偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
克己やビスケット・オリバやジャック、ガイアらも戦い、スペック・ドリアン・ドイル・シコルスキー・柳らに勝利した。
しかし柳の毒手に蝕まれ、衰弱していく刃牙。
刃牙の死を目前にして悲しみに暮れる梢江の前に伝説のボクサー、マホメド・アライの息子が姿を現す。
マホメドJrは父が成しえなかったファイティングスタイルを確立した天才である。
他方、刃牙は飛騨の山中で静養。
しかし状態は良くならず、烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
マホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
擂台祭が開幕し、勇次郎、マホメドJrが圧勝。
そして中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。続く擂台祭では郭海皇が圧勝。
オリバもドリアンの代理として出場し、勝利を飾った。
23巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
第6試合 寂海王 vs 陳海王
第六試合は寂海王 vs 陳海王。
気・拳・地の三位一体で強い攻撃を放つ陳を、寂は技術指導員として日本へスカウトする。
〈寂のスカウト [バキ 23巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
寂は陳の肩をはずして勝利。
優勝を手土産に陳を日本に招聘することを誓った。
全快した刃牙が勇次郎を挑発
全快した刃牙は勇次郎を挑発する。
しかし無意識に足が震えていることを勇次郎に見抜かれ、刃牙はまだ父には到底及ばないことを痛感するのだった。
第7試合 烈海王 vs 孫海王
七試合目は烈海王 vs 孫海王。
鍛えた指の力に自信のある孫だが、握力勝負であっさりと烈が上回り、レベルの差を見せつけて勝った。
〈烈が圧勝 [バキ 23巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
中国人の相次ぐ惨敗を受けてルール変更
七試合を終え、勝った中国人は郭と烈の2人のみ。
郭はレベルの低下を招いた落とし前として、中国武術省の責任者3人の手首を切り落とした。
〈郭海皇による制裁 [バキ 23巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そして郭は海皇の称号を海外勢に渡さぬため、助っ人2人を呼んで大会ルールの変更を決める。
八試合目を控えていた毛海王はあっさり気絶させられた。
中国連合軍 vs 日米連合軍 のチーム戦へ
ルールは変更され、中国連合軍と日米連合軍の対決となる。
中国側は強気に全勝を宣言。
中国が迎え入れた助っ人は郭の息子、”狂獣”郭春成と”凶人”龍書文。
〈龍書文と郭春成 [バキ 23巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
以下のメンバーで5対5の対決が始まる。
中国:郭海皇、烈海王、範海王、郭春成、龍書文
日米:範馬勇次郎、範馬刃牙、ビスケット・オリバ、マホメド・アライJr、寂海王
勇次郎と刃牙の2人が同じ方向を向いて協力するのは初めてのことである。
第1試合 オリバ vs 龍書文
第一試合はオリバ vs 龍。
龍は裏社会の賭け試合での25年間を含め、生涯無敗を誇る猛者。
そして奇しくも、ニックネームは2人とも「不可拘束(アンチェイン)」。
試合開始早々、ゆったりと歩み寄り鉄槌を振り下ろすオリバ。
しかし龍はコンクリートの床にめりこむほどの衝撃を片腕一本で支えて見せる。
〈オリバの振り下ろしを止める龍 [バキ 23巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
龍はポケットに手を入れながら居合の要領で貫手を繰り出す。
弾丸でも通さないオリバの腹筋を貫くほどの威力。
龍が只者ではないことの証明だった。
【23巻のまとめ】
寂海王、烈海王が勝利を飾るが、中国人海王の相次ぐ惨敗を受けて擂台祭はルールを変えて仕切り直しとなる。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
第1試合はオリバと龍、2人のアンチェイン同士がぶつかる。
次巻へ続きます。
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