人が死ぬ未来をかえろ。 命の尊さを問う本格電脳アクション、第1巻起動!!先が読めなくて冴えない男・神矢迅が手に入れたのは、未来が予測できる量子コンピュータ「ノストラ」と繋がるチート能力!しかし、待っていたのは残酷な選択の連続だった‥‥!!人生大逆転、始まる!? 特殊能力を駆使して未来をかえろ!!『サイコメトラーEIJI』安童夕馬最新作!!
(U-NEXT作品紹介より引用)
平凡なフリーターが、ある夜を境に「未来が見える男」へと変貌する——。
『code:ノストラ』1巻は、そんな衝撃的な設定から幕を開けるサスペンス漫画です。
今回は1巻の見どころを、ネタバレを交えながら紹介していきます。
目次
運命を変えた一発の銃弾
主人公・神矢迅は大学にも行かず、フリーターとして日々を過ごす普通の青年。
そんな彼が合コン帰りの夜、公園で謎の美女に出会い、突然の銃撃事件に巻き込まれてしまいます。
「なぜ自分が?」という疑問を抱えたまま、2か月後に警察病院で目を覚ます展開は、読者をグッと引き込む強烈な掴みとなっています。
担当の弓先生から「最新技術で一命をとりとめた」と告げられますが、その"最新技術"の正体こそが、この物語の核心へとつながっていきます。
覚醒する"異常な才能"
入院中の迅に、奇妙な変化が訪れます。
もともと勉強が苦手だったにもかかわらず、妹・朝陽の数学のテスト問題をすらすらと解いてしまったのです。
さらには、翌日の追試の問題まで言い当ててしまうという、常識を超えた知的能力の覚醒。
「バカ兄」と呼ばれていた男が、なぜ突然天才的な思考力を持つようになったのか——その謎が読者の好奇心を刺激します。
脳内に響く「声」と、命がけのアクション
病院を抜け出した迅は、街中で見知らぬ男の子を目にした瞬間、脳内に声と映像が流れ込んできます。
それは「この子が誘拐犯に殺される」という、未来の情景でした。
意味がわからないまま声に従って行動した迅は、誘拐犯たちを相手に圧倒的な身体能力を発揮し、男の子を救出。
「脳内の映像で相手の動きを先読みできる」という能力の応用が、バトルシーンをスリリングに演出しています。
警視庁の極秘組織"未発生事件対策課"
事件後、迅は弓先生から警視庁のトップシークレット組織のメンバー・新堂という男を紹介されます。
新堂の口から明かされた真実は驚愕のものでした。
迅の脳には「オメガブレイン」という装置が埋め込まれており、それが未来予測量子コンピューター「ノストラ」と通信でつながっているというのです。
しかも迅は、ノストラとコミュニケーションをとることができた"史上初めての人間"。
こうした設定のスケールの大きさが、作品の世界観をぐっと広げています。
妹を守った瞬間に芽生えた使命感
強引な新堂の態度に反発し、組織への参加を断ろうとしていた迅のもとに、ノストラから新たな予測が届きます。
それは「妹の朝陽が性犯罪の被害者になる」という、あまりにも身近で残酷な未来でした。
必死に現場へ駆けつけ、なんとか朝陽を救出した迅。
涙ながらに感謝を述べる妹の姿を見て、「事件が起きる前の日常を守ることが自分の使命だ」と迅は心に誓います。
この場面は、主人公の成長と覚悟を描く、1巻屈指の感動シーンです。
319人の命か、1人の命か——究極の選択
1巻のクライマックスは、作品のテーマを象徴する「究極のジレンマ」です。
女芸人・毒島かおりを見た迅に、ノストラがある劇場での大量殺人事件を予測として伝えます。
そしてノストラが提示した選択肢は、冷酷なものでした。
「毒島かおりが生き残れば、98.20%の確率で319人が死亡する。彼女が死亡すれば319人が助かる」——。
友人のコースケやジュンペイも犠牲者の中に含まれているというその予測を前に、迅はどんな決断を下すのか。
「未来を知ること」の重さと残酷さを突きつける、息をのむような展開で1巻は幕を閉じます。
【1巻のまとめ】
『code:ノストラ』1巻は、SF・アクション・サスペンスが高密度に詰まった読み応え抜群の一冊です。
「未来予測」という特殊能力を軸に、主人公の成長や組織との関係、そして命の重さをめぐる葛藤が丁寧に描かれています。

次巻へ続きます。
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