5人の死刑囚との死闘を制した地下格闘士たち。
しかし戦いの中で毒に蝕まれ、刃牙は衰弱してしまう。
見かねた烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
伝説のボクサーの息子であるマホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
第1試合ではオリバが龍を下し、第2試合では刃牙が春成を一蹴。
早くも後がなくなった中国連合だが、烈が寂海王を上回り一矢を報いる。
続く試合ではマホメドJrが範海王を一蹴し、日米連合の勝利が確定。
互いの尊厳を賭けた最終試合では勇次郎と郭海皇が激突。
究極の脱力からくる消力を攻守に発揮する郭を嘲笑うかのように、勇次郎も消力を使って見せるのだった。
27巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
最終試合 勇次郎 vs 郭海皇 続き
消力を使ってみせる勇次郎だが、流儀として信じるところは己のパワーのみ。
究極の力と究極の技術が真っ向からぶつかり合う。
勇次郎の背中に鬼の形相が現れ、渾身の打突が放たれる。
〈勇次郎が本気に [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
壁にめり込むように打ち付けられた郭だが、意識が遠のく中猛反撃に出た。
勇次郎はその攻撃をすべて受け止め、郭の鼓膜に一撃。
トドメの打突を放つが、攻撃が当たる前に郭は事切れていた。
〈異変に気付いた勇次郎 [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
このタイミングでの老衰死にやりきれない想いを爆発させる勇次郎。
勝利とは言い切れないムードで試合は終了した。
〈まさかの老衰死 [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
死を偽装していた郭海皇
しかし、控室で郭が息を吹き返す。
勇次郎には勝てないと判断したうえ死んだふりをし、見事に自らの身を守り抜いたのである。
〈死んだふりだった [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
大会後、勇次郎の前に姿を現した郭は勇次郎に海皇の称号を名乗ることを認める。
しかし勇次郎はこれを固辞し、お互いに100年後の再戦を約束して擂台祭は幕を閉じた。
〈100年後の約束 [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙との対戦を望むマホメドJr
父に再び挑む決意を固めた刃牙は、原点に立ち返るため富士の樹海へ。
そこで後をつけていたマホメドJrが姿を現し、刃牙に対決を申し込む。
〈対決を申し込むマホメドJr [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙は勇次郎と戦うこと以外頭になくこれを断るが、マホメドJrはいずれ刃牙と戦うことになることを読んでいた。
マホメドJrは不意に電話をかけ出す。
電話をかけた相手は梢江だった。
〈梢江に電話をかける [バキ 27巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マホメドJrの意図とは…?
【27巻のまとめ】
試合は勇次郎が郭を上回るが、郭もまた死を偽装して見事に護身を貫き、擂台祭は幕を閉じた。
そして勇次郎に挑む決意を固めた刃牙の前にマホメドJrが姿を現し、対決を申し込む。
刃牙は相手にしないが、引き下がらないマホメドJrは梢江に電話をかけ始めるのだった。
次巻へ続きます。
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