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前巻はこちら父となり家族に身を捧げる文太郎、しかし無茶を繰り返す建村のために共にK2東壁挑戦へ…『孤高の人』13巻【ネタバレ注意】
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14巻のあらすじを振り返ってみましょう。
身勝手な建村に振り回される
技術的な難しさやいつ大規模な雪崩が起きてもおかしくないリスクから、登山史上、K2東壁には7000m以上の地点からアタックをかけた者はいない。
K2のベースキャンプに到着した文太郎と建村は、強い高気圧の到来でしばらく好天が続く見込みとなると、世界各国からの登山家らと同様に出立の準備を急ぐ。
建村はスポンサーから資金提供をもらう条件としてK2東壁へのアタックの様子をカメラで撮影し、それをネットで中継する約束を勝手に交わしていた。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
巨大なビルほどの氷の塊が上から落ちてくるような危険な状況にもかかわらず、カメラを回しながら登山する建村。
文太郎は長い間夢見たK2東壁を前に登山計画のイメージはばっちりだったが、映える映像を意識する建村は「自分がリーダーだ」と主張し、急遽計画を変更して先を急ぐことを決めてしまう。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
ネット中継を見ている世界中の人々からの視線が、またも孤独を愛してきた文太郎に重くのしかかるのであった。
建村に異変、登頂は失敗?
6300m地点で1回目のビバークで一夜を過ごすこととなる。
建村はカメラでの撮影を意識し続けた影響からか、呼吸のリズムが狂ったことで高度障害を起こしかけていた。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
しかし建村は「K2東壁を完登したら結婚しよう」と約束していたのにあっさりと裏切った夕実を見返すため、絶対に登頂を断念することができない。
建村は文太郎に内緒で勃起誘発剤を服用し、血管を拡張することで翌朝から再び軽やかに足を運び始める。
このドーピングは登山家にあるまじき行為であり、1日に1回が限度。
動けるうちに少しでも先を急ぎたい建村は、巨大な氷の塊を前にしてもそのまま登ることを決断。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
建村の体調の異変に気付きながらも止めることができない文太郎は、建村をサポートしながらこの登頂は失敗だと感じ始めるのであった。
危機に陥った建村を救助へ…
すっかり日が落ち、20m超もの巨大な氷壁に行く手を阻まれた文太郎と建村。
これを越えれば人類未踏の大雪原が広がっているが、大きなハングがあるため真っすぐ登るのは困難な状況。
建村は長い距離を横移動するトラバースで攻めることにするが、高度障害の影響が出始めて視界と手元に狂いが生じ、宙吊りの状態となってしまう。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
そのまま建村には意識障害が容赦なく襲い掛かっていった。
ザイルで結ばれた文太郎が建村の動きが止まったことを察知し、自分が万が一滑落しても巻き込まないように手間をかけてでも安全対策を施しながら、建村を救助するために移動を開始。

「孤高の人」14巻©集英社/ 坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎
ネット中継は真っ暗闇な画面が長く続き、花をはじめ視聴者たちも心配するなか、建村に合流した文太郎の顔が一瞬だけカメラ越しに映るのであった。
【14巻のまとめ】
スポンサーとの約束として挑戦の様子をネットで中継することを決めていた建村に振り回されながら登頂開始。
高度障害の症状を抱えながらもドーピングで登山を強行した建村だが、巨大な氷塊を攻めている際に滑落し宙づりの状態となってしまう。
意識の混濁も進む危険な状況のなか、文太郎が建村の救助へ向かうのであった。
次巻へ続きます。
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