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前巻はこちら伽羅の戦死を代償に国王に上り詰めた貘、そして三国による統一戦争へ…『嘘喰い』36巻【ネタバレ注意】
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37巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
開戦初日はショウドが勝利
開戦1日目、テイパー軍はカメオを総大将としてショウド軍と合戦に入る。
合戦は1日1回限定、互いに申し合わせた人数でバトルするシステムであり、勝利した方には王を相手に確実に追加ダメージ1を与えることのできる「王の印」が与えられる。
王の印を集め、王をダメージで倒すことで国を落とすことができる仕組み。
一方の貘は正攻法とは別で裏工作を開始、ビオスを投じて大量の食料を買い占め、ショウドに兵糧攻めを仕掛けた。
食料危機にあえぐショウドは、さらにアズラからも奇襲を受ける。
テイパーとの合戦で戦力の半分ほどが不在にするなかでの奇襲、しかしショウドもプレイヤー全体のステータスを底上げしており、容易に奇襲を退けた。
さらにショウドは別働隊がテイパーに奇襲。
合戦でもマルコの善戦むなしくカメオがやられ、テイパーは初日で合戦に負けたうえに砦も奪われてしまったのだった。
記憶を失ったままのハル
森のなかで伽羅の腐敗した遺体を発見したハルと真鍋立会人。
2人はかつて料亭で貘が社長とハマグリの勝負を演じた際に、警察側の刺客と貘の協力者という形で会っていたものの、真鍋はハルの様子からハルが記憶を失っていることに勘づく。
そしてハルもまた、真鍋が自分が忘れてしまった過去について何か知っており、それを悟られまいとしたことを看破しつつ、次の行動に出るのであった。
外部からの協力者を手に入れたラロ
開戦2日目、食糧難とアウトローの暗躍により、ショウドを支えていた上級職が次々とこの島から脱出していく。
その裏には、貘よりも先に最初に大量の食料品を買い占めに走ったラロの仕掛けも影響していた。
ラロはさらに島の位置を特定することに成功し、協力者に上空から投下させた衛星携帯を使って外部の協力者と通信。
この別働隊のリーダーであるトルベがオフプロの島に食糧を運ぶ輸送船を次々と沈め、意図的に食糧危機を煽っていたのである。
アズラの都市は一般職どころか市民もおらず、呆けた奴隷がいるだけという退廃的な状況。
合戦ではもはやアズラに勝ち目はなく、ショウドとテイパーがぶつかり合うなか、のぶ子のもとに「食糧が入った」との速報が届く。
ラロは食糧価格が暴騰したタイミングを狙って買い占めた分を流すことでビオスを大量に稼ぎ出した。
ラロの衛星携帯に気づいた賭郎はすぐにその通信をシャットアウトするが、ラロもそこまでは織り込み済みで複数の通信手段を確保。
賭郎はラロが手配した不法入卍者を見つけ次第粛清することになるのであった。
麻薬でプレイヤーのタガが外れる
ラロがショウドに流した食糧には、麻薬が混入されていた。
のぶ子を含め食料に飛びついたショウドのプレイヤーたちは次々と錯乱していく。
テイパーは貘が買い占めていた食糧で難を逃れ、麻薬の効果もすぐに切れたものの、これによって一般プレイヤーたちのタガが外れゲームが崩壊に向かうのであった。
テイパー壊滅、貘は逃亡へ
その頃、運営でも管理者の台場が謎の紙幣を手に入れ、さらに別の調整者のシングルタスクを召集させようとしているのを円堂が知る。
12月22日、チャンプとりゅうせいが闘技場でレベル80の上級職となるなか、貘は先にショウドを落とす覚悟を決め、23日にはさらにチャンプたちを闘技場でのスペシャルイベントに出場させてレベル上げを狙うことに。
ところが迎えた23日にアズラが動き出し、アズラの奴隷たちによってテイパーが壊滅したとの知らせが入った。
ラロは食糧危機で稼ぎ出した大量のビオスを使い、HP2以下の時に攻撃されるとHPが全快する高額アイテム「不屈の鎧」を奴隷たちに装備させ、まるでゾンビのように死なない奴隷軍を作り上げていたのである。
テイパーのプレイヤーたちはなす術なく壊滅し、カメオもやられるなか、貘は一目散に城から脱出し逃亡するのであった。
貘の罠にハマったラロ
23日、逃亡していた貘はラロに捕捉されてしまう。
ラロの攻撃でHPがゼロとなった貘はここで敗退、ラロはこのままショウドを落とせば皇帝となる…はずだった。
しかしこれは貘の罠。
既にショウドを落としていた貘がラロにやられたことで三国統一が達成され、ラロがこの時点で皇帝となったのである。
皇帝が誕生したことでこの島はこれから1週間のカイザーフェスタが開かれ、卍勝負のリミットである翌31日にはゲームがリセット、選民を経て新たなゲームが始まる。
そして選民では前皇帝は王に選ばれないのがルール。
つまりラロは王でない身分から1日で皇帝になるしかなく、事実上ラロの勝利が消えてしまったのである。
貘はここまでの合戦を利用してさりげなくこの23日に攻め込まれるように誘導、さらにアウトローを使って上級職を片っ端からターゲットに狙い、選民後に王となる候補を貘・チャンプ・りゅうせいの3人組で固める作戦を仕込んでいたのであった。
卍勝負での敗北が濃厚となったいま、ラロは力尽くでこの勝負をひっくり返すべく動き出す。
と、ここで台場が賭郎の黒服を狙った電気ショックを行い、この混乱から各所で展開が加速。
魔の1週間が始まるのであった。
賭郎、アイデアル、運営の三つ巴の争いへ
貘の指示でショウドを落としていた梶が戻り、いち早くキーマンとなるチャンプとりゅうせいを連れて避難を開始。
他方、ラロの指示で船を沈めていたトルベも島への上陸へ、その沈めた船にはハルが予め呼んでいた額人の姿もある。
ラロは力尽くで立会人の殲滅に目標変更する一方、管理者の台場は海上保安庁の巡視船による監視が強化されている状況を受け、島を守る為に賭郎を手中に収めようと弥鱈立会人を拘束。
台場はシングルタスクの荒波田に命じて賭郎お屋形様であるハルの拘束へ。
しかし賭郎はただの暴力に屈する組織ではない。
ラロの協力者が電気ショックによる隙を突いて南方立会人を銃撃するが、そこに能輪立会人が合流する。
能輪は含み針や、実は誰にも明かしていないが普通に歩けるという切り札を使って虚を突き、その協力者を撃破した。
ところがラロの協力者は続々と入島し、伝説の暗殺者・百龍を始めとする別働隊が動き出す。
不法入島者の存在を知った台場はプレイヤーのデータを警備隊のタブレットに配布し、それ以外の者のBANを決定。
不法入卍者の粛清を狙う賭郎、運営の支配と賭郎の殲滅を狙うラロ派、不法入島者のBANを狙う運営の三つ巴の争いが始まるのであった。
【37巻のまとめ】
統一戦争はラロが勝利し皇帝の座を勝ち取った。
しかしそれこそが貘の罠、あえてこのタイミングで皇帝の座を掴ませることによって最終日の直前にゲームがリセットされるように仕向けていたのである。
勝利が遠のくなか、力尽くでゲームをひっくり返そうとするラロは外部の協力者を呼び込んで運営の支配と賭郎の殲滅を、運営は賭郎に牙を剥きつつ不法入島者のBANを、賭郎は不法入卍者の粛清を狙い、三つ巴の争いが始まるのであった。
次巻へ続きます。
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