藤沼悟にはリバイバルというタイムリープ出来る不思議な能力がある。
悟は母佐知子が殺害された事件をきっかけに1988年へリバイバルする。
悟は1988年で起きる連続誘拐事件を未然に防ぐことに成功するが、真犯人の八代に川へ突き落され、一命は取りとめるものの15年間眠り続ける。
目を覚ました時、悟は事件に関する記憶を失っていた。
悟は愛梨と再会し記憶を断片的に取り戻すが、愛梨は悟のことを覚えていない。
悟は何も告げずに愛梨と別れた。
悟はさざんかの集いで八代と17年ぶりに再会。
八代は悟と心中しようとするが失敗し、逮捕され死刑囚となった。
月日は流れ、悟の家族や友人たちは誰も殺されることなく幸せな生活を送っている。
悟もまた愛梨と再会し、新たな未来が始まろうとしていた。
それでは9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
(9巻は本編とは別に描かれたアナザーストーリーです)
止まってしまった時間
悟が川に落ちて意識不明になった日から、雛月の時間は止まっているようだった。
雛月は何事もなかったかのように寝たきりの悟へ話しかけ続けた。
中学生になっても部活に入らず、放課後は毎日悟がいる病院へ行った。
雛月の決意
ある日雛月がいつものように病院へ行くと、悟の病室は空っぽになっていた。
ケンヤは雛月に悟が転院したことを告げ、佐知子から預かった手紙を渡した。
佐知子の手紙には雛月に今を生きて、未来を大切にしてほしいと記されていた。
雛月はその想いが痛いほど分かった。
悟と佐知子への感謝を忘れず、雛月は前を向いて生きていくことを決めた。
ケンヤの道しるべ
ケンヤは家も裕福で勉強も運動も出来たが、人付き合いは苦手だった。
カズに誘われていったアジトでヒロミに将棋で21連敗したことをきっかけに、ケンヤはアジトのメンバーになる。
ケンヤはクラスメイトの雛月が虐待されていることに気が付いていたが、何も行動を起こせずにいた。
しかし悟が雛月を救っていくのを見て、ケンヤは悟に憧れ、仲間の大切さを知った。
悟が川に落ちて意識を失った日、ケンヤは道しるべを失い、どうして良いのか分からなくなった。
ケンヤは弁護士の父の書斎で、悟の事件の資料を発見する。
資料に写っていた車が、八代の物だと気が付いたが信じられなかった。
ケンヤは悟と、そして八代を追うようにして関東の大学へ進学した。
悟が目覚めたと聞いたとき、目の前の道は光輝いて見えた。
ついにあの日の続きが始まるのだ。
佐知子の育児日記
2度目のリバイバルの時、佐知子は悟の成長に日々驚いていた。
佐知子は離婚し悟から父親を奪ったことに後ろめたさを感じていた。
しかし悟は優しい子に育ち、必死に雛月を救おうと行動している。
佐知子は悟を誇らしく思い、2人を守ることが自分の務めだと感じた。
2度目の出会い
愛梨は上司にデザイン事務所の仕事は向いていないと言われ、勢いで辞めてしまう。
姉に励まされ、また一から頑張ろうと決意する愛梨。
しかし上司は自分の事務所には向いていないと言っただけで本当は愛梨の写真を認めていて、他の写真家に愛梨のことを紹介してくれていた。
そのことを愛梨が知るのは明日になるであろう。
雪が降ってきた、次に会う人には笑顔で話し掛けよう、そう決めて歩いていると橋の下に人影が見えた。
愛梨は吸い寄せられるようにその人影に向かって走った。
笑顔で声をかけた相手は悟なのだった。
【9巻のまとめ】
雛月・ケンヤ・佐知子は悟がリバイバルしている間、眠っている間、意識を取り戻してからもそれぞれの日々を歩んでいた。
それぞれの悟への気持ちがあった。
愛梨は悟とは今出会ったばかりだ。
それぞれの続きが今始まった。
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参考過去に戻り自分と周囲の人々を襲う悲劇を回避するタイムリープサスペンス『僕だけがいない街』全9巻【ネタバレ注意】
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