幼いころの好きな人との約束を果たすため、東大を目指し浪人中の景太郎。
祖母の指示で女子寮ひなた荘の管理人になったものの、5人の住人とはトラブル続き。
そんな中景太郎は、一緒に東大を目指すなるの日記を見て、なるが約束の女の子かもしれないと考える。
真実は分からないまま2人は2次試験当日を迎えた。
会場でも失敗続きで東大を諦めかけた景太郎に、なるは約束通り一緒に東大に入ろうと励ます。
その言葉を聞き、景太郎はなるが約束の女の子だと確信する。
それでは3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
別人との約束
東大2次試験1日目を終えた景太郎となるは手ごたえを感じていた。
なるが約束の女の子とだと確信した景太郎は、なるとのキャンパスライフの妄想を膨らませる。
だが2日目の朝、景太郎が15年前の約束の話をしているのを聞き、なるはその女の子は自分ではない、15年前は自分はまだ2才だと言う。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
それどころかなるは2年前ある男子と東大入学を約束しており、その約束を果たしたいと打ち明けた。
なるに運命を感じていた景太郎は、あまりのショックに茫然とするのだった。
合格発表
合格発表の日、景太郎の受験番号は掲示板に載っていなかった。
3度目の不合格だ。
てっきり合格していると思っていたなるも不合格であったと知り、景太郎は驚く。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
なるも合格する自信があったためショックを受けていた。
2人はお互いにヤケになるうちに喧嘩に発展してしまうのであった。
傷心旅行
景太郎は傷心旅行で京都に向かうが、新幹線の中で偶然なると会う。
なるも傷心旅行で京都に向かっていたのである。
その頃ひなた荘では景太郎となるが駆け落ちしたのではないかと話題になり、しのぶとスゥが2人を探しに京都へ出発。
喧嘩別れした景太郎となるだったが、京都でも行く先々でばったり出くわしたうえ、なんと宿も同じだった。
温泉で仲直りしたなると景太郎は、旅館の不手際がきっかけで同じ部屋に泊まることに。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
気にしない振りをしようとするも、やはりお互いを意識してしまう景太郎となる。
なんとか何もなく朝を迎えたが、景太郎はなるのことが好きなのだと気が付いた。
乙姫むつみ
京都からフェリーで九州に向かうことにした2人。
船上で出会ったむつみが東大に3度落ちた仲間だと知り、景太郎とむつみの距離が急接近。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
その様子を見てなるはやきもきしていた。
だがむつみは景太郎がなるに好意を持っていることを知ると、なるにそれを伝える。
景太郎の気持ちを知ったなるもまた、今までより景太郎を意識するように。
そして次の日、お金がなく天然ドジなむつみを実家まで送ろうとボートで出発した3人だが、あえなく漂流。
運よく流れ着いた島で3人で過ごすなか、むつみが不意に景太郎にキスし、それを目撃したなるは怒ってしまう。
景太郎は誤解だと説明しなるに告白しようとするが、ちょうどむつみの叔父が迎えにきて未遂に終わった。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
流れ着いたその島はどうやらむつみの実家のある島だったようだ。
むつみは好きになると誰にでもすぐキスをしてしまう癖があることを明かし、なるにもキスして誤解を解く。
そして2人に感謝の気持ちとしてカメをプレゼントし、別れるのであった。
ひなた荘に帰ろう
しのぶたちだけでなく素子とみつねも京都に到着し、景太郎となるが九州方面に向かったという情報を掴んでいた。
スゥはしのぶは景太郎のことが好きなのではないかと勘付く。
その頃景太郎はなるは良い雰囲気になりキスしそうになるが、あと少しのところでスゥたちに見つかり阻まれてしまう。
2人は今後の進路についてはもう少し考えることにして、ひなた荘に帰ることを決めたのだった。
「ラブひな」3巻©ナンバーナイン/赤松健
【3巻のまとめ】
なるは約束の女の子ではなかったと分かり景太郎はショックを受ける。
景太郎となるは東大に不合格。
傷心旅行へ行った京都で、景太郎はなるのことが好きだと気が付く。
なるも景太郎の好意を知り、意識し始めていた。
次巻へ続きます。
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