藤沼悟にはリバイバルというタイムリープ出来る不思議な能力がある。
悟は母佐知子が殺害された事件をきっかけに1988年へリバイバルする。
悟は1988年で起きた連続誘拐事件を防ぐことがこのリバイバルの意味だと考え、最初の被害者である雛月を救おうとするが失敗。
2度目のリバイバルで、雛月と2人目の被害者である彩を救うことに成功する。
犯人の次なるターゲットと思われる美里を尾行中、悟は美里を見失い八代の車に乗せてもらう。
八代の車の中には美里に飲ませたと思われる下剤があった。
悟はまさかとは思ったが、八代は不敵な笑みを浮かべこの車は自分の車ではないと告げる。
それでは6巻のあらすじを振り返ってみましょう。
真犯人
悟は八代の言っていることがすぐには飲み込めなかった。
動揺する悟に八代は次々と犯人しか知りえない話をし始める。
確かに八代が犯人であるとすればすべての辻褄が合う、悟は絶望した。
八代の目的は、人が自分の手で自分のためだけに死ぬことだと言う。
八代は悟を車の中に閉じ込め、ブレーキを細工し車ごと川へ突き落した。
悟の頭の中で、今までの出来事が走馬灯のように流れていった。
八代学
八代は幼い頃兄に脅され、小学生の少女に性的虐待を加える手助けをしていた。
八代の役割は少女をおびき出すことと、兄がいたずらしている間の見張りだった。
八代はそうして少女をおびき出す技を身に着けていった。
中学1年のある日、兄はとうとう少女を殺してしまった。
兄は少女の遺体を隠し八代に罪を被せようとしたが、八代は兄を自殺に見せかけて殺害。
やがて八代は教員になり、兄と同じように少女を誘拐し殺害することを繰り返し始めた。
それが婚約者に知られたときは婚約者も殺した。
そして悟たちの担任教師になったのだ。
15年後
悟は偶然付近を通りがかった医師の女性によって救出、一命を取りとめたが、仮死状態に陥り病院で眠り続けていた。
佐知子は15年間ずっと悟に声を掛け続けていた。
そんななか、2003年8月、悟はついに目を覚ました。
記憶喪失
悟は記憶八代が犯人だったことはおろか、事件のことすら覚えていなかった。
ケンヤとヒロミがお見舞いに来たが、佐知子に口止めされているようで何も話せなかった。
ある日赤ちゃんを抱いた雛月がお見舞いにやってくる。
悟は雛月と親しくなった頃のことは覚えていないが、自然と「加代」と呼び、彼女の幸せそうな姿に涙が出た。
その他にも自分に対し不思議に思うことがあった。
異常に絵が上手いこと、大人になった自分の顔に見覚えがあったこと、平成という年号に聞き覚えがあったこと。
悟は自分が失っている記憶について知りたいと思った。
佐知子は悟の想いを察して、ケンヤが記した事件に関するファイルを悟に渡した。
悟はそれを読んでもまだ当時のことは思い出せなかった。
それでも2004年4月、悟は病院の庭で偶然愛梨と再会する。
記憶の扉の鍵が、開く気配がしたのだった。
【6巻のまとめ】
真犯人は担任の八代だった。
悟は八代に川へ突き落され、一命は取りとめるが病院へ眠り続ける。
15年後、悟は目を覚ますが事件のことは何も覚えていなかった。
ある日愛梨と病院で再会した悟は、何か思い出せそうな気配を感じる。
次巻へ続きます。
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