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鞍馬組vsアイデアル、カラカルの眠っていた野生が解放されロデムと激突『嘘喰い』23巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

多重債務者の冴えない青年・梶隆臣はひょんなことから凄腕のギャンブラー・斑目貘と出会い、行動を共にするようになる。

さらに梶は命すら対価にするギャンブルや、それを成立させるために立会人を派遣する中立の秘密組織「賭郎」の存在を知り、廃ビルでの命懸けの脱出勝負に勝った貘は、全てを凌駕する暴力を持つ別人格の怪物・ロデムを宿すマルコを仲間に加え、賭郎の会員権や大金を得た。

賭郎の会員権を梶に譲った貘はさらに賭郎の能輪立会人の手配で新たな賭郎勝負の場を設定してもらうこととなり、貘と顔なじみである立会人の夜行妃古壱が梶の専属につくなか、富士山中のトンネルでテロリストの佐田国との賭郎勝負に勝ち、お屋形様との取引で再び賭郎会員に復帰。

しかしその裏ではお屋形様の思惑通り警察以上の力を持つ新組織成立へと動き始めており、さらに賭郎の乗っ取りを企む米国の犯罪組織「アイデアル」も実行部隊リーダーである暗殺者カラカルが暗躍する。

貘は警察とグルになって未解決事件の犯人をでっち上げるための迷宮ギャンブルを利用して自分が屋形越えに失敗した事実を無かったことにし、さらにイカサマを読み切って勝利を手繰り寄せ、合計11億円とこの迷宮ギャンブルに関与していた警察関係者の名前として天真という男の名前を得た。

貘の命を狙ってその天真とその部下である密葬課の箕輪が現れ、この迷宮ギャンブルの関係者のデータが入ったLファイルを賭けて門倉が仕切る勝負が行われるが、これにも勝利して天真からLファイルを獲得する。

他方、梶は自らの力で無実を証明すべく立ち上がり、貘から得た情報で殺人事件の真犯人である羽山邸へと潜入、羽山家に取り入るヤクザの鞍馬と滑骨の代理戦争に巻き込まれる形で完全な証拠を賭け、梶・カール・郁斗の3人で「ファラリスの雄牛」の勝負。

焼かれたカールが瀕死の重傷を負うが、カールとの協力もあり梶が最終的に勝利して事件の証拠を獲得、負けを認めようとしなかった滑骨は屋敷の外で伽羅によって葬られるが、伽羅は滑骨が契約していた伝説的ボディーガードのキョンホ・ジョンリョに狙われることとなり、姿を消した。

貘は梶が獲得した証拠と犯罪者が載るLファイルを使い、テレビ局を乗っ取って生放送での暴露番組を企画、賭郎勝負としてスタジオには弥鱈立会人が目を光らせるなか、番組ではゲストたちがパネルと共に事件の犯人として暴かれていき、貘はゲストの中に潜ませていた梶と共謀して500億もの大金をゲストから巻き上げることに成功。

放送市場類を見ない番組を終えた貘は、500億に続いて屋形越えの権利を得るため、次の手としてLファイルに残る犯罪者たちに賭郎が用意した搦手の人員を受け入れさせることを目的に電波ジャックを継続。

旧電波塔である帝国タワーで賭郎勝負をすることで、電波ジャックの発信源に何者も邪魔させない構えだが、放送を阻止しようと警視庁の副総監が独断でSAT出動を指示、そこにお屋形様と棟耶立会人が対峙する。

帝国タワーでは零號立会人の切間撻器を連れた謎の男・捨隈を相手に、互いの珠の数を読み合い、タワー最上階の端末に正しい合計数を入力した方が勝ちという勝負が行われることに。

珠の数を絞る為に用意されたドティの部屋で2人とも1ターン目を外し、雹吾の入力ミスと、目を潰された貘により、両チームに残された端末の入力権利は各1回のみに。

タワー内では捨隈の相方である鞍馬組の雹吾とレオも暗躍するなか、ドティの部屋での2ターン目の読み合いも互いにハズレ、命を賭けたドティでの3ターン目に臨むが、先攻の貘は確信をもって宣言した数字を外してしまった。

他方、タワーの外では賭郎と警察が一触即発の事態となり、互いの代表による激しいバトルが繰り広げられる。

警察が2人分の突入許可を得たものの、大一番で賭郎が勝利し、大負けした笹岡副総監は多数のトップシークレットを吐かざるを得なくなる。

その頃タワーの上部では500億円をかすめとろうとする鞍馬組にアイデアルのカラカルとマーティンが奇襲をしかけ、戦いが激化するのであった。

 

23巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

鞍馬vsマーティン

マーティンが所持していたのはコンクリート用のガス式鋲打機であり、接近しないと威力はそれほどない。

暗闇の中でマーティンは鋲で煽りながら鞍馬を水浸しのエリアに誘導し、AEDによる電気ショックを狙う。

マーティンの狙いを見抜いた鞍馬はお土産屋の木刀を武器にあえて接近戦を挑む。

しかしマーティンも隠し持っていたセーバーソーで襲い掛かってくるのだった。

雹吾・レオvsカラカル

AEDでの電気ショックを浴びせたカラカルは、レオと雹吾にトドメを刺そうと近づく。

だが倒れていたレオは囮。

暗闇から雹吾が奇襲をかけ、CQCでカラカルを地面に押し付けながら、自分もろとも電気ショックで感電させるようにレオに指示。

カラカルは何とかレオも巻き込み、3人一緒に電気ショックを食らうこととなった。

2度目の電気ショックでレオはまだ身動きが取れず、カラカルと雹吾が先に立ち上がる。

近くでマーティンと戦っていた鞍馬は雹吾に「あんたなら勝てるよ」と声をかけると、雹吾の闘志に火が付くのだった。

カラカルを眠らせることに成功するが…

鞍馬はボイスレコーダーでAEDの音声を録音し、うまくマーティンを誘いだして本物のAEDによる電気ショックを浴びせることに成功。

そしてマーティンが所持していた対ロデム用の武器である拳銃と、強力な麻酔薬を込めた散弾を入手する。

マーティンを倒した鞍馬はそのまま雹吾に加勢し、その麻酔銃でカラカルを撃った。

カラカルを麻酔で眠らせた鞍馬たちは、貘からの指定通りに合図となる人形をエレベータから落とし、貘からパスワードを指示されて最上階へ向かうマルコの後を追う。

あとはマルコが正解を入力した後に麻酔で眠らせ、パスワードの変更権を奪えばいい。

マルコがもしパスワードを外したとしても、捨隈が正解のパスワードを絞り込んでいるだろう。

そう考え先に大展望台へと到着した鞍馬たちだが、そこには異形の姿となったカラカルが再び立ちはだかるのだった。

眠りによって本性が現れるカラカル

カラカルはかつてメキシコの麻薬カルテルの密輸ルートを押さえるため、カルテルの大物や構成員が多く収容される刑務所に潜入。

そこでカルテルのグループに目をつけられ、絞め落とされてしまう。

だがカラカルはもともとショートスリーパーであり、眠ると夢遊病のような症状により、凶暴な本来の姿が解放される体質であった。

別人格でいる間は身体的な痛みをほぼ感じず、まともな意思疎通もできないまま異常な怪力で敵を蹂躙する怪物と化す。

刑務所では囚人たちをあっという間に蹂躙したカラカル。

普段は強い意志で眠らないことでその悪魔のような姿を押さえつけていたが、鞍馬の麻酔によって強制的に眠らされたいま、その姿が解放されてしまったのであった。

雹吾が死亡、ロデムとカラカルが激突

覚醒したカラカルは一瞬で距離を詰めて雹吾を吹き飛ばす。

死を覚悟しながらもレオと雹吾が2人がかりで立ち向かうも、雹吾は蘭子の目の前で蹂躙され、命を落としてしまった。

そこにマルコが合流し、死んだ雹吾の仇を取るためにカラカルに挑むことに。

しかしマルコでも力では敵わず、圧倒的な膂力でマルコは右腕を折られてしまう。

野蛮な暴力で圧倒するカラカル。

すると、鞍馬は倒れたマルコに注射を行い、マルコの内に眠る怪物ロデムを呼び起こす。

ロデムはその怪力でカラカルを翻弄し、右腕を折り返した。

大展望台の壁や天井を走り回りながら、2匹の怪物による死闘が幕を開けるのであった。

笹岡副総監への取り立て

他方、警視庁では笹岡副総監が20人分の突入を賭けて負けたことにより、同じ数だけのトップシークレットを吐き出さねばならなくなった。

しかし笹岡副総監が証拠と共に握っているものはせいぜい5つ。

足りない分の支払い方法は立会人である南方に一任されることとなり、南方はこれから賭郎が捏造する警察の闇や今日起きた事件の全てを被るか、目の前に置かれた謎の箱の穴に腕を入れるか選ぶように迫る。

結果として笹岡副総監は穴の中に腕を入れるしかなかったが、それは中国系の組織が使っていた拷問器具「レッドドラゴン」であった。

中の刃で手首を切り、血の凝固を防ぐヘパリンを注入することで絶えず血が流れ続ける状態となる。

流れた血は龍の形をしたオブジェの中に溜まっていく仕組みであり、引き続き勝負で不足分を取り返すまでこの器具で血を流し続けるのが条件。

ちょうど時を同じくして貘が狙った21の組織のほとんどが搦手の受け入れを呑み、賭郎にとっての時間稼ぎは果たした。

笹岡副総監は最後の切り札として現場に駆け付けていた密葬課の長を含む2人に期待するが、その2人は先にタワー内に入場してしまったのだった。

撻器と妃古壱が密葬課の2人と戦闘へ

警察側の持つ2人分の入場権を行使し、密葬課の2人が車でタワー内に突入。

密葬課の男の誘いに乗り、撻器と妃古壱は共に車に乗り込んでいく。

電波ジャックの鎮圧という任務の全うと秩序を守る警察以上の組織を潰すため、賭郎に勝負を挑む密葬課の長(真鍋 匠)ドライバーの老婆(三鷹 花)

撻器は自分と妃古壱に勝てばタワー内で賭郎は一切の手出しをしない、ただし負ければ2人とも賭郎の軍門に降るという賭けを提案する。

1階フロアは暴力禁止であるため、2対2の戦いはその車内で行うことに。

狭い場所での激闘が始まるのだった。

【23巻のまとめ】

鞍馬組とアイデアルが激突し、マーティンを倒し、カラカルを麻酔で眠らせることに成功する。

しかしカラカルは眠ることで凶暴な野生が覚醒する体質だった。

リミッターが解除されたカラカルは雹吾をあっという間に殺め、そこに合流したマルコとも戦闘に。

鞍馬がマルコの中に眠るロデムを呼び起こし、2匹の怪物による激闘が始まった。

その頃タワーの1階では先に密葬課の2人が突入し、撻器・妃古壱と2対2での死闘が狭い車内で繰り広げられることになるのだった。

次巻へ続きます。

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