはついにドラゴンを倒すことに成功。
ドラゴンの体内から見つかった骨を使い、マルシルは禁じられた黒魔術でファリンの蘇生に成功、ライオスたちはファリンとの再会を喜ぶ。
マルシルが蘇生術に使った魔法陣は消すつもりだったが、ライオス一行が休んでいる間に他のエルフに見つかってしまい…。
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それでは5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
操られたファリン
ファリンは夜中に突然目覚め、引き寄せられるようにドラゴンの死骸がある場所へ向かう。
「ダンジョン飯」5巻©KADOKAWA/九井諒子
そこにはまだ、魔法陣を見つけたエルフがいた。
エルフはファリンに王を探す任務を果たすよう伝える。
狂乱の魔術師
ライオスはファリンがいないことに気が付き、急いで飛び出す。
骨となったドラゴンの横にしゃがみこむファリンは、怯える様子で「デルガル様を探さないと」と呟く。
デルガルとはかつての黄金の国の王の名前だ。
エルフはライオスを見て生きる絵画の中で会った男であると気づき、目的を問い詰める。
ライオスもそのエルフのことを思い出し、迷宮を作り出した狂乱の魔術師であると察する。
「ダンジョン飯」5巻©KADOKAWA/九井諒子
騒ぎでマルシルたちも目覚め駆け付けるが、狂乱の魔術師が操る古代魔法に成すすべもなく、ファリンを残し密室に閉じ込められてしまった。
狂乱の魔術師はファリンを竜と呼び、ファリンの体にまた魔法をかけて新たな姿に変えてしまうのだった。
カブルーの目的
ファリンと別れたライオスたちは狂乱の魔術師がしかけた罠で死にかけるが、霊とオークに助けられる。
チルチャックはライオスに一度地上に戻り体制を立て直すよう懇願し、ライオスも承知した。
その頃ライオス一行を追いかけて絶滅したカブルーのパーティ(2巻、3巻参照)は、ノームであるタンス夫妻の主人によって蘇生されていた。
目覚めたパーティは、今度は食糧を奪われていることに気が付き憤慨する。
マルシルがかけた霊除けの魔術の痕跡から、カブルーは自分たちから財宝を盗んだのはライオスのパーティであると予想。
「ダンジョン飯」5巻©KADOKAWA/九井諒子
遺留物の匂いなどこれまでの情報を統合したうえで推測すると、元のパーティはトールマンのライオスとファリンの兄妹、ファリンと同じ魔術学校で育ったエルフのマルシル、東方人のシュロー、ドワーフのナマリ、ハーフフットのチルチャック。
その後兄妹の片方を失い、それを救出するかどうかで内輪もめが起きた結果、シュロー・ナマリが抜け、別のドワーフが加入していると思われる。
先ほど会ったナマリは昔この島で武具の流通を仕切っていた「武器屋」の一人娘だが、多額の着服が発覚して没落し、それ以来ドワーフから敬遠されている。
またチルチャックもハーフフットの代表面して金にうるさい嫌な奴というイメージであり、シュローは少し浮いた存在。
肝心のライオス・ファリンの兄妹は一見するとお人好しだが、カブルーの見立てでは彼らは善人なのではなく、ただ人間に興味がないだけ。
カブルーはもしライオスのような人物が狂乱の魔術師を倒し黄金の国を手に入れても、島は平和にはならないため、それは阻止したいと考えていた。
ライオスの回復魔法
カブルー一行は刃魚に襲われたところをライオスのかつての仲間、シュローに救われ、行動を共にすることに。
一方ライオスたちもドライアドを倒し、食事にありついていた。
マルシルはより強いパーティになるため、ライオスに回復魔法を教える。
その後ライオスは、コカトリスによって石化されたマルシルを元に戻すだけの技術を手に入れることができた。
シュロー・カブルーとの遭遇
チルチャックが迷宮の変動する法則を発見したおかげで、ライオスたちはファリンとはぐれた場所へ戻ることに成功するが、ドラゴンの死骸もファリンも跡形もなくいなくなっていた。
さらに進もうとするライオスは、シュローとカブルーのパーティに遭遇するのだった。
「ダンジョン飯」5巻©KADOKAWA/九井諒子
【5巻のまとめ】
狂乱の魔術師に大敗し、またもファリンとはぐれたライオス一行。
狂乱の魔術師はファリンを竜と呼び、国王を探す命を与えていると話していた。
再びファリンを探し始めたライオスたちは、シュロ―とカブルーのパーティと遭遇する。
次巻へ続きます。
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