ドラゴンに食べられた妹ファリンを救うため、迷宮に入ったライオス一行。
ドワーフのセンシと共に魔物を食べながら迷宮の奥へと進み、ついにドラゴンを倒すことに成功。
マルシルは禁じられた黒魔術でファリンの蘇生に成功するが、迷宮の主であるシスルに見つかり大敗、またファリンとはぐれてしまう。
次にライオスたちがファリンに出会った時には、ファリンの下半身は魔物と化していた。
ライオスたちはファリンを救うべく、デルガルの孫ヤアドの助言で迷宮の最深部にいる有翼の獅子の会うためさらに奥地へ進む。
センシは今までの経験から魔物となったファリンの下半身を切り離しみんなで食べてしまえば人間のファリンだけが残るのではないかと提案、ライオスも同意する。
エルフの隊長からデルガルが死んでいることを聞かされたシスルは、受け入れられずファリンと共に迷宮の地下深くに転落。
カブルーとエルフの隊長も巻き添えになる。
その頃ライオスたちはバイコーンを捕らえ、食事にありつこうとしていた。
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それでは9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
マルシルとの出会い
ライオスはマルシルと出会った頃の夢をみていた。
マルシルは当初は兄に唆されたファリンを魔術学校へ連れ戻そうとしていたが、迷宮にかけられている黒魔術の効果に感動。
この力を利用すれば自分の夢が叶えられるかもしれない思い、迷宮に興味をもった。
ライオスはそんなマルシルをパーティに誘い、一緒に冒険することになったのだ。
デュラハンが欲しいもの
ライオスがマルシルとの過去を振り返っていたのは走馬灯であり、目を覚ますとデュラハンに襲われ危うく死ぬところだった。
ライオスはデュラハンが歩いていることに気付き、バイコーンをあげる代わりに、自分を殺さずに見逃してほしいと頼む。
するとデュラハンはバイコーンに乗り去っていった。
予め切り落としていたバイコーンの頭部はそのまま残ったので、みんなで兜煮にして食べるのであった。
イヅツミvsサキュバスの群れ
ライオス一行は最奥の扉の前にもあった野営の跡を見つけ、他にも冒険者がいるのではないかと考える。
食事の用意をしようとしたセンシがサキュバスに襲われ、その後ライオス、チルチャック、マルシルと次々に精気を吸われ倒れる。
「ダンジョン飯」9巻©KADOKAWA/九井諒子
サキュバスは相手が最も魅力を感じる姿に変身して魅了するため、タイマンで勝つことはまずできない。
だが残されたイツヅミはサキュバスに翻弄されることなく、撃退することに成功。
体の半分が魔物のイツヅミには、1つの身体に2つの魂が混ざっているため、サキュバスの攻撃はあまり効果がなかったのだ。
イツヅミはサキュバスから吸われた精気を取り戻し、ライオスたちを救うのだった。
ライオスが王となった世界
目を覚ましたライオスは、夢の中で有翼の獅子に会ってきたと言う。
翼獅子は、ライオスの持つ剣を通して今までの冒険を見守っていた。
翼獅子は魔物への愛でいっぱいのライオスに王になって欲しいと考え、仮に王になったとした世界をライオスに見せる。
「ダンジョン飯」9巻©KADOKAWA/九井諒子
ライオスは人間と魔物が平和に共存する世界を見て、これこそが理想とする世界かもしれないと感じる。
翼獅子は、迷宮の主の願いを叶える力を持つ存在。
ライオスが目を覚ます前に、最後に翼獅子はライオスに、「カナリアには気をつけろ」と忠告するのだった。
カナリア隊隊長ミスルン
崩落に巻き込まれて転落したカブルーが目を覚ますと、エルフのカナリア隊隊長のミスルンは何事もなかったかのように歩き始める。
ミスルンは連絡用の妖精を使い、カナリア隊の部下と連絡をとる。
部下はカブルーに、救助に行くまでの1週間ミスルンの身の回りの世話をするよう命じる。
ミスルンには食欲も睡眠欲もないようだった。
不思議に思いカブルーが尋ねると、ミスルンはかつて自分が迷宮の主であったことを明かすのだった。
悪魔の狙い
40年ほど前、ミスルンはある迷宮の中で理想の世界を山羊の悪魔に与えてもらい、その迷宮の主となった。
しかしその世界も長くは続かず、山羊の悪魔に欲望のほとんどを食べられてしまう。
残されたのは悪魔への復讐心だけだった。
「ダンジョン飯」9巻©KADOKAWA/九井諒子
悪魔はより強い欲望をもつ人間を迷宮の主にしたがる。
強い欲望を食べることで力をつけ、地上の世界をも支配したいのだ。
話を聞いたカブルーは、魔物好きのライオスがもし迷宮の主になったら良からぬことが起こるのでは、と不安を抱くのであった。
カブルーの決意
1週間が経ちミスルンの部下たちが救助にやって来るが、カブルーはライオスに会うため迷宮に残ると話す。
ミスルンもそれに同意、部下たちも慌てて迷宮に入り2人を追うのだった。
【9巻のまとめ】
迷宮の主の願いを叶えるという有翼の獅子に夢の中で会ったライオスは、自分が王となり魔物と共存する世界を見せられ、それこそが理想の世界かもしれないと考える。
一方、カブルーはミスルンがかつて迷宮の主であり悪魔に欲望を奪われた話を聞き、ライオスが王となることに不安を覚える。
カブルーはライオスと再び話をするため、ミスルンたちと共に迷宮に残り冒険を続けることに決めた。
次巻へ続きます。
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