空手の大会に颯爽と現れ、あっさりと優勝した範馬刃牙。
その正体は東京ドームの地下に存在する禁じ手なしの裏闘技場のチャンピオンだった。
地下の闘技場では現役横綱やプロレスラーをはじめ、様々な闘技者が禁じ手なしの異種格闘技戦を繰り広げる。
幼少の頃から刃牙は「地上最強の生物」と謳われる父、範馬勇次郎に勝つことを目標にし、大富豪である母、朱沢江珠の管理を離れて家出。
山籠もりの修行で脳内麻薬の制御と死に際の集中力を体得し、過酷な修行の末、夜叉猿や日本一強いヤクザ、花山薫との死闘にも打ち勝つ。
さらに刃牙は勇次郎に匹敵すると称されるガイアをも倒し、ついに勇次郎との決戦を迎えた。
母、江珠の愛を勝ち取るために刃牙は奮起するが、結果は惨敗。
最愛の母も刃牙を守るために戦いに割って入り、勇次郎の腕に抱かれながら息を引き取った。
勇次郎と刃牙の決闘は幕を引き、刃牙は母の仇を討つために武者修行へ出る。
そしてたどり着いた先が後楽園の地下闘技場。
刃牙はご老公に直談判して正ファイターの座を勝ち取り、その後瞬く間にチャンピオンにまで上り詰めることとなるのだった。
その後楽園に再び強者が集い、地上最強を決める最大トーナメントの開催が決定する。
激戦の末、刃牙とジャック・ハンマーの2人が決勝まで上り詰めた。
39巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ジャックの身体は限界寸前
試合を終えたジャックの前に鎬紅葉が現れる。
医師として、ドーピングを多用するジャックの身体がもうもたないことを見抜いていたのである。

〈ジャックに忠告する紅葉 [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
紅葉はジャックに決勝戦を辞退するよう忠告するが、ジャックは聞く耳を持たなかった。
地上最高の兄弟喧嘩へ
決勝戦の前、地下駐車場でジャックは勇次郎に勝負を挑んでいた。

〈勇次郎に挑むジャック [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
しかしジャックの攻撃がフェイントであることを見抜いた勇次郎は微動だにしない。
ジャックは刃牙を倒して改めて挑戦することを告げ、勇次郎もジャックを送り出した。
対する刃牙もルーティーンの準備を終え、決勝に向けて準備万端。
勇次郎曰く、「地上最高の兄弟喧嘩」が始まろうとしていた。

〈地上最高の兄弟喧嘩へ [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
決勝戦 刃牙 vs ジャック・ハンマー
そして決勝戦は刃牙vsジャック・ハンマー。
ジャックが羽織ったローブには「範馬」の二文字があり、ジャックが刃牙の兄であることが明かされる。

〈2人は兄弟だった [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙もまた、「そんな気がしていた」と素直に受け入れた。
試合開始と共に融和ムードは一変し、本気の殴り合いに。

〈本気の殴り合いに [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
目まぐるしい攻防を経て、両者ともにエンジンがかかってくる。
ジャックが刃牙の両腕を掴み得意の噛みつき攻撃を仕掛けようとすると、刃牙はそれを待っていたかのようにジャックの顎に右ひじを振り当て、ダウンを奪うのだった。

〈刃牙がダウンを奪う [グラップラー刃牙 39巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【39巻のまとめ】
決勝で激突する刃牙とジャック。2人は兄弟だった。
初めて明かされる真実に融和ムードが流れるが、試合開始と共に本気の殴り合いへ。
ジャックの噛みつき攻撃を読んでいた刃牙がカウンターでダウンを奪った。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考格闘漫画界の巨塔の原点『グラップラー刃牙』全42巻+外伝【ネタバレ注意】
続きを見る

