赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北の次の相手は翔陽に決定。
決勝リーグ進出を賭けた大一番の翔陽戦。
試合開始直後こそ動きの固い湘北でしたが、一気に追い上げて後半に逆転。
ついに翔陽も藤真が出場し、流れが変わっていきます。
11巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
インターハイ県予選準々決勝 湘北vs翔陽
藤真は海南の牧と双璧を成す実力をもつガード。
藤真は一気に個人技で湘北を突き放しにかかります。
藤真が放ったシュートが見事に決まり、さらに背後からブロックに跳んでいた花道が藤真に衝突。
花道のインテンショナルファイルを取られ、フリースローとその後の攻撃権も与えてしまいます。
藤真はフリースローも決め、追加点。(残り10分強 湘北40 - 44翔陽)
続く翔陽の攻撃でも藤真から花形へつなぎ、花形がダンク。湘北はタイムアウトを取ります。(湘北40 - 46翔陽)
タイムアウトで気合を入れなおす湘北。現時点でのファウル数は花道が3、赤木が2、流川が1です。
対する翔陽は、長谷川が三井のマンマークにつきます。
2年間のブランクが響いてスタミナ不足の三井。
自慢の3Pが長谷川にブロックされ、なかなか長谷川を引きはがすことができません。
湘北のカギを握るのは花道のリバウンドと三井のシュート。
しかし花道もオフェンスリバウンドを取った際に、肘が花道の顔に当たり、ファウルを取られてしまいます。
5ファウルの退場までリーチとなった花道。
積極的なプレーができなくなったことでさらに翔陽がペースを握り、点差が開いていきます。(残り5分 湘北46 - 58翔陽)
三井はほぼガス欠ながらも根性だけでプレー続行。
〈三井の根性 [スラムダンク11巻](c)集英社/井上雄彦〉
3Pシュートの際に長谷川からファウルを受け、フリースローを獲得します。
3本ともフリースローを決め、追い上げる湘北。(残り4分強 湘北49 - 58翔陽)
時間がない湘北はオールコートの守備に出ます。
三井のプレッシャーでひるんだ長谷川からリョータがスティールし、さらに三井へパス。
三井が3Pを決め、6点差となります。(湘北52 - 58翔陽)
〈三井の3Pで追い上げ [スラムダンク11巻](c)集英社/井上雄彦〉
さらに湘北はリョータが藤真の3Pをブロックし、速攻。
三井はバテバテながらも連続で3Pを決め、3点差。(残り4分 湘北55 - 58翔陽)
対する翔陽は退場を恐れて縮こまる花道のところから攻め、高野がシュートを決めます。(残り3分半 湘北55 - 60翔陽)
しかし湘北も三井が絶好調。
またも3Pを決め、2点差に詰め寄ります。(湘北58 - 60翔陽)
翔陽は再び花道の穴を突こうとしますが、今度は流川が高野のシュートをファウルしながらブロック。
高野はフリースローを2本ともはずし、追加点はなりません。
さらに流川は速攻からダンクを叩きこみ、ついに同点。(残り2分半 湘北60 - 60翔陽)
〈流川のダンクで同点に [スラムダンク11巻](c)集英社/井上雄彦〉
ここで体力を使い果たした三井がベンチへ下がり、小暮が入ります。
流川に張り合う形で気合を入れなおした花道がリバウンドを制し、流川が湘北の攻撃をけん引。
流川のゴールで湘北が勝ち越します。(残り2分弱 湘北62 - 60翔陽)
さらに湘北は花道のパスカットから速攻。
先頭でドリブルする花道はブロックに跳んだ花形を吹き飛ばしながらダンクを叩きこみます。
〈花道の豪快なダンク [スラムダンク11巻](c)集英社/井上雄彦〉
惜しくも花道のオフェンスファウルを取られ、ノーゴールのうえ花道は退場となりますが、会場に大きな衝撃を残しました。
残り2分弱。湘北は最後の力をふりしぼって翔陽の猛攻をしのぎ、そのまま試合終了。(試合終了 湘北62 - 60翔陽)
湘北が決勝リーグ進出を決め、藤真率いる翔陽が姿を消しました。
決勝リーグの4校
勝利の余韻に浸る湘北ですが、決勝リーグはさらなる強豪がそろいます。
Aブロック:海南、Bブロック:湘北、Cブロック:陵南、Dブロック:武里の4チームで争うリーグ戦。
湘北の初戦の相手は海南に決まりました。
【11巻のまとめ】
決勝リーグ進出を賭けた大一番の翔陽戦。
リバウンダーとしての才能を開花させた花道や流川・三井の活躍で翔陽を破り、湘北は決勝リーグ進出を決めます。
リーグ初戦の相手は海南。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
参考時代を超えてオススメしたい不朽の名作『スラムダンク』全31巻のあらすじ
続きを見る