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前巻はこちら国立と軍司、それぞれの治療計画『医龍』19巻【ネタバレ注意】
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20巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
加藤は一発逆転のプランを提示
野口の手術プランを最後に提案することになった加藤。
軍司や国立も見つめる中、加藤は人工血管置換術を提案する。
最もスタンダードな手術である程度までなら手術の延期も待つことができるが、術後の復帰にも相応の時間がかかるプラン。
基本中の基本であり、最も中途半端な内容を鼻で笑う野口だったが、加藤の提案にはまだ続きがあった。
軍司と国立がいなくなった後で、加藤は「大動脈瘤が破裂しても助かるプラン」を提示する。

〈加藤の示したプランとは [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
これまでに試したこともない方法だが、最悪の事態には試す価値があるかもしれない。
そんな内容のようだった。
野口が指名したのは国立
朝田の手術を見学するクレメンスとバウマン。
クレメンスの見立てでは、朝田の腕はNGOにいたころと同じ、またはそれ以上の輝きを取り戻している。
またバウマンも荒瀬のことを評価するが、荒瀬が薬で遊ぶ悪癖をもっていることに言及し、「彼は大成しない」とこぼした。

〈バウマンから見た荒瀬 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
どのプランを採用するか迷う野口に対し、朝田は国立のプランはもう手遅れであることや、自分が最善を尽くして執刀することなどを野口に提案する。
そんなとき、野口に電話がかかってきた。
ずっと待った甲斐があり、国から予算が下りたのである。
翌週末に会合を持つこととなったため、手術はその後にしかできない。
さらに加藤の提案した人工血管置換術は術後の復帰に時間がかかるため、軌道に乗るまではできない。
「ならば自分を指名しろ」と自信を示す朝田に対し、野口は外部からの評価も考慮し、世界的な権威である国立の手術を会合後に行うことを決めた。

〈野口が国立を指名 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
フラストレーションを溜める朝田
手術の翌日が教授選の予備選。
国立が選ばれたことで医局員の間には「勝負あり」の空気が漂っていた。
現状は軍司が第一勢力、次に手術で国立がラストスパートをかけ、加藤が一番分が悪い状況である。
患者のことしか頭にない朝田は、野口が自分よりも格下の国立を執刀医に選んだことに納得がいっていなかった。
朝田は国立との腕の違いを見せつけるため、鬼頭に自分のバイパス手術を見るように勧める。
そして朝田の手術には野口、国立、鬼頭、軍司、クレメンス、バウマンらが見学に集まった。
朝田は将来的にはロボットにやってもらう超高難度の術式を見事に成功させ、国立にケンカを売る。

〈国立にケンカを売る朝田 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
術後、野口の執刀医の座を争う朝田と国立。
野口は国立を指名する方針を譲らないが、朝田と国立はどちらが上なのか序列をハッキリさせるべく、周りに意見を求める。
真っ先に軍司が「朝田が上だ」と切り出し、クレメンスとバウマンはノーコメント。
空気の読める鬼頭は国立を支持し、その場を収めるのだった。
プライドを砕かれる荒瀬
自分より能力が低い医者に対し、フラストレーションをためていく朝田。
その矛先は国立だけでなく荒瀬にも向く。
バウマンが来てから酒と薬の量が増えていることを指摘し、「そのうち、俺についてこれなくなる」と切り捨てる。

〈荒瀬にハッパをかける朝田 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
そんな朝田を見返そうと、荒瀬は今度の手術にバウマンを連れて見学させるよう煽った。
そしておなじみのバイパス手術が始まる。
いつも以上に細かく指示を出し、わずかな異常も見逃すまいとモニターに集中する荒瀬。
しかし荒瀬よりも早くバウマンが患者の異変に気付く。
荒瀬のエラーとまでは言えないものの、ただバウマンの気づきが荒瀬より早かった。

〈バウマンが荒瀬より先に異変を見抜く [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
完全に自信を喪失した荒瀬はそのまま手術室を後にするのだった。
ヤケを起こす荒瀬に対し、国立が声をかける。
てんかんを患い若手の育成に力を入れているバウマンが、荒瀬のことをいたく評価していることを伝え、さらに荒瀬の過去を含めて認めてUCLAへの留学を薦める。

〈荒瀬に留学を薦める国立 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
軍司もまた、荒瀬に声をかける。
軍司は荒瀬の心の中を見透かすように、弱い心を大切にするべく、誰も荒瀬のことを知らない地方の大学で普通の生活を取り戻すことを勧めた。

〈荒瀬の弱さに付け込む軍司 [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
迷う荒瀬は加藤のところに顔を出す。
加藤はただストレートに野口に提案した術式を見せ、荒瀬の麻酔が必要だとだけ伝える。
失敗する確率が高いと判断した荒瀬は、「何も知らない真っ白な伊集院を博打のような手術に巻き込むな」と声を荒らげる。
伊集院には真っ白のままでいてほしい。
そのために荒瀬は麻酔を引き受けたうえで、加藤に「ダメだと思ったら自分にだけサインをくれ」と頼んだ。
いざというときにはわざとミスをして自分が失敗の責任をすべて被る覚悟だった。
そんな荒瀬からの話を加藤から聞いた伊集院は怒り、荒瀬のもとへ。
伊集院は本当は弱い心の持ち主である荒瀬を問い詰め、涙ながらに「立ち直ってほしい」と訴えるのだった。

〈伊集院が涙ながらに訴える [医龍 20巻](c)小学館/乃木坂太郎〉





