光速の脚を持つセナが、極悪非道のヒル魔に目をつけられて正体不明の選手「アイシールド21」としてアメフトデビュー。
デビュー戦で見事初勝利を飾りましたが、2回戦では王城ホワイトナイツのエースである進にほぼ完全に抑えられて完敗し、春の大会は敗退。
チームは秋の大会に向けて再始動し、賊学カメレオンズとの練習試合では新メンバーのモン太が躍動。
さらに泥門には入部テストを経て小結、ハァハァ三兄弟、雪光の5人が加入し、NASAエイリアンズと試合する権利を賭けて太陽スフィンクスと対決。試合は引き分けながらも、泥門が日本代表に決定します。
一方、春季大会準決勝では東京の王者である王城ホワイトナイツが絶対覇者の神龍寺ナーガに挑みますが、成すすべなく完敗。
圧倒的な力の差を見せつけられた王城や泥門は、本番の秋大会に向けて強くなることを胸に誓います。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
対エイリアンズ戦に向けて
日本代表に決定した泥門。ヒル魔は余裕丸出しのNASAエイリアンズを挑発し、
・エイリアンズは10点差以上で圧勝しなければ二度とアメリカの地は踏まない
・デビルバッツは10点差以上で圧勝しなければ全員日本から即日退去
という条件で試合をすることとなります。
〈両チームとも圧勝を宣言[アイシールド21 7巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
太陽スフィンクスとの試合や神龍寺ナーガの試合観戦に触発され、泥門の練習に熱が入ります。ハァハァ三兄弟もついにアメフトに前向きになりはじめました。
ですが、決定的に欠けた「キッカー不在」というピース。
昔は超長距離のキックである「60ヤードマグナム」という伝説を残したキッカーのムサシがデビルバッツにいたことが噂で独り歩きしています。
そんなある日、ボーナスゲームのキック成功率100%でキックに絶対の自信を持つ盤戸スパイダーズの佐々木コータローが噂を聞きつけて泥門を訪れます。
ムサシは実在するようですが、正体は明かされていません。
セナとモン太はムサシを探すべく奔走し、ついにずっと大工だと思っていた武蔵 厳(たけくら げん)がムサシであることを突き止めます。
〈伝説のキッカー、ムサシ[アイシールド21 7巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
ムサシはヒル魔・栗田とともに中学でアメフトをはじめ、デビルバッツを創設しますが、家庭の事情で高校を休学し退部していました。
セナとモン太はそんな事情を知らず、「アメリカに勝ったらデビルバッツに戻ることを考える」という約束をとりつけます。
NASAエイリアンズの実力
NASAエイリアンズで要注意なのは、「無重力の脚を持つ男」と呼ばれる黒人ランナーのパンサー。
〈「無重力の脚を持つ男」パンサー[アイシールド21 7巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
祖母と2人の貧しい家庭で育ち、黒人差別主義者のアポロ監督に虐げられながらもめげずにNFLを目指しており、素晴らしい脚を持ってはいるもののなかなか試合に出させてもらえません。
それでも日本最強のラインバッカーと評される進や、ビデオで見たアイシールドとの対決を夢見て、自腹で日本までついてきました。
そしてNASAエイリアンズが来日。
賊徒大学フリルドリザーズとの練習試合では、クオーターバックのホーマーから繰り出される超ロングパス「シャトルパス」を軸にしてエイリアンズが圧勝します。(試合終了 NASA73 - 0賊徒大)
セナとパンサーの出会い
移動中のバスの中。
パンサーは祖母からもらった大事なヘアバンドを監督に窓から投げ捨てられ、仲間思いの部員たち総出で夜にヘアバンドを探しに出ます。
たどり着いた先は栗田の実家であるお寺。セナやモン太も翌日の朝練に備えてお邪魔していたところに、エイリアンズの部員たちが訪れます。
無事にヘアバンドも見つかり、宴会が始まりました。これがセナとパンサーの出会いとなります。
泥門デビルバッツ vs NASAエイリアンズ キックオフ
そしてついに試合当日を迎え、泥門デビルバッツとNASAエイリアンズの試合がキックオフ。
泥門はNASAのシャトルパスを潰すため、作戦通りにアイシールドがクオーターバックのホーマーに突撃。
〈アイシールドが突撃[アイシールド21 7巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
お互いのプライドを賭けた試合が始まりました。
【7巻のまとめ】
NASAエイリアンズが来日し、ついに泥門デビルバッツとの試合がキックオフ。
両チームとも10点差以上で勝たなければ国外退去という、プライドを賭けた戦いが始まりました。
次巻へ続きます。
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