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超能力の存在に警察も気付くなか、新たな仲間を加えた「問う者」はその矛先を人に向け始め…『デストロイ アンド レボリューション』2巻【ネタバレ注意】

~前巻のあらすじ~
醜い社会に憤りを感じるユウキとマコト。

マコトが隠し、ユウキが欲しがったその力は、世界を壊せるサイコキネシスの力「ワンネス」。

倒壊する議員宿舎と犯行声明は、腐敗した権力者に送り付ける強烈なメッセージ。

2人の革命が始まった。

2巻のあらすじを振り返ってみましょう。

疑問

5度目の破壊が行われてもなお、警視庁のテロ対策本部は問う者の手がかりさえもつかめずにいた。

いまだその目的も、問う者の声明にある「真剣に考える」ことの意味も分からない。

そんな中、エリート中のエリート新人警察官中村は皆に問う。

なぜ破壊対象はみな建設中なのだろうか。

なぜテロなのに誰も死なないのだろうか。

彼女の問いかけは新人であるが故に一笑に付される。

しかし、刑事部から出向で来ている岩木だけは鋭い視点を評価し、協力を要請した。

科捜研に所属する彼の同期によると、爆薬の痕跡も腐食させる物質も検出されていないとのことだ。

問う者の現実的とも思えない能力。

中村はどんな人物がこの力を持つのか考えていた。

対等

ここのところマコトは意識が何かと同化していくような不安を感じていた。

対照的にユウキは機嫌がいい。

ニュースや新聞などあらゆるメディアは連日問う者の話で持ち切りだったからだ。

もっともっと注目させたい。

だがマコトはアルバイトの面接に行く予定があった。

ユウキにしてみれば、マコトの生活費など自分が面倒を見ればいいと考えていた。

アルバイトも学校さえも問う者にはどうでもよいものだからだ。

しかし、マコトにとってユウキは多分初めての友達だ。

対等な関係でいたいからこそ自分の生き方も認めてほしい。

ユウキはそれをあっさり認め、同級生である小島の父の店で働くことになった。

その後も問う者のメッセージは相変わらず為政者に向けられていたが、まだなにも変わらなかった。

工事が中断したり長引いたりすることは、利権関係者には都合がよかったからだ。

ユウキは次の段階に入る時が来たのだと感じていた。

同士の集い

小島は問う者の活動が怖いという。

マコトたちにすれば理由があってやっていることだったが、理解されない。

自分たちのやっていることは決して「いい事」ではないのだ。

あらためて自分がテロリストになってしまったことを認識した。

翌日ユウキの呼び出しに応じて家を訪ねると、知らない2人がいた。

工藤陽子と大槻純一郎。

ユウキはこれで問う者が揃ったというが、マコトは裏切られたような気分になった。

革命は2人のモノだと勝手に思いこんでいたからだ。

大槻は殆ど崇拝に近い感情をもつマコトに会えたことを喜んでいた。

実際にワンネスの力を見せると、人知を超えた奇跡に涙を流した。

こんな奇跡があるのなら、人にはまだ希望がある。

しかし、人は奇跡を目の当たりにしてもそんなに変わらない。

実際、破壊してきた目標の殆どは、公費をさらにつぎ込み工事を再開していた。

工藤や大槻は奇跡を見せるよりも制裁が必要なのではないかと考えている。

マコトは人を標的にすることは望まなかった。

ユウキもいまはマコトの意思を尊重するつもりだ。

まだ方針が揃わない中、問う者にTV局が挑戦状を叩きつける。

人口の島に塔を建て、衆人環視の中破壊してみろと挑発してきたのだ。

こんな状況下でさえ破壊が行われたら、世の中は超常の力を認めざるを得なかった。

メッセージ

決行の日、警察や報道が一斉に注目する中、大槻の運転する車の助手席からマコトは塔を崩壊させた。

ユウキから発信された強烈なメッセージは大きな効果を見せ、目標にされた事業は次々と工事を延期していった。

一方で「テロには屈しない」と未だ変わらない者もいる。

次のターゲットは彼らのバックにつく建築会社の工事だ。

問う者に狙われていると分かれば、株価は暴落する。

命を狙わなくても十分なメッセージになるはずだ。

マコトは不安を感じながらも少しずつ破壊を進めていった。

