家にも学校にも居場所を見つけられず、夜の街を彷徨ういじめられっ子の高校生神代ユウ。
ある時、本屋で見かけたボクシングの教本を手に取り、人知れず自室で訓練を繰り返すうちに不良たちを返り討ちにする実力を手に入れるように。
「ヤンキー狩り」として恐れられるようになったユウだが、その異名が更なる半グレや格闘家崩れを呼び込んでしまい、ユウの周りの友人達や大切な人も巻き込まれていく。
繰り返されるストリートファイトのなかでユウが行き着いたのは―。
不良たちによる路上での喧嘩と格闘技を題材とした漫画で、格闘技や喧嘩のうえでのセオリーも解説される作品。
君も自宅でトレーニングに励めば不良に負けない実力が…?
ドラマ編も併せてどうぞ。
目次
登場人物紹介
<晃陽高校>
神代 ユウ(かみしろ ユウ)
本作の主人公。
いじめられっ子で不登校の高校生。
普段は内向的で優しい少年だが、こと喧嘩となると別人のごとき集中力で底知れぬセンスを発揮させる。
金田 シンイチ(かねだ シンイチ)
ユウの数少ない友人。裏表がなく明るい性格で、誰とでも分け隔てなく接することのできるムードメーカー。
伊沢 マイ(いざわ マイ)
マサキの妹で、ユウのクラスメイト。兄と似た雰囲気を持つユウを何かと気に懸ける。
中村(なかむら)
ショウゴと同じ白泉会の道場に所属する黒帯の先輩。
山崎 一馬(やまざき かずま)
ボクシング部所属。部のエースで不敵な性格。
佐野 メグミ(さの メグミ)/メグ
マイの友人の女子生徒。
カオリ
マイの友人の女子生徒。
<伊沢マサキとその周辺>
伊沢 マサキ(いざわ マサキ)
マイの兄。地元である下北沢で“路上のカリスマ”とまで呼ばれ、成熟した喧嘩技術と存在感で誰からも一目置かれている男。
ヨースケ
マサキの連れ。陽気な性格をしている。
ノボル
マサキの連れ。
ワタル
マサキの連れ。マイの友達のメグと付き合っている。
下山(しもやま)
マサキの知り合いのヤクザ。昔はマサキの先輩だったらしい。
渡辺(わたなべ)
マサキのボクシング部時代の先輩。
圧倒的な才能を持つマサキを疎んでいる。
<代沢高校(サワコー)>
緑川 ショウゴ(みどりかわ ショウゴ)
実戦空手の使い手。以前は白泉会と言うフルコンタクト空手の道場に所属していたが、グレて喧嘩に明け暮れる。
土屋(つちや)
レスリングの実力者。ごつい見かけとは裏腹に人懐こい性格で好漢。多くの後輩から慕われており、マサキとも親しくなった。
八木(やぎ)
卑屈な子悪党。善意の欠片もない完全な極悪人だが臆病で小心者。
加藤(かとう)
代沢高校のドロップアウト組。
少年院上がりで格闘技の経験は全く無いが、恵まれた体格と場慣れした喧嘩術でかなりの強さを誇る。
<世田谷商業(セタショー)>
吉井(よしい)
不良が集う世田谷商業の頭。打倒マサキに執着している。
岩戸(いわど)
柔道の実力者。ヤンキーではない。
タカ
剣道部に所属する一匹狼で、ヤンキーではない。
ケンジ
吉井の手下の1人世田谷商業のNo.2的存在。
田辺(たなべ)
吉井の手下の1人。吉井の参謀のような存在。
猪方兄弟(いのがたきょうだい)
吉井に金で雇われた喧嘩自慢の双子の兄弟。格闘技は素人だが体格に恵まれ、それなりに喧嘩慣れもしている。
川本(かわもと)
世田谷商業の空手部に所属するドラッグキングの手下。
<格闘家>
小原 ヨシト(おはら ヨシト)
プロデビュー間近の凄腕キックボクサー。
昔は街の喧嘩自慢だったが、リングの上で負けて以来キックボクシングにのめりこんだ。
長田(おさだ)
ショウゴと同じ白泉会の道場に所属する空手家。
白泉会の若手の中でトップの実力を持つが、自分より才能のある者を認めようとしない矮小な自尊心の持ち主。
<ドラッグ密売グループ>
ドラッグキング
脱法ドラッグ「トゥルー」を扱う元締めの大学生。
見た目は涼やかで洗練された青年だが、紳士的な言動とは裏腹に中国拳法をベースにした先方で喧嘩慣れしている。
野田竜一/竜
ドラッグキングの用心棒。総合格闘技をベースとし、寝技の他にボクシングの打撃も得意とする。
鉄
ドラッグキングの用心棒。格闘技における人体の破壊の探求が目的。総合格闘技をベースとし、格闘家としての自負を持つ。