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策謀渦巻く迷宮、マルコと箕輪の激闘、予定外の介入者が仕掛けた罠『嘘喰い』12巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

多重債務者の冴えない青年・梶隆臣はひょんなことから凄腕のギャンブラー・斑目貘と出会い、行動を共にするようになる。

さらに梶は命すら対価にするギャンブルや、それを成立させるために立会人を派遣する中立の秘密組織「賭郎」の存在を知り、廃ビルでの命懸けの脱出勝負に勝った貘は、全てを凌駕する暴力を持つ別人格の怪物・ロデムを宿すマルコを仲間に加え、賭郎の会員権や大金を得た。

賭郎の会員権を梶に譲った貘はさらに賭郎の能輪立会人の手配で新たな賭郎勝負の場を設定してもらうこととなり、貘と顔なじみである立会人の夜行妃古壱が梶の専属につくなか、富士山中のトンネルでテロリストの佐田国との賭郎勝負に臨む。

この勝負を制し、お屋形様と取引した貘は再び賭郎会員に復帰した。

しかしその裏ではお屋形様の思惑通り警察以上の力を持つ新組織成立へと動き始めており、さらに賭郎の乗っ取りを企む米国の犯罪組織「アイデアル」も実行部隊リーダーである暗殺者カラカルが暗躍する。

梶は警察とグルになって未解決事件の犯人をでっち上げるための迷宮ギャンブルに何も知らないまま負け、重大事件の日のアリバイを奪われてカールや伽羅と共に潜伏生活を送ることに。

しかし梶がハメられたことを知った貘はこのゲームの仕組みを逆手に取って自分が屋形越えに失敗した事実を無かったことにし、さらにイカサマを読み切って勝利を手繰り寄せ、貘は梶が取られたアリバイも含め、合計11億円とこの迷宮ギャンブルに関与していた警察関係者の名前として天真という男の名前を得た。

だがその刹那、貘の命を狙ってその天真とその部下である密葬課の箕輪が現れる。

貘も有事に備えてマルコを呼び寄せており、互いの思惑がぶつかり合うなか、この迷宮ギャンブルの関係者のデータが入ったLファイルを賭けて門倉が仕切る実物の迷宮がスタート。

貘・マルコ・天真・箕輪の4人が同時に挑む新たな勝負。

スタート地点で天真と同じ位置に配置された貘は早速駆け引きを仕掛けるが、天真には通用しない様子。

ノーヒントの状態でも貘の嘘を見抜いた天真は、これまでにない強さを持っているのであった。

 

12巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

運営室にも新たな邪魔者が現れる

少ないヒントを紐解きながら迷路を進む貘は、3つの扉を進んだところで壁に阻まれる。

一方のマルコはゲームのルールをよく理解しておらず、本能で進むのみ。

各プレイヤーとも失敗を重ねながら迷宮を進むなか、天真が奇妙な行動を取っていることに賭郎の黒服が気づいた。

しかしちょうどそこに門倉と因縁の仲である警視正の南方 恭次が迷宮の運営室に乗り込む。

南方はあっさりと引き下がるが、門倉は不穏な空気を察知。

その予感が的中するように南方はこの迷宮にある仕掛けを施しており、そしてここから勝負が大きく動き始めるのであった。

門倉と南方の過去の因縁

門倉は学生の頃から既に統制や実行力を兼ね備え、16歳にして暴力団にも負けず街を牛耳る不良軍団のトップを張っていた。

当時、同じ街にはもう1つ同じような不良軍団が存在しており、そのトップが南方。

当然のように2つのグループは衝突し、門倉と南方は初対面にして命懸けのタイマンをするほどの因縁があるのだった。

貘と箕輪が迷宮内で遭遇

南方が何かを仕掛けたことに気付いた門倉だが、ちょうどE5セルで貘と箕輪が遭遇する。

互いにポイントを提示することとなるが、貘はここで負ければ即蹂躙されて殺される危険な状況。

箕輪は威圧しながら貘のポイントを消費させつつ自分は最小限の1ポイントを提示する作戦に出ていた。

そして両者提示の結果、上回ったのは貘。

作戦成功を感じ取る箕輪には笑みがこぼれるが、焦るフリをしている貘はその作戦を読み切り、2ポイントの消費のみで完璧に乗り切ったのだった。

マルコvs箕輪

迷路を進みつつ謎を8割がた解いていく貘。

道はおそらく一本道で、扉は一方からロックされていても逆の部屋からなら通行でき、同じ部屋を二度通ることもある。

他方、天真だけはスタートした部屋を拠点に同じ部屋を行き交っているだけで大幅な遅れを取っていた。

そして今度はE6でマルコと箕輪が遭遇。

箕輪は勝負を避けるためといって引き分けを提案しながら、マルコを出し抜いて提示ポイントで上回る。

一方的に箕輪が蹂躙し、マルコは重傷を追った。

箕輪はなぜか貘やマルコの情報もおぼろげながら知りつつ迷路を進むが、怒りに燃えるマルコは自分のターンで本能だけで来た道を逆走、再び箕輪と対峙するのであった。

貘が迷路の法則に気付くが…

迷路を進むうちに最初に立ち入ったF3セルに辿り着いた貘は、予め隠しておいたケータイを回収。

そこで梶に対して「梶がアリバイを取られた2004年11月5日の事件の真犯人の情報を掴んだ」(前巻でLファイルの真偽を確認する際の賭郎の会話を盗み聞きしていた)とメールする。

さらにずっと回していたケータイの録音を聞きながらこれまでの情報をまとめ、迷路の法則に手をかけた。

そして貘が法則を解き明かし、ゴール地点まで3つのルートにまで絞り込む。

鍵を握るのはD2のセル。

そこから右に抜ければ一本道だが、左に抜ければその先にさらに2択が待っている。

順調に歩みを進める貘、ところがその途上にあるC3セルに仕掛けられた罠が牙を剥くのであった。

マルコvs箕輪 再戦

箕輪とマルコは偶然にも同じポイントを提示し、怪物同士の激突と相成る。

箕輪はかつて中国の伝説の殺し屋・白龍を一方的に蹂躙するほど桁違いの身体能力と筋力を持つ超人。

ミオスタチン(筋肉の成長抑制因子)遺伝子の突然変異と高密度に圧縮された生来の筋骨により、異常なまでの力と頑強な肉体を持っていた。

既にダメージがあるマルコは劣勢に立たされるも、死の淵に立った際にロデムに人格を乗っ取られることなく内に秘めた暴力が発現。

反撃で箕輪にも重傷を負わせ、引き分けへと持ち込むのであった。

南方が仕掛けた罠に貘がかかった

C3セルは南方が仕掛けを施した場所であり、貘がその隣のC2セルに足を踏み入れた際、その罠が発現する。

空気が吸い込まれるような感覚の後、猛烈な吐き気に襲われた貘は意識が混濁しながら慌てて別の扉を目指すことに。

黒服たちがようやく異常に気付くなか、南方がC3セルを一度浸水させていたことにいち早く気づいていた門倉は運営室を離れ、南方のもとへ。

賭郎の勝負に介入した南方に対し、門倉が力尽くでの粛清に挑むのであった。

【12巻のまとめ】

門倉と過去に因縁のある警視正の南方も勝負に介入し、門倉の知らぬうちに迷宮に罠を仕掛けていた。

他方、迷宮内で遭遇したマルコと箕輪は壮絶な戦いを繰り広げ、互いに大きなダメージを追うこととなった。

天真が不穏な動きを見せるなか、貘は着実に迷路の謎を解き明かす。

しかしゴールを目指して進む貘は南方が仕掛けた罠にかかってしまった。

勝負に介入した南方を粛清すべく、門倉が動くのであった。

次巻へ続きます。

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