殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は父が事件を起こす前の音臼村へタイムスリップしてしまう。
心は佐野に自分は息子であること、音臼小大量殺人事件について明かすも信じてもらえない。
心は現代に戻り、拘置所の佐野と再会する。
佐野はやはり冤罪で死刑判決を受けており、当時の心が正しかったと詫びる。
佐野の無実は証明出来るのかー。
それでは6巻のあらすじを振り返ってみましょう。
鈴の決断
鈴は母が練炭を使って一家で無理心中しようとした際、父が逮捕された時のことを夢にみて我に帰ったのだと言う。
無実を訴え正義は勝つと言っていた父の言葉を思い出し、まだ死んではいけないと赤ちゃんだった心を抱えて逃げた。
鈴は心を助け出すことができたが、母と兄は重くて運べず、死亡してしまった。
現在、鈴は内縁の夫に自分の素性を明かせずにいる。
隠し通すために、もう心と父には会うのは最後にすると言い涙を流すのだった。
鈴の夫の正体
面会に来た鈴と心を見て佐野は喜んだ。
2人は佐野から佐々木紀子が新証拠を持っているという話を聞き驚く。
そして帰り道、鈴の内縁の夫・木村みきおとその義母に偶然会う。
心は足早に去ろうとするが、みきおに引き留められ鈴の家に入ることに。
心は案内されたみきおの部屋で、音臼小学校の児童が映った写真を見つけ驚く。
みきおは心が佐野の息子だと気が付いていない様子で、当時のことを話し始めた。
みきおは心が受け持ったクラスにいた、加藤みきおだったのだ。
さらに、義母は当時先生だった木村さつきだ。
みきおが車いすに乗っているのは、事件の後遺症で下半身不随になったためだと言う。
みきおは6月24日にある音臼村の慰霊祭に心を誘う。
心はみきおが本当は自分や鈴の正体を知っているのではないかと疑う。
鈴はみきおの正体には気が付いていたが、職場で偶然出会ったため自分のことは知られていないと否定するのだった。
さつきの狙い
心は事件の手がかりを掴むため、慰霊祭に参加することを決める。
素性を隠すため記者である由紀を呼び出し、同行してもらうことにした。
心は由紀に紀子が新証拠を持っていることを話すが、それをさつきに聞かれてしまう。
さつきは動揺し、紀子を訪ねるため知人から住所を聞き出す。
さつきは鈴に、本当は村田藍ではなく佐野鈴であると知っていると告げて脅し、「秘密にする代わりに紀子の家に行って、新証言を止めて欲しい」と話す。
それが佐野の死刑を待つ遺族のためにも、鈴の平穏な生活を守るためにもなると言うのであった。
紀子の証言
鈴はさつきと紀子の家を訪れる。
紀子は鈴の訪問に驚くが、長年証言出来なかったことを詫びる。
紀子は音臼小学校無差別殺人事件が起こることを、前もって知っていたと明かすのであった。
【6巻のまとめ】
心と鈴は佐野との面会で、紀子が新証拠を持っていると知らされ驚く。
心は鈴の夫が音臼小学生だった加藤みきおであり、義母は木村さつきだと気が付く。
心はみきおに誘われ、音臼村の慰霊祭に由紀と参加することになる。
さつきは藍が本当は鈴だと知っていた。
さつきは心と由紀の話を盗み聞き、鈴を使って紀子の新証言を止めようとする。
次巻へ続きます。
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