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聖母学苑の猛攻を凌ぎ奇跡的な優勝、今度は学校の将来を背負って悲願の甲子園へ…『ラストイニング』29巻【ネタバレ注意】

 

~前巻までのあらすじ~

弱小と化した彩珠学院の野球部を再建するため、狭山校長は13年前に審判を殴ってから今はインチキセールスマンとして転落人生を歩む元教え子の鳩ヶ谷圭輔に白羽の矢を立てた。

彩珠学院の経営監査を任せられている美里ゆり子が不良債権である野球部の廃部を主張するなか、狭山は理事長に掛け合って「来年の夏までに甲子園に出場できれば野球部の存続を認める」という約束を取り付け、鳩ヶ谷は監督としてチームを指揮することに。

さらに偶然草野球で特大ホームランを放った少年・剛士を借金まみれでどうしようもない実父から引き離し、OB会長の大宮と養子縁組することで彩珠学院野球部に転入させることに成功し、独自のやり方でチームを鍛えていく。

フリーライターの蕨やスポーツ用品メーカー営業の夏子らの協力を得つつ沖縄合宿を経てチームは力をつけていき、さらにヒョロヒョロではあるが変則左投の助っ人投手・スティーブをチームに迎えた彩珠学院。

春の大会でシード権を獲得し、いよいよ夏の県大会が開幕。

直前でエース日高がフォークの自主練で肘に違和感を抱えるアクシデントに見舞われた彩珠学院だが、快進撃でついに決勝に進出する。

決勝の相手はエース明石の先発が決まった聖母学苑。

その一方、野球部の経営母体のあやのくにグループには土壌汚染のある土地を売ろうとしていたスキャンダルが発覚し、学校の未来に暗雲が立ち込める。

そして学校の外では彩珠学院の売却先候補が浮上し、このまま売却が成立すれば野球部を含むすべての部活動が廃止となる運命。

野球部存続のために売却を阻止したいゆり子は狭山校長と共に学校の理事長であるあやのくにグループ総帥・彩之小路に直談判し、会社と野球部両方を救う唯一の手段を提示するのだった。

決勝では全国から優秀な選手が集まる聖母学苑に1点を先制されるもくらいつく彩珠学院は、数少ないチャンスをモノにしながら何度も運に助けられ、両校譲らぬまま延長戦へ突入した。

10回表、蓮沼が明石の抜けたスライダーを捉えて貴重な追加点を挙げることに成功する。

調子を取り戻したかと思われた明石だが、既に握力がほとんど残っておらず限界を越えていた。

その裏、代打攻勢で猛攻を仕掛ける聖母学苑。

2アウト満塁の土壇場で4番の豊田を迎えた彩珠学院、鳩ヶ谷は日高と八潮に全てを託すのであった。

 

29巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

聖母学苑との死闘に決着

10回裏、2アウト満塁で4番の豊田を迎える大ピンチの場面。

日高と八潮は臆することなくインハイのストレートから入り、徹底して内角を攻める。

これまで自分で考える能力を養ってきた集大成、外角に来るであろうボールを待っていた豊田の裏を突き、最後まで内角へ。

豊田が打ち返したボールはピッチャー返しとなり、日高のグラブに当たって足元に転がる。

日高が一瞬ボールを見失いもたついているうちにランナーが一気に進塁。

ボールを拾った日高はファーストに送球するが、焦ったからかこれも上に逸れてしまう。

ファーストの行田がジャンプしてキャッチし、1塁に駆け込んできた巨体の豊田と交錯。

気合いと根性で行田はボールをこぼさず、豊田がアウトになったことで試合終了。

彩珠学院が奇跡の優勝で甲子園出場を決めたのだった。

学校を救うには甲子園での活躍が不可欠

甲子園出場を果たしたことで鳩ヶ谷の本来の役目は終わった。

ゆり子と理事長は甲子園出場をエサにより高校野球に理解のある学校法人に身売りする道を探る。

スキャンダルのもとである土壌汚染の工場跡地も彩珠学院の名義にすれば一緒に売却可能であり、さらに敷地の一部は個人所有のままにして買い上げさせれば利益も見込める…

学校の買い取り先を募るためには甲子園での活躍が必須条件。

学校一丸となって士気を高めるため、ゆり子は理事長をけしかけて祝勝会で演説をさせることに。

理事長は野球部の活躍が学校を救うことになるとアピールし、部員や父母会を盛り上げることに成功。

鳩ヶ谷だけは野球部を救ってお役後免のはずが学校のためにさらなる活躍を求められ憤っていたが、部員たちの成長や自分の野球論を甲子園で試せることへのモチベーションを認め、甲子園でも指揮を取ることを宣言するのだった。

甲子園での初戦は地元神戸代表の古豪・湊川商工に

学校を救うために甲子園に望む彩珠学院野球部は世間の注目を集め始め、いよいよ甲子園へ。

組み合わせ抽選会で初戦の相手が地元神戸代表の古豪、湊川商工に決まる。

ゆり子と蕨は桃谷から湊川商工の試合の映像を2枚入手し、鳩ヶ谷に情報を渡す。

湊川商工は今年春に指揮を執っていた長田監督が成績不振を理由にたった2年で解任され、病気を患って一線を退いていた大ベテランの有馬前監督を部長という形で復帰させていた。

いまは有馬の子飼いである垂水が監督に就任しているが、実質的な指揮は有馬である様子。

試合の営業から有馬がいなかった春と有馬が復帰した直後で全くチームになっていることに気づいた鳩ヶ谷は、有馬の情報を集めて早速対策を考えていく。

そして甲子園のグラウンドでの練習、憧れの聖地で鳩ヶ谷自らノックを受け始めるのだった。

【29巻のまとめ】

聖母学苑の猛攻を凌ぎ切り、奇跡的な優勝で甲子園出場を決めた彩珠学院。

ゆり子はそのまま甲子園での野球部の活躍から新たな学校の買い取り先を探す策を総帥に提示し、学校の未来は野球部に託されることとなった。

本来は甲子園出場を果たしたことでお役御免の鳩ヶ谷だったが、そのまま自分の野球を甲子園で試すために監督続投を決意。

甲子園初戦の相手は地元神戸代表の古豪・湊川商工に決まり、鳩ヶ谷は早速その実質的な指揮を取る有馬部長の情報を集め始めるのだった。

次巻へ続きます。

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