後輩の高橋に騙されて裏社会を知り、浅村と出会った野々宮。
野々宮は未成年の援デリ少女、結衣と惹かれあい同棲を開始して人生が活気づいていく。
しかし高橋は援デリでの火遊びがたたり、結衣やヤクザにハメられて罰金を背負ってしまう。
高橋は怒りの矛先を自分をハメた結衣に向けながら、会社の経理部の山崎陽子をたぶらかして会社の金を盗み出した。
一方、結衣と幸せな生活をスタートした野々宮だったが、援デリグループのリーダーである結衣へ無茶な要求が入り、ついに親友の亜海がサイコ客によって重傷を負ってしまう。
足を洗うには300万を村田へ払わなければならず、赤ちゃんも諦めるしかない。
そんな結衣を守る決心を固めた野々宮だったが、会社からの現金窃盗の容疑者として疑われてしまうのだった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
結衣を守る決意を固めた野々宮。しかし出社すると、社内の様子がおかしい。
高橋は社内の事情聴取で野々宮に強要されたと嘘の証言をしたのである。
〈高橋が嘘の証言 [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
野々宮は知らないうちに会社の金庫から金を盗んだ犯人とされていた。
野々宮は上司の尋問の口調から、高橋が関与していることに勘付く。
さすがに防犯カメラなどをしっかりと調べれば野々宮が無関係なことは明らかだが、社内には不信感が広まっていた。
〈野々宮に疑いの目が向く [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
さらに野々宮に追い打ちをかける出来事が。
会社から帰ると、部屋が荒らされていたのである。
壁には「ヒーロー君へ 仲良くしろよ」という嫌がらせのメッセージ。
〈さらに部屋が荒らされる [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
明らかに村田の仕業だった。
野々宮は結衣を連れてラブホテルなどで外泊中心の生活を送ることを決めるのだった。
高橋は村田と組むことに
一方、金を盗むことに成功した高橋。
罰金だった150万を村田に差し出すと、村田からは野々宮の名刺と「俺と組まねぇか?」という誘いを受ける。
〈村田と高橋が手を組む [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
追い込まれる野々宮
村田の嫌がらせや社内の冷たい目にも負けずに仕事に打ち込む野々宮だったが、仕事中にも村田の嫌がらせは続く。
これから結衣を襲うような口ぶりで電話をかけ、焦る野々宮。
さらに、村田と組んだ高橋は野々宮と結衣が一緒にラブホテルから出てくるところを盗撮し、会社の上司に密告していた。
〈結衣との写真が密告される [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
野々宮は客観的に自分の無実を立証することができず、追い出し部屋への異動を命じられてしまう。
うまく野々宮をハメた高橋。
さらに村田と共謀し、結衣をさらって野々宮を誘き出し、金をむしり取る計画を立てる。
このとき高橋は高橋で、野々宮から金を奪い、結衣と野々宮と一緒に村田も一緒に殺して金を独り占めすることを目論んでいた。
今まで築いてきたすべてが崩れ去り、道端に座り込む野々宮。
そこに村田の手下たちが現れる。
野々宮は吹っ切れた表情で喧嘩を仕掛けた。
その現場を浅村とその一味である愛場(※前作参照)が目撃。
〈再び浅村と愛場が登場 [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
警察も駆けつけるが、野々宮に浅からぬ運命を感じた浅村が割って入り、野々宮は事なきを得た。
落ち込む野々宮を前に、浅村は拠点としているネカフェを紹介する。
拉致される結衣
一方、結衣はどうしても亜海に謝るため、夜の病院へ侵入する。
外壁のパイプをよじ登って亜海の部屋にたどり着く結衣。
亜海は身体を切り刻まれ、子供を産めるかもわからない身体になっていた。
〈重傷を負った亜海 [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
絶望する亜海に泣きながら謝る結衣。
亜海は償いとして「子供を私にも育てさせろ!」と言って結衣を許すのだった。
胸のつかえが降りた結衣は、病院からの帰りに野々宮に電話し、すべてを洗いざらい警察に話す決意を固める。
しかしそこに高橋の魔の手が。
結衣を尾行していた高橋によって、結衣は拉致されてしまった。
〈結衣が高橋に拉致される [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
電話でそれを知った野々宮の怒りが爆発し、浅村もその様子を見て野々宮に期待を込める。
野々宮と高橋の決闘
結衣を拉致した高橋は、村田の指示を無視して拠点としていたぼったくりバーに監禁する。
高橋は結衣を凌辱・拷問し、銀行口座の暗証番号を聞き出そうとしていた。
〈結衣から暗証番号を聞き出す高橋 [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
しかし結衣は殴られても口を割らず、嘘の暗証番号を教える。
高橋ともう一人が金を引き出しに行った隙に、結衣は自力で見張りの男を倒し、脱出を図る。
金を引き出せなかった高橋は、動揺する共犯の男をナイフで刺してバーへ急いで戻っていく。
結衣は脱出する前に高橋に見つかり、もみ合いに。
結衣は高橋の腕をナイフで刺して扉を閉め、立て篭もろうとする。
野々宮に電話で助けを求めようとする結衣だったが、高橋もドアを強引に破って押し入ってきた。
完全にキレている高橋。しかしそこに野々宮が到着。
高橋が野々宮の腕にナイフを突き立てるが、怒りが爆発していた野々宮は動じない。
完全にブチギレた2人の喧嘩に発展していくのだった。
〈野々宮と高橋の本気喧嘩へ [東京闇虫2 3巻](c)白泉社/本田優貴〉
【3巻のまとめ】
高橋と村田に嫌がらせを受ける野々宮は、追い込まれたところで浅村と再会を果たす。
結衣が高橋に拉致されたことで野々宮の怒りが爆発。
野々宮は結衣を助けに向かい、高橋との決闘に発展していく。
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