英国特務機関「HELLSING」は吸血鬼アーカードを有し、人を襲う吸血鬼を殲滅する。
新たに吸血鬼となり「HELLSING」に加入したセラスは、吸血鬼や対立するヴァチカンの特務機関「イスカリオテ」との戦いを経て、吸血鬼の力に目覚めていく。
円卓会議を強襲した吸血鬼の兄弟によって「HELLSING」は大ダメージを受けた。
彼らによってもたらされた手がかりをもとに「HELLSING」は黒幕の正体へ迫っていく。
アーカードたちは「ミレニアム」を追いブラジルに渡る。
人間の軍隊でさえ瞬殺し、派遣された吸血鬼アルハンブラと対峙するアーカードの姿を見た「ミレニアム」の少佐は、これから始まる戦争に胸躍らせていた。
「ミレニアム」は不死者の軍隊を作り上げて英国への進軍を始め、宣戦布告を受けた英国と「HELLSING」だけでなく、ヴァチカンも彼らを迎え撃つため戦力を集め始める。
「ミレニアム」に奪われた空母を制圧するため、インテグラはアーカードを送り込むが、アーカードがいなくなったロンドンは「ミレニアム」に進軍され、ついに戦争が始まった。
ロンドンではインテグラと「イスカリオテ」が一時休戦し、屋敷の防衛のために戦い抜いたセラスが本当の吸血鬼となって覚醒。
そして「ミレニアム」「イスカリオテ」「HELLSING」すべての勢力が揃ったロンドンにアーカードが帰ってきたのだった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。
拘束制御術式零号 開放
アーカードがロンドンに到着し、ついにアーカードとアンデルセン、「ミレニアム」が対峙する。
インテグラは「見敵必殺」の命令と共にアーカードの拘束制御術式零号を開放した。
アーカードの体からは今まで彼が吸血してきた生命が溢れ出す。
本来の姿となったアーカードと彼に捕食された生命たちは、ヴァチカンも「ミレニアム」も区別なく飲み込んでいく。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
マクスウェルは空中から戦場を見ていたが、ヘリコプターが撃ち落され戦場の只中へと落とされる。
マクスウェルの居場所は強化ガラスに囲まれて守られていたが、それもマクスウェルを見限ったアンデルセンによりあっけなく破壊され、マクスウェルは化物に囲まれて命を落としたのだった。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
アーカード対アンデルセン
アンデルセンはヴァチカンの軍勢に帰還命令を出す。
しかし自身はアンデルセンを完全に倒すため戦場に残った。
アーカードはアンデルセンを宿敵と認め、自分を倒して見せろと挑発する。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
アンデルセンは重傷を負いながらアーカード目指して進んでいくが、あまりの戦力差に追いつめられてしまう。
しかしそこに帰還命令を受けたはずの部下たちが駆けつけた。
命がけの援護のおかげでアンデルセンはアーカードの元へたどり着き、切り札として「エレナの聖釘」を持ち出した。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
アーカードは制止するが、アンデルセンの覚悟は揺らがない。
自らに聖釘を打ち、アンデルセンは人間をやめた。
心臓を抉られなければ死ねない体になってしまった両者は、人知を超えた戦いを繰り広げる。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
全ては作戦通り
「ミレニアム」の軍隊も大打撃を受けていた。
少佐は全ての兵に武装させ、アーカードとアンデルセンの戦いが終わったら全員で突撃しようと指示する。
作戦に反対する部下を射殺させた少佐は「すべて自分の作戦通りに進んでいる」と言い、大尉と執事を戦場へ送り込んだ。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
アーカードの過去
アンデルセンの攻撃を受けながら、アーカードは自分の過去を思い出していた。
彼は敬虔な神の信徒だった。
彼はどんなにつらい時でも、神に助けも慈悲も望まずただ祈りを捧げて神が天から下りてくるのを待っていた。
「ヘルシング」8巻©少年画報社/平野耕太
しかし、その祈りが届くことはなかった。
全てを失ったアーカードは信仰を捨て自ら血を啜り、吸血鬼へと成り果てた。
【8巻のまとめ】
アーカードは拘束制御術式零号を開放し、今まで吸血した生命と共に敵を殲滅していく。
アンデルセンはアーカードを倒すために人間をやめた。
人知を超えた戦いを繰り広げる2人に「ミレニアム」からの刺客が迫る。
次巻へ続きます。
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