友人らと乗っていた船が嵐に見舞われ、彼岸島に漂着した亮介は、この島で繰り広げられる人間と吸血鬼の戦いに巻き込まれる。
吸血鬼に襲われその恐怖を味わった亮介は、彼女の和美と共に明と出会い、この島の真実を知る。
雅という元凶の存在と、日本全土に吸血鬼の蚊を撒く計画。
明たちはその計画を阻止するため吸血鬼の蚊の育成所を破壊しにいく作戦を立てている一方、亮介は和美と共に脱出を図る。
こっそりボートに乗り込むことに成功した亮介は、近くにいた斧神たちに見つからないようにエンジンのキーを探すのだった。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
彼岸島に漂着した若者たち
吸血鬼たちに見つからぬようにボートのエンジンキーを探す亮介。
小屋の中でいたぶられていた女性を逃がしつつキーを見つけたものの、吸血鬼たちが小屋に近づいてくる。
亮介は慌てて椅子を小屋の外へ投げ捨てて陽動し、その隙に小屋から抜け出そうとする。
しかし斧神だけは陽動を見抜き、亮介の前に立ちはだかった。
斧神の攻撃をなんとか躱しボートに乗り込んだ亮介。
決死の脱出が始まるのだった。
邪鬼に阻まれ脱出は失敗
斧神が投げた斧でボートが半壊するが、まだ走ることはできる。
本土に帰れると安心する亮介と和美。
ところが、明たちが最初に脱出を試みたときと同様、島を囲むように潜んでいた海中の邪鬼によってあっけなく捕まってしまった。
2人ははぐれ、亮介は無事島に流れ着いて西山と合流したものの、和美は吸血鬼に囚われてしまうのだった。
明に助けを求め、和美の救出へ
和美を救出するため、付近にあった吸血鬼の食事場へと向かう西山と亮介。
そこには山岡と同じように全身を切り刻まれた人間たちが酒樽に入れられていた。
幸いそこに和美の姿は無かったが、和美の所持品を吸血鬼が持っていたということから、和美がここの補充要員として監禁されている可能性がうかがえる。
亮介は恥を忍んで明に助けを求め、明も翌朝に迫る総攻撃までにこの食事場を潰すことを決意するのだった。
吸血鬼ウイルスに感染していた和美
西山と亮介が陽動、明と加藤が突入と救出に分かれ、吸血鬼たちの食事場に奇襲をかける。
なんなく潜入に成功した明と加藤は、蔵の地下で吸血鬼ウイルスに感染した和美を発見した。
餌として囚われていたはずの和美がなぜ吸血鬼ウイルスに感染してしまったのか―。
予想外の事態に動揺を隠せないが、途中で懐中電灯の電池が切れ真っ暗になったため、ひとまず退却する明たち。
和美を地下に閉じ込めて加藤が押さえる間、明はこの事実を伝えるために亮介たちのもとへ向かう。
亮介は和美が吸血鬼になったという話を受け止めることができず、明と西山が吸血鬼たちと戦っている間に和美のもとへ急ぐ。
そして再会を果たした2人。
吸血鬼になりはしたものの、症状が治まっている間は普通の和美である。
そんな和美を守り抜くため、亮介は明たちとは別行動をとって2人だけで生きていくことを決意するのだった。
和美を守りたい亮介
駆け落ちの形で出ていった亮介と和美だが、明はあくまで吸血鬼は全て殺す方針であり、和美も例外ではない。
廃村に2人は身を潜めるが、明もそこを突き止めて近づいていく。
和美を守るために必死に抵抗を試みる亮介は、明と刺し違える覚悟を見せる。
加藤と西山もどちらかと言えば和美を殺す必要はないと考えていたが、明の決意は揺るがない。
このままでは要らぬ血が流れてもおかしくない状況。
明は「亮介を止められるのは和美だけだ」と呼びかけ、和美が明の前に姿を晒すのだった。
【2巻のまとめ】
ボートで脱出を図った亮介と和美だが、邪鬼に阻まれて失敗。
和美は吸血鬼たちに囚われてしまい、食事場で監禁されてしまう。
和美を助けるため明に助けを求め突入した亮介だが、そこには吸血鬼ウイルスに感染した和美の姿があった。
それでも和美を守る為駆け落ちする亮介だが、明は吸血鬼は全て殺す決意のもと、2人を追ってくる。
明と刺し違える覚悟の亮介、明は「亮介を止められるのは和美だけだ」と呼びかけ、和美が明の前に姿を晒すのだった。
次巻へ続きます。
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