偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
花山がスペックを破り、独歩と烈がドリアンを追い詰めて勝利した。
シコルスキー、ドイル、柳の捕獲に向け、各国の機関はビスケット・オリバに協力を依頼。
目の前で梢江を拉致され、怒る刃牙がシコルスキーを追う。
しかしそこにオリバが横やりを入れ、刃牙に実力の差を見せつけながらシコルスキーを捕らえる。
そして死刑囚たちとの戦いにジャック・ハンマーも参戦。
ドイルは烈、独歩や克己に何度も叩き伏せられた後、不意に訪れた解放を以てようやく静かな歓喜とともに敗北を受け入れた。
他方、梢江と結ばれ大人の階段を上った刃牙は柳とシコルスキーの2人を同時に相手にしながら圧倒するまでに成長。
刃牙は梢江を守るためにまんまと逃走し、2人は悔しさを爆発させる。
そして今度はジャックがシコルスキーの前に立ちはだかり、怪物同士の激突が始まった。
17巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ジャック vs シコルスキー
スプリンクラーに捕まりながら戦うシコルスキーの足を掴み、強く引っ張るジャック。
スプリンクラーが壊れてシコルスキーが落ちたところに強烈なパンチを浴びせる。
〈ジャックのパンチが襲う [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
たまらずシコルスキーが外へ逃げるが、ジャックは逃がさない。
公衆電話のボックス内に追い詰め、狭い空間で激しく殴り合う。
勝ち目のない事を悟ったシコルスキーが逃げようとするが、電話ボックスごとひっくり返すほど強烈なジャックのアッパーがクリーンヒットし、シコルスキーは失神した。
〈逃走を試みるシコルスキー [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
シコルスキーが拉致された先は地下闘技場
電話ボックスはそのままトラックに載せられ、どこかに搬送されていく。
シコルスキーが目を覚ますと、そこは大観衆が集まった後楽園の地下闘技場だった。
〈地下闘技場で続き [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ジャックとシコルスキー、改めて何でもありのルールで決闘が始まる。
全力でぶつかれる相手を前にシコルスキーが攻勢に出るが、ジャックの人間離れした強さを前にダメージを与えることができない。
シコルスキーに真の恐怖を味わわせるガイア
ジャックが突然選手交代を告げ、闘技場を後にする。
替わりに出てきたのはガイアだった。
〈ガイア登場 [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
環境を利用した戦闘に長けるガイアは爪や歯の混じった砂を利用し、ショットガンの様にシコルスキーに投げつける。
さらに自ら全身に砂をかぶり、カモフラージュして透明人間の様に姿を消す。
〈ガイアの姿が消える [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
シコルスキーは見えない相手から攻撃を受けるという本物の恐怖を味わうこととなった。
柳との決闘に向かう渋川
柳との長年に渡る因縁に決着をつけるべく、果たし状を送って夜の公園に呼び出した渋川。
しかし自分も向かおうとすると、何故か防衛本能からまた目的地に行くのを身体が阻むように幻覚が現れた。
〈渋川の防衛本能が働く [バキ 17巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
柳との決闘の地に何が待っているのか。
【17巻のまとめ】
シコルスキーはジャックに手も足も出ず拉致され、連行された先の地下闘技場でガイアと対峙。
砂を被って姿が見えなくなったガイアによって真の恐怖を味わうこととなる。
他方、柳との決戦に赴く渋川。
しかし防衛本能からか、行く手を阻むように幻影が現れるのだった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考地下格闘士と死刑囚たちとの死闘、そして舞台は中国へ『バキ』全31巻+外伝【ネタバレ注意】
続きを見る