裏路地でのバトルを偶然目撃したことから冴えないサラリーマンの山下一夫の人生が一変する。
争いを収めるための手段として300年前から続く代表闘技者同士の戦い、拳願仕合の新しい闘技者である十鬼蛇王馬の世話役を命じられ、王馬と行動を共にすることに。
王馬と一夫の雇用主である乃木は拳願会会長の片原滅堂に挑戦状をたたきつけ、会長指名権を賭けた「拳願絶命トーナメント」の開催が決定。
乃木グループは従来の正闘技者である初見 泉を代表とし、いつの間にか山下商事として起業させられた一夫も拳願会会員の資格を勝ち取って王馬を闘技者とした。
そして野望を抱く拳願会会員たちは次々と強い闘技者を立てていき、その中には王馬と過去に因縁のある桐生 刹那の姿もある。
バトルロワイヤル形式の予選と水面下での戦いを経て32名の代表闘技者が出揃った。
一行は決戦の地「願流島」に到着し、組み合わせ抽選を経てトーナメント本戦が開幕。
1回戦第1仕合では"絞殺王"今井コスモが"皇帝"アダム・ダッドリーを破り2回戦へ。
第2仕合ではヒマラヤの伝説の戦士、"デストロイヤー"河野春男と"処刑人"阿古谷清秋が激突する。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
1回戦第2仕合 "デストロイヤー"河野春男vs"処刑人"阿古谷清秋
300kgを超える巨体からとんでもないパワーでラッシュを仕掛ける春男。
しかし阿古谷は雇用主にしてパートナーである瞬花にその動きを解析させながら、頑強な右腕による防御と拳で相手の肉を切り裂く"リッパー"でジワジワとダメージを与えていく。
〈仕合は阿古谷のペース [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
そして瞬花による解析が終わると同時に反撃開始。
春男の呼吸のタイミングを檜山が無線で阿古谷に指示を出し、阿古谷が超人的な反射神経で回避。
春男の攻撃は全く当たらず、阿古谷がラッシュでダウンを奪う。
そのままKOかと思われたところで春男に眠る戦士の血が目覚めた。
〈春男の眠れる血が目覚める [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
ヒマラヤ最強の傭兵軍団グルカ兵のなかでも伝説級に位置づけられる春男が自分を蝕んでいた「欲」という毒を吐き出しながら本来の攻撃を取り戻し、阿古谷を追い詰めていく。
阿古谷は冷静にその攻撃をしのぎ切ると、春男の巨体を支え続けていた膝が先に限界を迎えて自滅。
〈春男の膝が壊れ自滅 [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
阿古谷が2回戦へコマを進めた。
暗殺一家、呉一族
アンダーマウント社の影の社長である健蔵。
暗殺一家の呉一族は雇用主でもある健蔵の家を監視し、スナイパーの呉 風水が張り込みながら健蔵を狙っている。
〈健蔵を監視する呉一族 [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
1回戦第3仕合 "禁忌の末裔"呉 雷庵vs"滅殺する牧師"茂吉・ロビンソン
一方、会場では血の気の収まらない雷庵がトイレで理人に喧嘩を売り、返り血で身体を染めながら闘技場に姿を現した。
対する相手は"滅殺する牧師"茂吉・ロビンソン。
持ち前の身体能力で楽しみながら攻める雷庵に対し、合気やボクシングなど西洋武術と東洋武術を織り交ぜた伝統ある独自武術"バリツ"で対抗する茂吉。
〈茂吉が雷庵を翻弄 [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
その唯一の後継者である茂吉は技の引き出しの多さで雷庵を上回り、一本背負いで雷庵を頭から地面に叩きつけた。
しかしこれで終わらないのが呉一族。
雷庵は一族秘伝ともされる「外し」で自分のリミッターを解除し、鬼神のようなパワーで茂吉を追い込む。
〈雷庵がリミッターを解除 [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
リミッターの解放率が一族の中でもズバ抜けている雷庵は単純な攻撃だけで茂吉を圧倒。
茂吉も愛する妹のために何とか抵抗を試みるが、雷庵に首の骨を折られあえなく敗北するのだった。
〈雷庵が茂吉にトドメ [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
いよいよ王馬がトーナメントに登場
若くして周防製鉄の社長を継いだ周防みほのは、傾きかけた会社を立て直すため起死回生を賭けてこのトーナメントに臨んでいたが、早々に予選敗退し絶体絶命の危機を迎えていた。
そんななかでトーナメントの賭けに最後の希望を見出し、無名の大穴である山下商事の勝利に全財産を投入し借金の帳消しを図る。
そんなみほのの境遇を知らないまま、第4仕合は王馬とペナソニックの因幡が激突する。
〈次戦は王馬が登場 [ケンガンアシュラ 7巻](c)小学館/だろめおん・サンドロビッチ ヤバ子〉
【7巻のまとめ】
ヒマラヤの最強戦士、河野春男を"処刑人"阿古谷清秋が制し、また第3仕合では暗殺一家の代表、呉 雷庵が茂吉・ロビンソンを蹂躙し2回戦へ駒を進めた。
そして第4仕合ではいよいよ王馬が登場。
強豪ペナソニックの闘技者、因幡 良と対決する。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考命を賭けて相手を倒せ!究極の格闘バトル漫画誕生『ケンガンアシュラ』全27巻+外伝【ネタバレ注意】
続きを見る