互いに装着して勝負を行うと、勝者がを敗者を奴隷にすることのできる装置、「SCM(Slave Control Method)」。
奴隷になった者は脳を刺激され、主人の命令には絶対服従。
そんな悪魔の装置を手に入れた人間たちによる群像劇が描かれる作品。
恨みによる復讐を果たすため、自らの欲望を叶えるため、そして大事な人を解放するため…。
様々なバックグラウンドを持つ登場人物たちが勝負の世界に足を踏み入れ、目まぐるしく変わっていく主人-奴隷の勢力図。
果たして最後に笑うのは―。
原作は岡田伸一によるケータイ小説『僕と23人の奴隷』。
補完する内容の『東京23/奴隷区』や、完全新作の『奴隷区‐GANG AGE-』、そして続編の『大奴隷区』も併せてどうぞ。
登場人物紹介
荒川 エイア（あらかわ エイア）
本作の主人公。ズシオウマルの飼い主。友人の紹介でユウガと知り合いSCMを知る。
大田 ユウガ（おおた ユウガ）
シンノスケとともに起業する予定であったが、面白いことが出来ると考えSCMを手にした野心家。
江戸川 リュウオウ（えどがわ リュウオウ）
母親を開放するための資金集めに奴隷を集める。
葛飾 ジュリア（かつしか ジュリア）
セイヤの彼女。歌舞伎町の人気キャバ嬢。リュウオウの最初の奴隷になり、長い奴隷生活のなかで命令されずともリュウオウに心から尽くすようになる。
新宿 セイヤ（しんじゅく セイヤ）
ジュリアの彼氏。歌舞伎町にあるホストクラブのNo. 1ホスト。
豊島 アヤカ（としま アヤカ）
セイヤのお得意客。
杉並 ルシエ（すぎなみ ルシエ）
地味なOL。オフ会で出会った目黒にレ●プされ、復讐のためにSCMを目黒に付け奴隷にする。
目黒 マサカズ（めぐろ マサカズ）
変態オヤジ。
足立 シヲリ（あだち シヲリ）
お姫様カフェの店員。普段は姉御肌のサバサバした性格。
中野 タイジュ（なかの タイジュ）
女装趣味のある少年。シヲリを理想の女王様とあがめる。
文京 ゼンイチ（ぶんきょう ゼンイチ）
金と女と暴力を好むチンピラ。練馬から跡継ぎの条件として、SCMを使った奴隷集めを提示されSCM装着者を探していたところに足立らと出会う。
中央 アタル（ちゅうおう アタル）
スーツ姿の実業家。ジュリアの常連客で、ジュリアを元気づけようとして勝負に負け、以後リュウオウの右腕として働く。
品川 ゼロ（しながわ ゼロ）
パン工場で夜勤をしている内気な青年。
母の江東キヨを火事で亡くし、兄のシンノスケと生き別れになるが事故のショックで過去の記憶を失っている。
江東 キヨ（こうとう キヨ）
ゼロとシンノスケの母。墨田教授とジャマイカで出会い2人の子を授かるが、シングルマザーとして育てる。
港 タキオ（みなと タキオ）
猜疑心の強い男。
渋谷 サチ（しぶや サチ）
ジュリアの同僚のキャバ嬢。
墨田 ズシオウマル（すみだ ズシオウマル）
エイアの飼い犬。道に迷った際に墨田博士に拾われ、その恩義を返すべくSCMの開発実験の実験台となる。
北 ミナミ（きた ミナミ）
練馬の孫。じゃじゃ馬の女子高生。
板橋 ゲッコウ（いたばし ゲッコウ）
マリアに心酔する男。SCMの発する微弱な電波を感じ取ることができる特異体質の持ち主。
練馬 ムオン（ねりま ムオン）
裏の世界で名の知れた男。歌舞伎町界隈で手広く夜の商売をしているグループを経営している。
千代田 マリア（ちよだ マリア）
ネットの世界ではファンを集める女。実際はマツコ・デラックスのような風貌をしている。
世田谷 ツバキ（せたがや ツバキ）
墨田博士の研究室に所属していたが、SCMを人の奴隷化に利用するために研究データを消去し、試作品をもって研究室を去った。
立川 シンノスケ（たちかわ シンノスケ）
ユウガの友人。ゼロの兄。
台東 フジコ（たいとう フジコ）
恋に一途な看護師。シンノスケに助けられた際に恋に落ち、シンノスケを探すために奴隷を集める。
各巻のあらすじ
