勇次郎との決闘を終え、欠伸の止まらない日々を過ごす地下格闘士たち。
しかしスカイツリーの地下研究施設で武蔵のクローンが作られ、霊媒師である徳川寒子によって武蔵が現代に蘇った。
蘇った武蔵の実力は相手を意識の上でさえも斬ることができる程。
刃牙が2度敗れ、独歩も敗北を喫するなか、ボクシングに未練の無くなった烈が武蔵との対決に名乗りを上げた。
しかしあえなく武蔵に敗れて命を落としてしまう。
戦国時代の戦い方に精通する本部がいよいよ本気になり、刃牙をはじめ地下格闘士たちを守るために立ち上がった。
本部はジャックと、武蔵はピクルとの決闘を制し、両者が激突。
武蔵を相手に本部が持てる全てをぶつけ、見事勝利を勝ち取った。
しかし、武蔵が起こした烈の公開殺人やTVでのエア斬殺事件を重く見た警察が武蔵の制圧に乗り出す。
次々に警官を斬る武蔵に全く太刀打ちできない警察は、その威信にかけて特殊部隊を投入する。
それでも警察では歯が立たないと悟った地下格闘士たちが打倒武蔵の準備を始めるのだった。
18巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
国の頼みを受けて花山が出陣
甚大な被害を出しながら武蔵に傷一つ負わせることができない特殊部隊。
指揮官が殺され狼狽える隊員たちを見て、武蔵は逆に舞台に撤退を勧告し、隊員たちは一目散に撤退した。
〈警察に撤退を勧告する武蔵 [刃牙道 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
自衛隊を出動させれば大ごとになるため、なるべく内密に片づけたい政府。
そこで名前があがったのは、まさかのヤクザである花山だった。
警視総監が直々に出向き、花山に武蔵討伐を依頼する。
武蔵に斬られた警官の一人は内海の同期。
国のためという建前は捨てて、声を震わせながら土下座してでも頼もうとする内海の気持ちを花山は漢として受け止め、承諾した。
〈漢、花山が立ち上がる [刃牙道 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
学のない花山は武蔵についての知識は乏しかったが、あの烈も斬られていることを知り、敵討ちのために出陣する。
武蔵に挑む花山
夜の街で武蔵の前に花山が立ちはだかる。
〈花山vs武蔵 [刃牙道 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
花山は武蔵の底知れぬ強さからか、その背後にどこまでも広がる闇を感じる。
それでも花山がやることは一つ。全力で振りかぶり、殴るのみ。
対する武蔵は花山の純粋さに真っ白な光を感じていた。
その光に思わず武蔵は目をつぶり、花山のパンチを正面から受けた。
〈花山の純粋さに光を見る [刃牙道 18巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
武蔵の予想をはるかに凌駕するそのパワーに意識が遠のきながらも、「食らっておいてよかった」と感じる武蔵。
花山と武蔵の激突の行方は―。
【18巻のまとめ】
警視総監直々の頼みを受けて、漢気を感じた花山が武蔵の討伐に立ち上がった。
武蔵の想像をはるかに上回る拳で殴りつけ、ダウンを奪う花山。
2人の激突の行方は―。
次巻へ続きます。
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