そのころ、岩木と中村は科捜研にいた。

ワンネスの力は超能力と認めざるを得ない。

こんなことを発表してしまえば、科学は死に、世界は変わってしまう。

困惑する岩木の電話にまた破壊が始まったとの知らせが入った。

次々と倒れていくビルはすべて、問う者と対決姿勢を示す議員・鈴木の息がかかる建設会社の工事だ。

ユウキの目論見通り、建設会社の株価は暴落し、鈴木の株は紙切れとなった。

大槻の覚醒

ここのところ、マコトはたびたび自分の手が消えていくような感覚にさらされる。

それを救うのは、問う者の活動を理解しない小島の手の温かさだった。

もうすぐ自分は消えてしまうかもしれない。

マコトのいらだちを感じたユウキは作戦の延期を決めた。

工藤はマコトに問う。

本当は人殺しになるのが嫌なだけではないのか、本当に誰も殺さずに世界を変えられるのかと。

大槻はマコトの意思を尊重するよう諭すが、マコトも工藤の言うことは理解していた。

そんな中、日本国政府は問う者に対話を求めた。

本当に世界が少しずつ変わってきているのかもしれない。

しかし、ユウキはさらに強い破壊を行うという。

殺さないことではなく、殺せないと思われることがまずいのだ。

間接的な破壊がいずれ無視されることは目に見えていた。

本当に人を殺してまで世界を変えたいのか。

マコトの悩みは力を持つが故のものだった。

大槻はその苦しみをまさに聖人の苦悩だといい、自分にも儀式を行うよう告げる。

ユウキと違い、自我に固執するタイプではない。

儀式は無事に成功し、大槻は気づきの世界に涙を流した。

マコトはそのことに安心と喜びを感じていた。

大いなる力

夜の公園、小島とマコトは談笑していると、小島目当ての暴漢に襲われた。

破壊衝動が頭とよぎり、とっさに力を相手に向ける。

男の肩の肉はえぐられ、痛みに悶絶した。

マコトの手の中には男の肩の肉だった塊を慌てて投げ捨てた。

警察に連れていかれたマコトを待っていたのは取り調べ。

重傷を負わせた手段を厳しく問い詰められた。

そのころ、ユウキと大槻は今後を話し合っていた。

マコトとは連絡が取れなくなっている。

人に対して力を使ったのなら、いずれ問う者との関係性にたどり着く。

ユウキは考えた。

マコトが幽閉されている今こそ、大槻の力を試す時が来たのだと。

それがマコトを問う者と無関係であると思わせる手段でもあった。

大槻は次々と破壊を進めていった。

ユウキも成果を認める中、大槻はもっとセンセーショナルに圧倒的な力を訴えたいと考えていた。

人を導く大いなる力へと進化する。

気づきに触れる中で、対話を重視するユウキの考えからずれ始めていた。

駅で問う者を批判する政治家が演説をしている。

離れたところからそれを眺める大槻がいた。

手には石のような塊が握りしめられている。

「行け…」

大槻の手から消えた塊が政治家の頭から生えるように突然現れた。

政治家は倒れ、会場はパニックに陥った。

【2巻のまとめ】

警察もまだ何も手掛かりを得られない中、新たなメンバー・大槻と工藤が加わり、順調に破壊を進める問う者。

大槻はマコトから気づきに導かれ、破壊の力を手にした。

人をターゲットにすることに葛藤を感じるマコトは事件に巻き込まれ、力を持った大槻は少しずつ暴走しだした。

【2巻の見どころ】

この巻の見どころは、謎めいたテロ「問う者」に対する警察の捜査と、内部で揺れ動くメンバーたちの心理戦です。

エリート新人警察官・中村が「なぜ破壊対象は建設中なのか」「なぜ誰も死なないのか」と疑問を投げかけたことで、捜査は新たな方向へ進みます。

一方、「問う者」の中では、マコトとユウキの関係に変化が訪れます。仲間の増加に戸惑うマコト、より大きな影響力を求めるユウキ、そして「奇跡」への狂信を抱く大槻——

それぞれの思惑が交錯する中、ついに人を標的とする破壊が起きてしまいます。

警察が超常的な力の存在に気づき始める中、「問う者」は次なる段階へと進もうとしていました。

超能力による破壊行為が公衆の面前に!警察はどう動くのか、必見です
管理人

次巻へ続きます。

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