自らの借金返済のために浅村の駒として裏の仕事をすることになった加藤。
浅村の魅力に惹かれ、自身もヤクザマンションから見事に金を持って脱出に成功したことで、浅村から一目置かれるようになっていく。
加藤は浅村を超える野心を燃やす愛場を紹介されともに仕事をこなすが、愛場のドラッグ密売がトラブルを生み、香田組の鯖田に命を狙われるハメに。
浅村と香田組長のおかげで難を逃れるが、愛場は浅村に逆らえなくなり、また鯖田も納得がいっていない様子。
メイドオタクの野本からの取り立てにも成功した加藤は、旧友である小田と再会を果たしたことからカード詐欺に手を貸すようになる。
さらに夜はギャンブルに興じて金を稼ぎ、一度は借金を完済した加藤だったが、カード詐欺が失敗したことで事態は一転。
カード詐欺の元締めである鯖田に狙われ、5日以内に小田と2人で1000万用意できなければ殺されてしまうことに。
加藤は浅村に頼ろうとするも見捨てられ、結局小田は死んでしまった。
残された加藤は蒼井さくらと出会い、金を借りることには成功したものの鯖田に完済はできず。
さらにさくらの怒りを買ってしまい、加藤はそのまま山奥の宗教施設「国男ハウス」へと強制連行されてしまう。
そこは人に言えない過去を持つ住人達が恐怖に脅えながら暮らす場所。
脱走を計画する加藤だが、共犯の川本は加藤を囮に自分だけ逃げる計画を立てていた。
国男にバレていたことで川本の立てた計画は失敗したが、浅村の計画がハマり、国男が隠した金を見つけ出した愛場とさくら。
あとは国男を倒して金を奪うのみ。
加藤、愛場、さくら、29番と国男の最終決戦が始まる。
最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
国男に勝負を挑む加藤の援軍として、愛場・さくら・29番が到着。
〈愛場とさくらも参戦 [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
しかし国男は人数の差などものともしない。
と、愛場とさくらが国男から盗んだ金を今度は寧々が隙を突いて奪い、逃げ出した。
〈寧々が金を奪って逃走 [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
29番と加藤・愛場が国男を引き付け、さくらが寧々を追う。
寧々は外で待ち構えていた浅村に捕まり、国男の金は浅村がすべて回収するのだった。
〈浅村が金を回収 [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
国男との決着
29番が持ち前のパワーで国男と互角の勝負を繰り広げる。
しかし燃え盛る火によって建物の崩壊が始まっていた。
脱出を考え始める愛場に対し、加藤は29番と連携して渾身のロケット頭突きを国男に喰らわせる。
〈加藤の渾身の頭突き [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
倒れた国男の上に瓦礫が降り、国男が戦闘不能に。
愛場と29番は崩落する建物から加藤と国男を抱えて脱出した。
浅村との決別
浅村は国男に勝利宣言し、加藤を労った。
しかし浅村に助けられた加藤は、どうしても浅村の本当の気持ちを知りたい。
「浅村さんにとって俺って…何なんスか?」
浅村は少し間をおいて
「仲間…だろ?」
を返す。
〈浅村の上っ面だけの返答を見抜く [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
その言動でウソだと見抜いた加藤は、浅村と決別することを決めるのだった。
エピローグ
それから時は経ち、愛場は加藤と再会を果たす。
加藤は金髪を伸ばし、詐欺やドラッグの密売に手を染めていた。
加藤はもはや誰も信用せず、自分の力と金だけを信じて裏の世界で生きることを決めていたのだった。
〈誰も信じなくなった加藤 [東京闇虫 7巻](c)白泉社/本田優貴〉
【7巻のまとめ】
激闘を経て国男を倒し、無事に生還を果たした加藤。
しかし最後まで真意の見えない浅村とは決別し、加藤は誰も信用せず自分の力と金だけを信じて生きていくのだった。
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