-
-
前巻はこちら「未来予測」で事件を防げ!新感覚の頭脳サスペンス『code:ノストラ』1巻【ネタバレ注意】
続きを見る
1巻のラストで突きつけられた「319人 vs 1人」という究極のジレンマ。
その答えと新たな謎が怒涛の展開で描かれる2巻の見どころを、詳しく紹介していきます。
目次
見捨てるか、救うか——チームを巻き込む対立
「メタブスちゃんを犠牲にして319人を救う」と割り切る新堂に対し、迅は真っ向から反発します。
それでも捜査を続けなければならない迅は、未発生事件対策課のメンバーとともに本吉劇場へと向かいます。
「1人を見捨てることで多数が救われる」という功利主義的な判断と、「それでも目の前の命は見捨てられない」という迅の信念がぶつかり合うこの対立構造が、2巻全体を貫くテーマとなっています。
硫酸入り宅配便——迫りくる暗殺の影
楽屋を訪れた迅たちの前に、宅配業者の太った男が現れます。
その瞬間、ノストラが迅に映像を送り込みます。
荷物の箱から硫酸が噴き出し、メタブスちゃんを直撃するという、恐ろしい未来の光景でした。
迅はとっさに箱を弾き飛ばし、メタブスちゃんを難から救い出すことに成功します。
しかしノストラは、この行動によって大量殺人事件の発生確率がさらに上昇したと冷静に告げます。
「助けたのに状況が悪化する」という皮肉な現実が、読者に重くのしかかります。
火炎瓶の夜、迅が見た"人間の痛み"
ボディーガードとしてメタブスちゃんの自宅を訪れた迅は、彼女の意外な過去を知ります。
太っていたことでいじめを受けていたという、卒業アルバムに刻まれた記憶。
「この人を犠牲にはできない」と迅が心を固めた矢先、ノストラが警告を発します。
部屋に火炎瓶が投げ込まれる。迅一人が逃げれば大量殺人は回避される——という、残酷な選択肢でした。
それでも迅はメタブスちゃんの手を引いて部屋を脱出します。
ヒーローとしての格好よさより、「見捨てられない」という人間としての感情を優先する迅の姿が光る場面です。
犯人逮捕への執念と、当日の死闘
宅配便の男が犯人であると確信した迅は、「犯人を捕まえれば大量殺人は防げる」とメンバーに訴えます。
ノストラから男の情報を引き出し、チーム全体で追跡を開始するも、事件当日を迎えても犯人を取り押さえられないまま。
男は劇場へと侵入し、火炎瓶を手にメタブスちゃんの楽屋へと迫ります。
追い詰めた屋上で新堂が決着をつけますが、それでもノストラの大量殺人予測は消えませんでした。
犯人の動機が「肥満をネタにする芸風が許せなかった」という歪んだ正義であった点も、社会的なメッセージを含んでいて読み応えがあります。
真の犯人はメタブスちゃん自身だった
偶然に落とした化学の本をきっかけに、新堂がある事実を看破します。
大量殺人の実行犯は、メタブスちゃん本人だというのです。
舞台に上がった彼女の背中には、毒ガスを充填したボンベが装着されていました。
過去のいじめの記憶が歪んだ妄想へと変わり、笑う観客たちをかつての加害者と重ねてしまっていたのです。
迅は咄嗟に拾った火炎瓶を舞台前に投げ込み、観客全員を避難させることに成功。
自ら命を絶とうとしていたメタブスちゃんをも救い出し、誰一人欠けることなく事件を終結させます。
「加害者にも被害者の歴史がある」というこの展開は、単純な勧善懲悪では語れない深みを作品に与えています。
ノストラ犬の登場と、新たな仲間
事件の激闘を終えた迅は力尽きて倒れ、病院で目を覚まします。
そこに現れたのは、言葉を話す犬。
ノストラが迅にだけ見せている幻像であり、迅と直接対話できるノストラの分身でした。
また、射撃訓練の場で迅は衝撃的な再会を果たします。
1巻で自分とともに撃たれた謎の美女——その双子の姉である右京楓が、新メンバーとして着任したのです。
楓の妹は「ポセイドン」の謎を追っていたと言い、新堂はそれが国家存亡に関わる計画だと明かします。
「東京壊滅まで20日」——3巻への強烈な引き
2巻のラストを飾るのは、作品史上最大級の予言です。
街中でノストラ犬を追いかけた迅の視界に、額に傷のある謎の美女が映り込んだ瞬間——。
ノストラが告げます。「東京壊滅まで、20日と17時間15分」。
スケールが一気に国家レベルへと跳ね上がるこの引きは、3巻への期待を最高潮に高めます。
【2巻のまとめ】
『code:ノストラ』2巻は、1巻で提示された「命の選択」というテーマをさらに掘り下げながら、物語の舞台を大きく広げた濃密な一冊です。

そして「東京壊滅」という衝撃の予言で幕を閉じる2巻は、続きを読まずにはいられない構成になっています。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考未来予測×警察×頭脳戦の新感覚サスペンス!『code:ノストラ』全4巻【ネタバレ注意】
続きを見る



