殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は突然父が事件を起こす前、1989年の音臼村へタイムスリップしてしまう。
心は事件を未然に防ぐべく行動するが、失敗し現代に戻る。
心は真犯人が元音臼小学生のみきおだと突き止め音臼村で再会するが、そのまま一緒に1989年にタイムスリップしてしまう。
心と佐野は少年のみきおを探すが、叔父と名乗る人物に引き取られ行方が分からない。
その時、佐野の家に加藤を名乗る人物が訪ねてきて…。
それでは9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
信也の狙い
訪ねてきた加藤は、みきおの叔父だと名乗る。
和子は玄関を開け、佐野は不在だと伝える。
信也はここに田村心はいないかと尋ねるが、和子はいないと誤魔化す。
信也は和子にお腹の子の様子を尋ねながら、背中の方にナイフを隠し持っていた。
そこへ鈴がやって来た。
信也は誰にも危害を加えることなく立ち去った。
別人のようなさつき
心は田中家の火事現場でさつきと会う。
みきおが行方不明であると伝えると本気で心配している様子。
現代で紀子を殺害した人物とは別人のように感じられるのだった。
クラス写真
心と佐野は管理人に頼み、みきおの家の中を見せてもらう。
みきおの家にあったクラス写真は、みきおと鈴以外の顔に無数の穴が開けられていた。
佐野は家族の身に危険を感じ、村から逃がすことを決意する。
そして佐野は「加藤信也」と名乗った男について調べるため警察署へ。
そこで明音と翼の発見時の写真から、明音の首元に痣があることに気が付く。
それは殺された金丸刑事が最初に気付いたヒントであり、誰が明音の首を絞めたのかという重大な疑念に辿り着くのだった。
最後の夜
佐野一家は村で過ごす最後の夜、タイムカプセルを埋めることにした。
心は由紀と将来産まれる娘・未来も含めた家系図と、結婚指輪を入れた。
事件を止めることができたら将来も変わり、もう妻と娘にも二度と会えないかもしれない。
それでも自分たちが幸せに生きていた証として、指輪を埋めることにしたのである。
翌朝、和子と鈴、慎吾は従姉妹の家に出発し、心と佐野は事件を食い止めるために動き始めるのであった。
誘拐された家族
佐野は明音の首にあった痣は、子供が首を絞めた跡だと心に伝える。
一方、和子達は村を出る前にある男に襲われてしまい、佐野は和子rが出発して丸1日経ってもまだ従姉妹の家に到着していないと聞いて心配する。
さつきの元に、みきおからお泊り会には出席すると連絡が入る。
お泊り会は翌日に迫っている。
その頃、和子は手口を封じられ、暗い場所に監禁されていた。
不穏な空気に包まれるなか迎えたお泊り会当日、心は事件現場となる学校へ、佐野はみきおが来るはずの駅へ向かうことにするのだった。
みきおの思い出
みきおは叔父の信也と行動を共にしていた。
信也は心と一緒にタイムスリップしてきた、2017年のみきおだった。
みきおと信也は今まで殺してきた被害者について語り合う。
千夏に除草剤入りのジュースを飲ませたこと、翼から暴行を受けていたことをネタに脅迫して翼に明音を乱暴させたこと、明音を助ける振りをして青酸カリで殺そうとしたが上手くいかず首を絞めたこと。
みきおは今日のお泊り会も楽しみにしていた。
さつきとの決別
佐野が待つ駅にみきおは現れなかった。
みきおは音臼岳の小屋にさつきを呼び出した。
信也はさつきが事件後に自分を養子として引き取ってくれてからの日々を思い出していた。
さつきは育てるうちにみきおが事件の犯人と知り、息子のような存在であるみきおを守るため、殺人を犯すまでになってしまった。
信也は邪魔者になると分かっているさつきを殺すため、背後から襲い掛かって縄で首を絞めるのだった。
【9巻のまとめ】
信也は2017年のみきおだった。
信也はナイフを持ち佐野の家を訪ねるが、鈴を見て立ち去る。
佐野は和子と鈴、慎吾を守るため村の外へ逃がすが、そのまま連絡が取れなくなってしまう。
みきおと信也も見つからないまま、お泊り会当日を迎えた。
次巻へ続きます。
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